一汁一菜でよいという提案 の商品レビュー
一生懸命生活することが大切、という土井先生の考え方は共感を持って理解できるけれど私は料理や食に対しては悲しいほどに無頓着。 食に対してもっと真摯に向き合おうと思った。 心身健康であるために料理をし、食事をする。 そう考えると「一汁一菜(お味噌汁とお香の物)」は私にとってもハードル...
一生懸命生活することが大切、という土井先生の考え方は共感を持って理解できるけれど私は料理や食に対しては悲しいほどに無頓着。 食に対してもっと真摯に向き合おうと思った。 心身健康であるために料理をし、食事をする。 そう考えると「一汁一菜(お味噌汁とお香の物)」は私にとってもハードルが低く、継続可能なことだと思えた。 お米、お味噌汁ともう1品。 私が良くやっている事でもあり、継続可能なこと。 日々の生活においては胸を張って一汁一菜生活を続けたいと思った。 心身の健康こそ大切だと感じる年齢になった。 日々を大切に、食を大切にしよう。
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ずっと気になっていながらやっと読んだ。 いいことがたーーくさん書いてあるけど、少し日本礼讃が過ぎるのが鼻についた。 ご飯を浸水させずに炊く方法を試したらおいしくてびっくり。わが家のご飯革命が起きた。 あと一汁一菜を実践したいがどうにも物足りないので一汁三菜になっている。 でも一...
ずっと気になっていながらやっと読んだ。 いいことがたーーくさん書いてあるけど、少し日本礼讃が過ぎるのが鼻についた。 ご飯を浸水させずに炊く方法を試したらおいしくてびっくり。わが家のご飯革命が起きた。 あと一汁一菜を実践したいがどうにも物足りないので一汁三菜になっている。 でも一汁一菜を基本ととらえていると、あとは少し足すという感覚なので、気持ちも作業も楽になった。 ご飯と汁物を多めに食べるようになった。以前は体重を気にしてご飯を減らしていたけど、おかずが多く必要だし食後にお菓子を食べることで補うなど本末転倒だったり。 ご飯をしっかり食べても体重は増えないし、なんだこんなに簡単なことにも気づけなかったかという感じ。 P38 現代社会では、料理したくても時間が取れないという問題や、働いても満足に食べられないという貧困の問題が起こっています。これはもう社会システムのほうに問題があるのではと疑ってしまいます。それを起業家は「資本主義の競争の原理による必然」と説明するのですが、そのような社会の状態を、数学者であり、日本の心の働きや文化に関わる著作も多い岡潔は「生存競争」と言って憂えています。生存競争とは生きるために殺し合いをすることです。けれど、人間の努力は人間の幸福に向かっていなければならないのです。 (略) そのような大きな大きな問題を、日常の小さなことで解決できるなんて表ちません。料理することは正しいから、必ずどんなときでも料理しろというのでもありません。ただ、食事の根源的な意味を考えようとしているのです。(略)一人ひとりの幸福のための行動だと信じるのです。 (略)一人暮らしでも食事をきちんとして欲しいと思います。そうすることで、自分の暮らしに戒めを与え、良き習慣という秩序がついてくるのです。 どうぞ踏ん張って下さい。なぜならば、料理することのない人生は、岡潔が「生存競争とは"無明”でしかない」とすることにも、重なるのかもしれません。無明とは、仏教でいうところの人間の醜悪にして恐ろしい一面です。 P106 調理中の小さな変化によく気を配ると、音や色、匂い、感触といったものに忍ばせて、伝えてくれているのがわかります。(略)静かにしていると、ハッと心映えする瞬間が、調理の途中にはいくつもあります。お料理するとき「いいなあ」と思う心を、調理の道標にして下さい。 日本礼讃が過ぎるような…と感じた部分については、土井さんご自身がこう書いておられる。 (P180) 一汁一菜っていいんだぞって、それだけでいいんだぞって、言いたかったのですが、なぜいいんだという理由を書いているうちに、日本人の持つ知恵の在りかとか、その道筋はどこからきたのかまで説明が必要になりました。 それは結局、お天道様と人間の関係というか、人間でも日本人だけが古来より純粋に持ち続けているものの考え方のようなものにつながってしまうのです。すでに偉い人たちがいろいろなところで説明してきたことともつながって、本居宣長が解いた大和心につながり、大それたことに少し触れてしまうようなことに思いがけずなってしまいました。そんなことで、戸惑っている次第です。どうぞご批判、ご指導いただければありがたく思います。 --- それぞれの国の人がそれぞれ固有のものの考え方を持っているということが前提にあって、 「人間でも日本人だけが古来より純粋に持ち続けているものの考え方」 というものがあることは理解できるけど(でもそれだって本当にそうなのかなと、他の全ての国と比べてみた結果でもないだろうにとか思う部分もある)それが他の国の人にはできないような素晴らしいものなのだというように書かれていると、うーーーん…となってしまった。
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10パーセントの説得力と90パーセントの思い込み。ダメなおっさんのグダグダトークでした。 もし、同じことを、そこらのおっさんが書いていたら、誰も相手にしないと思う。
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「料理は着飾ったものでなくて良い」「食べる物に困らなくなった今だからこそ、原点としての和食に立ち帰る」ということを語りかけてくれる一冊だった。 以下を楽しみ、豊かに暮らしてみたい。 ・具沢山味噌汁とご飯、漬物の食事 →色々な味噌を同時に購入 ・茶碗、お椀、お盆選び ・作り手、食...
