三鬼 の商品レビュー
おくらさま 美仙屋の娘は美人揃い けれどもおくらさまの呪いがかかっている お店をとるか、娘をとるか、親は決断を迫られる
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新刊出てるなーと思っていたのですが、こちらをまだ読んでいなかった。気づかなかった。 第一話 迷いの旅籠 第二話 食客ひだる神 第三話 三鬼 第四話 おくらさま の四話。 どれも切ない感じでとても良かった。 小旦那も、瓢箪古堂の若旦那も好きなキャラです。
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この4巻を読まずに5巻を先に読んでた。 ひとつひとつはほぼ完結してるからいいようだけど、ここを経ての5巻なので、読んでみて腑に落ちることもいくつかあった。 「三鬼」…あまりの貧しさに人を食べてしまってたりして鬼なのかと思ったのは深読みしすぎでしたね。
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作品紹介・あらすじ 待望の最新作は冬に贈る怪談語り、変わり百物語。 鬼は人から真実を引き出す。人は罪を犯すものだから。不思議な話に心がふるえ、身が浄められる。 江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん"のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百...
作品紹介・あらすじ 待望の最新作は冬に贈る怪談語り、変わり百物語。 鬼は人から真実を引き出す。人は罪を犯すものだから。不思議な話に心がふるえ、身が浄められる。 江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん"のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。訪れる客は、村でただ一人お化けを見たという百姓の娘に、夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋、山陰の小藩の元江戸家老、心の時を十四歳で止めた老婆。亡者、憑き神、家の守り神、とあの世やあやかしの者を通して、せつない話、こわい話、悲しい話を語りだす。 「もう、胸を塞ぐものはない」それぞれの客の身の処し方に感じ入る、聞き手のおちかの身にもやがて心ゆれる出来事が…… 第一話 迷いの旅籠 第二話 食客ひだる神 第三話 三鬼 第四話 おくらさま 平成30年9月26日~10月1日
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「聞いて聞き捨て、語って語り捨て」。 黒白の間で繰り広げられる、怪しく、 悲しく、切ない語りの数々。 三島屋のおちかが、お話をうかがいます。 宮部みゆきさんの時代小説で活躍する 女の子たちが好きだ。 おきゃんで、気が強く、ちょっとやそっとではへこたれない。 だが、心優し...
「聞いて聞き捨て、語って語り捨て」。 黒白の間で繰り広げられる、怪しく、 悲しく、切ない語りの数々。 三島屋のおちかが、お話をうかがいます。 宮部みゆきさんの時代小説で活躍する 女の子たちが好きだ。 おきゃんで、気が強く、ちょっとやそっとではへこたれない。 だが、心優しい彼女たち。 中でも、「ガンバレ」と応援に力が入ってしまうのが 「霊験お初捕物控」シリーズのお初。 賢くて、かわいくて、タフな女の子だ。 そして、「三島屋変調百物語」シリーズのヒロイン、 おちかも、忘れてはいけない。 もともと、川崎、旅籠の娘だったが、 辛い出来事があり、自らを責めて、前を向くことをやめてしまった。 そんなおちかを心配する江戸の叔父は彼女を引き取り、 そして、ある出来事をきっかけに、 江戸の怪奇話を聞き取る役目を、おちかに言いつける。 三島屋の「黒白の間」で繰り広げられる百物語。 聞いて聞き捨て、語って語り捨てが唯一のルール。 客は、他者には見せたくない、だが、一人で抱えているのは 辛すぎる、そんな物語を吐き出す。 この作品は、その4作目。 「迷いの旅籠」「食客ひだる神」「三鬼」「おくらさま」の 4編が収録されている。 悲しい、切ない部分がある語りの中で、 「食客ひだる神」は「あんじゅう」を思わせ、 愛おしい、ほのぼのとした感覚が心に残った。
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ひだる神 山道や野道で行き倒れて死んだ者の霊 急に激しい空腹を覚えその場から動けなくなる 何か少し食べ物を口に入れれば良い ひだる神のダイエット。
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三島屋変調百物語の4冊目。 中編が4本入った充実した内容です。 神田の人気ある袋物屋「三島屋」では、変わり百物語も評判となっていました。 不思議な経験を語りたい人を一度に一人ずつ迎え、姪のおちかが一人で話を聞き、おちかが叔父に一通り話した後は、「話して話し捨て、聞いて聞き捨て」...
三島屋変調百物語の4冊目。 中編が4本入った充実した内容です。 神田の人気ある袋物屋「三島屋」では、変わり百物語も評判となっていました。 不思議な経験を語りたい人を一度に一人ずつ迎え、姪のおちかが一人で話を聞き、おちかが叔父に一通り話した後は、「話して話し捨て、聞いて聞き捨て」というお約束。 第一話 迷いの旅籠 名主と共に村から出てきた百姓の女の子が語ったのは、幽霊を見た話。 先祖を迎える行灯祭りが禁じられてしまったため、村外れの空き家を行灯に見立てて飾る行事が行われました。 ところがそこへ、亡くなった人が姿を見せてしかも留まり‥? 第二話 食客ひだる神 箱根の七湯巡りをした夫婦に、ひだる神が取り憑いた? 商売は繁盛するが‥ 気のいい夫婦はついに? 微笑ましい成り行き。 第三話 三鬼 お武家のしかもとある藩の江戸家老という大人の男性の訪問。 若い頃に左遷されて北部の寒村へ赴任した。 閑職のようだが、逃散もあったり獣害の危険もある土地で、腕が立つ侍がいる必要があったのだ‥ 貧しい郷の悲惨な現実を思わせます。 第四話 おくらさま 島田髷を結い、娘のような振り袖を着た老女が登場。 生家では「おくらさま」に毎日捧げ物をしていたと。 だがそのために、犠牲になり‥? 姿の消えた老女が何者だったか、探し始めるおちか達。 おちかの身の上にも変化が起きるかもしれない、という思わぬ出会いがあります。 素直な若い娘には辛すぎる過去を抱えたおちか。 作品も中編にしておくにはもったいないような重みがありますが、これぐらい世間の広さ深さを感じることでやっと、おちかも少しは気持ちを立て直せるのでしょうか。 幸せを祈ります。
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三島屋おちかの百物語シリーズ。従兄も帰ってきて賑やかになりつつ、去ってゆく人もまたあり。青野先生好きだったのだが… ひだる神、おくらさまは、恐ろしい部分もありつつ、温かい部分もあってよかった。ひだるさんは、あんじゅうに出てきた怪物?と被る部分があったが。迷いの旅籠は、あまり好きになれなかったが、標題作の三鬼は、せつなくも考えさせられる話であったが、利三郎と清左衛門の関係はなかなか素敵。
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図書館より。 ヤバイ、面白すぎて一気読み。やっぱり宮部みゆき先生の本は読みやすいし面白いなぁ。 そういえば、ちょっぴりコイバナもあったかな?と思いつつ(笑)、ラストでは別離。この人は本命じゃなかったと言うことか。あまり恋愛要素は求めていないんだけど、あったらあったでいいスパイスになるから、やっぱり面白い!(笑) 続きも読めることを楽しみにしています。
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