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応仁の乱 の商品レビュー

3.6

178件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    67

  3. 3つ

    50

  4. 2つ

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2018/02/03

本書の前書きでは東洋史家の内藤湖南の、現在の日本と関係があるのは「応仁の乱」以後で、それ以前の歴史は外国の歴史と同じ、という発言を引用し、応仁の乱の重要性を訴えている。 一方で、応仁の乱の難解性も指摘しており、本書では興福寺の経覚と尋尊が残した史料を中心に、応仁の乱を解説している...

本書の前書きでは東洋史家の内藤湖南の、現在の日本と関係があるのは「応仁の乱」以後で、それ以前の歴史は外国の歴史と同じ、という発言を引用し、応仁の乱の重要性を訴えている。 一方で、応仁の乱の難解性も指摘しており、本書では興福寺の経覚と尋尊が残した史料を中心に、応仁の乱を解説している。 たしかに、自分も応仁の乱と言われても、「人よむなしく応仁の乱」と覚えた程度で、歴史小説でお目にかかったこともなく、これまで興味を示したこともなかった。 今回本書によって、応仁の乱の前後の時勢も含めて詳細に認識することができたことは大きな知識となった。 特に応仁の乱の以後は大名が京都から去って自国に戻ってしまい、幕府の求心力がさらに低下し、それがその後の戦国時代につながっていったということは時代の転換点として非常に興味深い見解であった。

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2018/01/28

やっと読み終わった・・・ 人が・・・人が多すぎる・・・ 隠居したと思ったら復活する坊さんとか・・・ でも、日野富子が引き起こした なんだか長い戦争ではなかったということはわかった。 応仁の乱が一つの転換期になったというのには納得。 でもでも、これを自分で誰かに説明するのは無...

やっと読み終わった・・・ 人が・・・人が多すぎる・・・ 隠居したと思ったら復活する坊さんとか・・・ でも、日野富子が引き起こした なんだか長い戦争ではなかったということはわかった。 応仁の乱が一つの転換期になったというのには納得。 でもでも、これを自分で誰かに説明するのは無理だ。 呉座さん、半端ないっす。

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2018/01/18

話題だから買ってみたが、そもそも応仁の乱に興味がないからか、読み切れなかった。テーマがある歴史の本を読む人でも、この時代の日本史が好きでないと、興味が湧かないと思う。

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2018/01/07

話題になっているということで手に取った本。 呉座さんの本は2冊め。 奈良・興福寺の二人の僧侶の日記を中心的な資料としつつ、応仁の乱の流れを奈良(大和国)の情勢とあわせて追っていく。 日本史、高校で1年だけやってたけど、ご多分に漏れず応仁の乱って結局なんなのかよくわかってなかった...

話題になっているということで手に取った本。 呉座さんの本は2冊め。 奈良・興福寺の二人の僧侶の日記を中心的な資料としつつ、応仁の乱の流れを奈良(大和国)の情勢とあわせて追っていく。 日本史、高校で1年だけやってたけど、ご多分に漏れず応仁の乱って結局なんなのかよくわかってなかったので、この本でやっとわかった気はする。

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2018/01/03

2017年流行った本だし、日本史好きとしては読んどかないとと読んでみた。 でも、これがなんで流行ったのかわからない。 応仁の乱と同じようにだらだらと書かれた本に感じました。

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2018/01/01

興福寺の高僧の日誌を研究して、わかりやすくしてくれているけど、やっぱりわかりにくい。というか、基本的にこちらに登場人物の予備知識がないので、入ってきにくい。 NHKのヒストリアを見たのとこの本で、ようやく、とっかかりができた。

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2017/12/31

利害関係者多数、これといった決定打ではなく小さなきっかけの積み重ね、それが招いた大乱。 それゆえ何が起こっていたのかわからない応仁の乱を、諸説紹介しつつ極力わかりやすくしてくれた良書。 が、正直それでもよくわからない部分がある。応仁の乱、奥深し。

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2017/12/27

日本史の中でもとりわけ難解な応仁の乱を取り扱う。時系列を追うだけでも大変だが、それでも本書はわかりやすく記述している。 応仁の乱は、義政・義尚と義視の対比や、日野富子を中心に描かれることが多い印象だったが、そうした表層的な理解が必ずしも正しくなく、室町幕府内の権力闘争が幾重にもな...

日本史の中でもとりわけ難解な応仁の乱を取り扱う。時系列を追うだけでも大変だが、それでも本書はわかりやすく記述している。 応仁の乱は、義政・義尚と義視の対比や、日野富子を中心に描かれることが多い印象だったが、そうした表層的な理解が必ずしも正しくなく、室町幕府内の権力闘争が幾重にもなって起きたものであることがわかった。 室町期は、武家同士が好き勝手に争うことが前提となっているのか、現代の社会とはかなり異なる構造になっていると感じた。

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2017/12/24

応仁の乱について解説した本。 といっても、『経覚私要鈔』及び『大乗院寺社雑事記』という興福寺僧の日記を主な史料としてるため、必ずしも通説通りではない部分もあり、かつ12年以上にわたる戦いのため登場人物も多く非常に複雑である。 従来と違う視点で応仁の乱というものについて知ることで...

応仁の乱について解説した本。 といっても、『経覚私要鈔』及び『大乗院寺社雑事記』という興福寺僧の日記を主な史料としてるため、必ずしも通説通りではない部分もあり、かつ12年以上にわたる戦いのため登場人物も多く非常に複雑である。 従来と違う視点で応仁の乱というものについて知ることで着た。

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2017/12/24

実際にあったと思われる細かなイベント等をつなぎ合わせて歴史を見ており、興味深い。ただ、なぜ京都があんなに破壊されたかをを知りたかったので少し欲求不満。

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