がん消滅の罠 の商品レビュー
医療ミステリーではあるが、新しい感じがした。かなりの専門知識を駆使して納得させてしまうような所がある。キャラクターの味が薄い感はあるが、隠された謎に惹きつけられ読んでいく。最後の1文のどんでん返しは、びっくりしたが、だから何?という気がした。
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医療ミステリーってどうしても専門用語とかが多くて、ちょっと読み進めにくいなぁという印象が拭えませんでした。 トリック自体はなるほどーと思ったし、ラスト1行の驚愕もなかなかのインパクトだったので、面白かったんですけどね。 引き込む力は少し弱かった様に思います。 続編も予定しているそ...
医療ミステリーってどうしても専門用語とかが多くて、ちょっと読み進めにくいなぁという印象が拭えませんでした。 トリック自体はなるほどーと思ったし、ラスト1行の驚愕もなかなかのインパクトだったので、面白かったんですけどね。 引き込む力は少し弱かった様に思います。 続編も予定しているそうなので、スッキリしなかった部分は続編に期待です!
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実は好きな医療ミステリーもの。 出版に当たりオリジナルから改題されたタイトルは最近の新書並みにベタ過ぎてちょっと引くけれども、設定や掴みは充分アトラクティヴで、読み易さも抜群だ。 ただ大枠のカラクリは中盤に至るまでに凡そ想像がつき、端緒となる黒幕の動機付けについても説得力が乏しい...
実は好きな医療ミステリーもの。 出版に当たりオリジナルから改題されたタイトルは最近の新書並みにベタ過ぎてちょっと引くけれども、設定や掴みは充分アトラクティヴで、読み易さも抜群だ。 ただ大枠のカラクリは中盤に至るまでに凡そ想像がつき、端緒となる黒幕の動機付けについても説得力が乏しいと感じた。 さらに登場人物のキャラクター描写とダイアローグ部分に関しても弱いのでは、とか、終盤の大展開も一気に苦しくなったなおい…、などと思いはしたのだが、実際に医療に携わってきた著者だからこそ綴れる、リアルな癌治療の現場が放つ惹起力に敬意を表して、甘めの星4つ。 私自身、そろそろ40半ばの声を聞こうかという今のタイミング、大きな病気も他人事じゃないぞと切迫しつつある時に読んだという点も大きかったのかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
がん消滅の方法については面白く読めた。医学用語が結構多いが、それぞれに説明してありさきの視点ぐらいが一般的なレベルでわかりやすい。 人間関係の複雑さがかなり混ざり合っていて、最後の方はここもか!!っていう部分に驚かされた。羽島とえりかの関係、先生の親子関係。宇垣先生との親子関係はここもか!って思った。
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余命半年の宣告を受けたがん患者が、生前給付の保険金を受け取った後も生存しているばかりでなく、がんが消滅するという案件が続発する。この不可思議ながん消滅ーー殺人事件ならぬ「活人事件」はどうして起こっているのか。 このミス大賞受賞作ということで期待して読んだ作品。 医療ミステリーにあ...
余命半年の宣告を受けたがん患者が、生前給付の保険金を受け取った後も生存しているばかりでなく、がんが消滅するという案件が続発する。この不可思議ながん消滅ーー殺人事件ならぬ「活人事件」はどうして起こっているのか。 このミス大賞受賞作ということで期待して読んだ作品。 医療ミステリーにありがちな説明調の展開に加え、登場人物のキャラに今一つ魅力が感じられないうえ、肝心のミステリーと呼ばれる部分の真相が雑多な感じがするところが残念。 ラスト1行の驚愕も狙ったのだろうけど、これも何だかよくわからなかった。 トリックや動機にも無理があるような気がするが、選考委員が絶賛しているからいいのかな~。
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面白いけどグッと引き込まれるほどのものはなく…。 大賞受賞だし、最高の~なんて押し文句に釣られて読んだけど、続編あっても読むかどうか…。
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これは大森望さんほめすぎでしょ。確かにがん消滅というメインの謎は魅力十分だけど、「史上最高レベルの医療本格ミステリー」などと絶賛されると、逆にあら探ししたい気持ちになってしまう。 トリック一発!という感じではなく、層を重ねた作りであるところはいいけれど、「真相」がわりとあっけな...
これは大森望さんほめすぎでしょ。確かにがん消滅というメインの謎は魅力十分だけど、「史上最高レベルの医療本格ミステリー」などと絶賛されると、逆にあら探ししたい気持ちになってしまう。 トリック一発!という感じではなく、層を重ねた作りであるところはいいけれど、「真相」がわりとあっけない。それに、それはちょっと不自然では?ということがあってすっきりしない(「彼女」が誰だかずっとわからなかったこととか、最後に出てくる「実験」ってバレずにできるものなのかとか)。 この分野ってどうしても海棠尊と比べてしまう。デビュー作から確固たる世界があった海棠尊ってたいしたものだなあと思った。
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成る程。 これは確かに医師でないと書けないな。 詳しい説明はわかったようなわからないような? だったけど興味深かく読みました。 こういう事って、実際やろうと思えばできちゃうんだろうね。 恐いな。 ただ、(この話の中の状態での)ガンの寛解は、絶対ないとは言いきれないがまずあり得...
成る程。 これは確かに医師でないと書けないな。 詳しい説明はわかったようなわからないような? だったけど興味深かく読みました。 こういう事って、実際やろうと思えばできちゃうんだろうね。 恐いな。 ただ、(この話の中の状態での)ガンの寛解は、絶対ないとは言いきれないがまずあり得ない と言い切られてしまうのはツライものがある。
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じれったいというか、まどろっこしいと言うか、そんな部分が多かった。またプロフェッショナルな表現が、一般人(私も含めて)には理解しにくかったかな。 表紙装丁はダイレクトすぎる。
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面白かった。一気読み。医療の専門性をふんだんに盛り込んでいるのに、苦痛にならなずに読む事ができる。 二つのミステリーが怪しい医療機関で交錯し、着地地点はどうなるのだろうか?と思いながら読み進めていたら、後半の加速度は想像以上で、登場人物たちのキャラの薄さを補って余りある面白さでし...
面白かった。一気読み。医療の専門性をふんだんに盛り込んでいるのに、苦痛にならなずに読む事ができる。 二つのミステリーが怪しい医療機関で交錯し、着地地点はどうなるのだろうか?と思いながら読み進めていたら、後半の加速度は想像以上で、登場人物たちのキャラの薄さを補って余りある面白さでした。
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