シャルロットの憂鬱 の商品レビュー

近藤史恵(著者)

2024/09/23

警察犬を引退して夫婦のもとにやってきた、
ジャーマンシェパードのシャルロット。
人間社会の不可解な謎を
シャルロットと過ごす中で解いていく。
犬が大好きな人に読んでほしい、連作短編小説集。
＊
近藤史恵さんの作品を初めて読んだ。
読みやすくて、謎解きもちょうどよく
その上あたたかな気持ちになった。
犬が好きなので、終始ニマニマしながら読んでいたと思う。
お話には、シャルロットだけでなく、
さまざまな犬たちが（猫も）登場する。
かつて飼っていた犬たちの表情や触り心地を思い出して、ちょっと涙が出た。
動物をペットでなく、
家族として一緒に過ごす人ならきっと共感できると思う。
＊
犬は嘘をつかないから、
済んだことをすぐに水に流せる。
ああ、そうかもしれない。
ならば私も極力嘘をつかないようにしよう。

2024/08/06

犬好きさんなら、この小説を嫌いになる人はいないんじゃないだろうか
とっても良かった！
とにかく、読みながら犬ー！犬ー！犬ー！と心の中で叫んでた笑

生きてる間に犬を飼いたいと思ってて、見てて更に犬を飼いたくなった笑
可愛い。

話はちょっとしたミステリー
好き
この方の作品はフランス料理の方を先に読んだけれど、こっちの方が好き
シャルロット可愛い

2024/06/30

元警察犬シャルロットのおはなし
シャルロットの周りに起きる小さい事件を解決していく短編もの
推理小説までとはいかないけど、事件が面白くて読み進めるのがはやかった

一見大したことなさそうな事件でも、そのまま放っておくと大事件になることもあって、手がかりを教えてくれるシャルロットもだけど、飼い主2人の推理もすごい！

2024/06/10

「どんな子でも大好きよ」
「ずるくても大好きよ」
こんな言葉をかけてもらえるワンちゃんネコちゃんが一匹でも増えますように。
心温まるお話でした。

2024/06/06

浩輔・真澄の夫婦が好きだ。
動物好きで会話の多い友達夫婦と愛すべきシャルロット（シェパード）の事件簿。
シャルロットが可愛くて、可愛くてたまらなくなる♥
シャルロットをはじめ登場する犬や猫は嘘をつかずまっすぐだ。
それに比べ人間ってなんて自分本位なんだろう…
まっすぐな動物たちに私たちは救われているんだなと思った。

過去に私達家族と一緒に過ごしてくれたわんこ3匹に思いを馳せ、読み終えた。

2024/06/08

元警察犬シャルロットの飼い主夫婦が身近に起こる事件を解決していくコージー・ミステリー。

ほっておくと大変な事件に発展してそうなお話も含まれていますが、シャルロットのお陰かあまり深刻な感じはしません。コナンで毎回殺人が起こってもあまり凄惨な感じがしないのと同じ理屈でしょうか？

シャルロットは良い味出してますが、事件を解決するのは浩輔と真澄夫婦。シャルロットが主人公ではありません。貴族探偵のようですね。

2024/03/08

シャルロットという犬を飼い始めた夫婦の話。ちょっと軽い感じの海外小説のみたいだ。
シャルロットは元警察犬で賢いけれど、なんでも解決するわけではない。そんな日常を気軽に読める作品だった。

2024/01/27

動物好きのあたしにとって、さくさく読める、しかも泣くことがないので、幸せな作品❤️
土佐犬の小夏ちゃんの話だけは、ちょっと…ヘビィな内容だったけど、他のはさらっと読めました。

犬は本当に賢いし、感情豊かだし、こちらの表情をよくわかってくれるし…（もちろん他の動物もだとは思うけど）
うちも、娘や私が泣いていたら、心底心配してくれていたな…と、思い出し、しんみり…

警察犬のリタイア犬、それもアリかな…と、ちょっと考えたりしました。

2024/01/20

なかなか子供に恵まれず、４歳で警察犬を引退したジャーマンシェパードのメスのシャルロットを飼うことになった浩輔と真澄夫婦。

元警察犬だからしつけはバッチリだけど、クッションかじったり、いたずらしたり、すねたり甘えたりするのはうちのワンコと同じ。お散歩の様子もわかるわかる〜て共感することばかり。犬の名前は知ってるけれど、飼い主の名前は知っているとは限らない!ホントそうなんですよね。

作品には６つの事件が出てくるけれど、猛犬の話はちょっとゾワッとしました。赤ちゃん無事で良かった。

近藤さんも愛犬家だそうですが、ワンコ飼ってる人ならより一層楽しめる小説。続編を読むのが楽しみです。

2023/10/09

シャルロットがお利口さんで可愛い〜。
小さい頃に大きなな犬に吠えられて川に落ちたトラウマで、小さな犬もダメだったけどシャルロットなら大丈夫かも。癒やされた。