タダイマトビラ の商品レビュー
いやもうほんとに、村田沙耶香さんの頭の中ってどうなってるんですかね…。普段何考えて生きてたらこんな話が思いつくのか、不思議だし不気味すぎる。私がこれまでに読んだ村田さんの作品の中では今のところダントツぶっ飛んでる話だった。「タダイマトビラ」ってタイトルから、ラストこんなふうに終わ...
いやもうほんとに、村田沙耶香さんの頭の中ってどうなってるんですかね…。普段何考えて生きてたらこんな話が思いつくのか、不思議だし不気味すぎる。私がこれまでに読んだ村田さんの作品の中では今のところダントツぶっ飛んでる話だった。「タダイマトビラ」ってタイトルから、ラストこんなふうに終わるなんて思いつかない。自分の価値観が揺らぐような名作本は数あれど、価値観云々以前に、そもそも自分の人間たる所以が揺らぐというか…とにかくめちゃくちゃなモンスター作品です。今夜は頭が混乱してうまく眠れなさそう…。
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他の村田さんの作品が好きだったので、本作も図書館で借りて読了。 お母さんが変わり者。好きとも嫌いとも違う、不快なのは間違いないが、極悪人というわけでもなく、上手く"お母さん"をすることができない、そんな何とも言い難い登場人物の表現がすごいなぁと思った。 ...
他の村田さんの作品が好きだったので、本作も図書館で借りて読了。 お母さんが変わり者。好きとも嫌いとも違う、不快なのは間違いないが、極悪人というわけでもなく、上手く"お母さん"をすることができない、そんな何とも言い難い登場人物の表現がすごいなぁと思った。 前半は、普通じゃない家庭で育った恵奈が、「カゾクヨナニー」をして家族欲を満たしながら生活をし、帰るための「自分のドア」を探していくー そんなお話だと思っていたが、後半はもう、村田ワールド全開過ぎて理解が追いつかなかった……。 きっと再読しても、理解は難しいんだろうなぁ。 普通とは?家族とは?と考えるきっかけになる作品だと思う。
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すげ ラストはよく分かんなかったけど、よく考えたらずっとよくわかんなかったのかも 家族に正解はないと思うので、何が正しくてどれが間違ってるとか考えること自体疲れちゃうね 理想の押し付けしてるだけなのかも あと私は自分の脳みそ騙せない、感情型だからさ、頭で解っても心が解らないとダ...
すげ ラストはよく分かんなかったけど、よく考えたらずっとよくわかんなかったのかも 家族に正解はないと思うので、何が正しくてどれが間違ってるとか考えること自体疲れちゃうね 理想の押し付けしてるだけなのかも あと私は自分の脳みそ騙せない、感情型だからさ、頭で解っても心が解らないとダメなんだよね
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一気読みした。途中まではついていけてたけど、最後はもうよく分かんなくなっちゃった。地球星人と似ているところがあったけど、地球星人の方が分かりやすく面白かった。 村田沙耶香さんの作品はやばいってことがわかった。
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村田沙耶香ワールドというものがこれか、という感じ。 日常に支障をきたす。 母性も父性も不在の家庭で育つ主人公が、両親に育てられることが当たり前のしくみの中で、家族ってなに?と考え、結局、言語や文化を習得する前の動物に戻ろうっていう、原点回帰みたいな物語。 一人称に「お父さん」...
村田沙耶香ワールドというものがこれか、という感じ。 日常に支障をきたす。 母性も父性も不在の家庭で育つ主人公が、両親に育てられることが当たり前のしくみの中で、家族ってなに?と考え、結局、言語や文化を習得する前の動物に戻ろうっていう、原点回帰みたいな物語。 一人称に「お父さん」「お母さん」「お姉ちゃん」などをもつ日本人は、とくに家族制度へのこだわりが強い。 狭い文化圏の殻の中で思考する癖を打ち破って、ひらかれた世界を見せてくれる、そんな物語。 ただ、地球星人と似通った物語構造のような気がして、今ひとつ物足りなかったなという感じ。
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好きなれないけど、黙々と読んでしまった。 恵奈が何を得たかったのかよく分からなかった。せっかく家族になれそうな人と一時的にでも一緒に暮らしてたのに、恋人が自分でカゾクヨナニーしてると気づいたときから、壊れてしまった恵奈の狂い加減が理解できなかった。なぜ恋人とカゾクヨナニーを切り離すのか、よく分からなかった。 最後は人間になる前の生命体に帰るとかいう話になってますます分からなかった。 家族とはなんなのか考えるきっかけを与えてもらった。
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社会倫理の小説 わたしの大好きなジャンル 村田さんの世界観にハマっていて読む 短編ぽくて読みやすいかなと思ったけど、短編…ではない?でも、面白くてすぐ読んじゃった 渋谷行きの電車の中…帰りは音楽を聴きながら そうでもないと、村田世界に持ってかれる! そういうわけじゃないけど、集...
社会倫理の小説 わたしの大好きなジャンル 村田さんの世界観にハマっていて読む 短編ぽくて読みやすいかなと思ったけど、短編…ではない?でも、面白くてすぐ読んじゃった 渋谷行きの電車の中…帰りは音楽を聴きながら そうでもないと、村田世界に持ってかれる! そういうわけじゃないけど、集中できる音楽と共に小説読むのは、とても良い 村田さんの小説に出てくる主人公は、 何か社会に違和感を持っていて、終盤爆発して、すげえやばくなる笑 それが病みつきになって、また別作品を読みたくなる 次は何を読みましょう
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カゾクヨナニーで家族欲を満たす主人公の恵奈。恵奈の心理描写は読んでいて自分の持っていた家族という関係に対する違和感を肯定されたような気持ちになった。家族のことをシステムと表現するのはやや冷たさがあるけれども、家族とはいえただの人間。家庭の大変さに流されないように、家族という人間関...
カゾクヨナニーで家族欲を満たす主人公の恵奈。恵奈の心理描写は読んでいて自分の持っていた家族という関係に対する違和感を肯定されたような気持ちになった。家族のことをシステムと表現するのはやや冷たさがあるけれども、家族とはいえただの人間。家庭の大変さに流されないように、家族という人間関係を上手く築けるかどうか家庭によって様々だと思う。この小説を読んで共感にも似た気持ちを得た自分はなぜか狂っているのではないかと考えてしまった。世間からの家族とはこうあるべきというイメージが強すぎるのだなと思う。家族という狭い世界の見方を変えると、また違った世界が広がる気がした。 この小説は万人受けはしないだろう。それでも、この小説を読めて良かったと思った。
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村田沙耶香ワールド全開の作品だった。後味が少し悪く感じた。母性の欠如した家庭で育った恵奈がニナオと呼ばれるもので「カゾクヨナニー」なるものをする様子はなんとも奇妙だった。
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中毒なのか、、、? 村田さんの本を見つけると手にとって「しまう」。 また今回も、とんでもない小説なんだろうな、と思いながら読む。 当たってた。 とんでもなかったし、読後感がとても良くない。(褒めてます) いつもだいたい悲惨なことになるし、怖いし気持ち悪いしキツいんだけど、何で読みたいと思って「しまう」んだろう。 村田さんの小説に流れる、現世を生きている居心地の悪さだとか、この世の色々なものを気持ち悪いと思う感覚に、共感できるところがあるからなんだと思う。 気持ち悪いけど、わかる。わかるから怖い。
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