「料理は着飾ったものでなくて良い」「食べる物に困らなくなった今だからこそ、原点としての和食に立ち帰る」ということを語りかけてくれる一冊だった。 以下を楽しみ、豊かに暮らしてみたい。 ・具沢山味噌汁とご飯、漬物の食事 →色々な味噌を同時に購入 ・茶碗、お椀、お盆選び ・作り手、食べ手への感謝を込める
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図書館のレシピ本コーナーにあった本。 読むと食事の話だけでなく、歴史、日々の生活のあり方、愛情や親切さといった人との向き合い方が食を通して書かれていた。日々の食事を大切にしたいと思った。そして日本人に生まれてよかったと感じた。
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丁寧な暮らしに憧れるけど なかなか... やっぱりジャンクフードは美味しいし 好きな甘いものばかり食べちゃうし せめて本の中で 食を通じて丁寧に生きるという バーチャルを味わう 本ひとしずくにて購入
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こういう本は読むのがしんどい。と思ったら数時間で読めてしまった。しかも“整った”のだ。心が。そうかそれでこれでいいのか。と。日本人がもともと持っている美意識が食にあり、日本特有の四季の営みが礼儀正しい食と生活を築いてきたと。すがすがしい気持ちにひたりました。
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ご飯、具たっぷりの味噌汁、それにあれば漬物。 普段(ハレとケのうちケ)はこれで充分であると述べる筆者。 「提案」であるため、飽食への警鐘とかかと思い構えながら読んだが、実際は肩肘張らずに家庭では食事をしていこうという内容。確かにメインディッシュにあれこれ頭を悩ませるより、みんなで...
ご飯、具たっぷりの味噌汁、それにあれば漬物。 普段(ハレとケのうちケ)はこれで充分であると述べる筆者。 「提案」であるため、飽食への警鐘とかかと思い構えながら読んだが、実際は肩肘張らずに家庭では食事をしていこうという内容。確かにメインディッシュにあれこれ頭を悩ませるより、みんなで食べたいと思ったときに一品つくほうが本当の意味で普段の幸せかもしれない。 途中からは本来の和食を語る意味で国学的な部分まで話が掘り下げられる。調味料で味をつけるのは西洋風、素材の味をそのまま楽しむのが和風、というのはよく言われているが、この本に出てくる味噌汁の事例を読むと確かに納得する。筆者が普段食べている味噌汁の写真はどれも美味しそう。
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Amazon unlimitedにて。前々から読みたかった一冊なのでunlimitedにあって嬉しかった。 タイトルに惹かれて手に取ったけど、タイトルで全て言いたいことが表されている本だった。 それでも、一汁一菜で良い理由を紐解いていくと縄文時代からの和食文化の根幹にたどり着いた...
Amazon unlimitedにて。前々から読みたかった一冊なのでunlimitedにあって嬉しかった。 タイトルに惹かれて手に取ったけど、タイトルで全て言いたいことが表されている本だった。 それでも、一汁一菜で良い理由を紐解いていくと縄文時代からの和食文化の根幹にたどり着いたり、ハレとケを分ける日本人の意識の話になったり、一汁一菜での実例写真が本当に素朴なのに季節を掛け合わせることで変化に富んで本当に美味しそうになるのがすごい。
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お弁当で取り入れたいなと思った。温かいお汁を飲めるとほっとするし具沢山だし簡単で朝の時間もそんなにかからない。 読んでいて早く作りたくなったしお腹がすいた。
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