応仁の乱 の商品レビュー
昔から”応仁の乱は10年以上続いたのに、英雄や象徴的なエピソードを聞かないのはなぜだろう?”と疑問でした。乱暴に言うと、特定地域の人たちが天下布武などの特定の目的を持たずに無目的に小競り合いを続け、辞めるきっかけがなかったから、ということのようでした。現代社会でもこうゆうのあるよ...
昔から”応仁の乱は10年以上続いたのに、英雄や象徴的なエピソードを聞かないのはなぜだろう?”と疑問でした。乱暴に言うと、特定地域の人たちが天下布武などの特定の目的を持たずに無目的に小競り合いを続け、辞めるきっかけがなかったから、ということのようでした。現代社会でもこうゆうのあるよね。 続きはこちら https://flying-bookjunkie.blogspot.jp/2018/02/3_20.html
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誰もが知っているが意外と中身を知らない「応仁の乱」について、興福寺の僧が残した日記を手掛かりに時系列を追い、定説とは異なる角度から再検討を行う。既に知られている史料であっても、扱い方を考えればこれだけ説得力のある話ができる、という好例と言えるのでは。
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ブームに遅ればせながら読みました。 歴史に関する本を読むと、いつも思う。事実の詳細を追って、調べて、まとめ上げて書くのは、それはそれでとても大変な作業だとは思うけど、それだけでは、…だから?ってなって、何も得るものはない…。素人の私に言われたかないだろうけど、もうちょっと作者独自...
ブームに遅ればせながら読みました。 歴史に関する本を読むと、いつも思う。事実の詳細を追って、調べて、まとめ上げて書くのは、それはそれでとても大変な作業だとは思うけど、それだけでは、…だから?ってなって、何も得るものはない…。素人の私に言われたかないだろうけど、もうちょっと作者独自の意見とか、独自の読み解きとかないと、素人の読者には伝わってこない。本書も応仁の乱の詳細を書いてあり、応仁の乱の前後の流れも書いてあるが、素人の私はこの流れをどう捉えれば良い?高校で習った室町後期から戦国時代へ移る時代を、どのように書き直せば良い?結局、そこは答えが出ないから、出せないから、やりきれない思いがある。 なお、本書を読んで気になったのは、足利義政と日野富子の夫婦である。もっと詳しく知りたい。読んでいて、キーマンは、この2人なんじゃないか、と思ってしまう。
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戦争の長期化を誰もが望んでいない中で、ズルズルと終結の機会を逸し、退っ引きならない状況に嵌っていく構図。
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本書の前書きでは東洋史家の内藤湖南の、現在の日本と関係があるのは「応仁の乱」以後で、それ以前の歴史は外国の歴史と同じ、という発言を引用し、応仁の乱の重要性を訴えている。 一方で、応仁の乱の難解性も指摘しており、本書では興福寺の経覚と尋尊が残した史料を中心に、応仁の乱を解説している...
本書の前書きでは東洋史家の内藤湖南の、現在の日本と関係があるのは「応仁の乱」以後で、それ以前の歴史は外国の歴史と同じ、という発言を引用し、応仁の乱の重要性を訴えている。 一方で、応仁の乱の難解性も指摘しており、本書では興福寺の経覚と尋尊が残した史料を中心に、応仁の乱を解説している。 たしかに、自分も応仁の乱と言われても、「人よむなしく応仁の乱」と覚えた程度で、歴史小説でお目にかかったこともなく、これまで興味を示したこともなかった。 今回本書によって、応仁の乱の前後の時勢も含めて詳細に認識することができたことは大きな知識となった。 特に応仁の乱の以後は大名が京都から去って自国に戻ってしまい、幕府の求心力がさらに低下し、それがその後の戦国時代につながっていったということは時代の転換点として非常に興味深い見解であった。
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やっと読み終わった・・・ 人が・・・人が多すぎる・・・ 隠居したと思ったら復活する坊さんとか・・・ でも、日野富子が引き起こした なんだか長い戦争ではなかったということはわかった。 応仁の乱が一つの転換期になったというのには納得。 でもでも、これを自分で誰かに説明するのは無...
やっと読み終わった・・・ 人が・・・人が多すぎる・・・ 隠居したと思ったら復活する坊さんとか・・・ でも、日野富子が引き起こした なんだか長い戦争ではなかったということはわかった。 応仁の乱が一つの転換期になったというのには納得。 でもでも、これを自分で誰かに説明するのは無理だ。 呉座さん、半端ないっす。
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話題だから買ってみたが、そもそも応仁の乱に興味がないからか、読み切れなかった。テーマがある歴史の本を読む人でも、この時代の日本史が好きでないと、興味が湧かないと思う。
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話題になっているということで手に取った本。 呉座さんの本は2冊め。 奈良・興福寺の二人の僧侶の日記を中心的な資料としつつ、応仁の乱の流れを奈良(大和国)の情勢とあわせて追っていく。 日本史、高校で1年だけやってたけど、ご多分に漏れず応仁の乱って結局なんなのかよくわかってなかった...
話題になっているということで手に取った本。 呉座さんの本は2冊め。 奈良・興福寺の二人の僧侶の日記を中心的な資料としつつ、応仁の乱の流れを奈良(大和国)の情勢とあわせて追っていく。 日本史、高校で1年だけやってたけど、ご多分に漏れず応仁の乱って結局なんなのかよくわかってなかったので、この本でやっとわかった気はする。
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2017年流行った本だし、日本史好きとしては読んどかないとと読んでみた。 でも、これがなんで流行ったのかわからない。 応仁の乱と同じようにだらだらと書かれた本に感じました。
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興福寺の高僧の日誌を研究して、わかりやすくしてくれているけど、やっぱりわかりにくい。というか、基本的にこちらに登場人物の予備知識がないので、入ってきにくい。 NHKのヒストリアを見たのとこの本で、ようやく、とっかかりができた。
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