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サピエンス全史(上) の商品レビュー

4.3

557件のお客様レビュー

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2024/06/09

みんなが同じものを信じることで世界が成り立っている、と人類史が説明される。そのような観点で考えたことはなく、なるほどな、と思わされる。上巻は貨幣の説明までだが、下巻で議論がどう展開するのか楽しみ。

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2024/05/12

銃病原菌鉄を既読後に読んでいます。 本読みが口をそろえて面白いという本はダウィンチコード以来かなと思います。 好感がもてるのがタイトル通りに我々人類史を網羅しようと試みていること。わかっていないことはわかっていない、わかっていることは読者にも理解できるように説明や構成に工夫がされ...

銃病原菌鉄を既読後に読んでいます。 本読みが口をそろえて面白いという本はダウィンチコード以来かなと思います。 好感がもてるのがタイトル通りに我々人類史を網羅しようと試みていること。わかっていないことはわかっていない、わかっていることは読者にも理解できるように説明や構成に工夫がされていること。知識がなくても知識をつけながら想像して読むことができる事かなと思います。そのなかで個人の見解も述べていることがこの著者でしかできないことなのかなと感じています。 ただし歴史は事実かと思うので淡々として書かれていて、個人の考えが少ないほうが真実性があると感じました。

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2024/05/06

直立歩行の為の進化によって、女性の産道が狭まり我々人間は生命の維持に必要なシステムが未発達なまま産まれてきてしまうのか。 言語や情報共有とかって私たちの進化の過程で自然と形を成していったもので、それを体系化して教育に落とし込まれているのだろう。 僕らホモ・サピエンスが噂好きな...

直立歩行の為の進化によって、女性の産道が狭まり我々人間は生命の維持に必要なシステムが未発達なまま産まれてきてしまうのか。 言語や情報共有とかって私たちの進化の過程で自然と形を成していったもので、それを体系化して教育に落とし込まれているのだろう。 僕らホモ・サピエンスが噂好きな原因って歴史から見たら、生き残る為の生存戦略なのかもしれない。だから、我々人間にとって人間の情報を共有、噂とかは普通の事なんだろう。

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2024/04/27

我々ホモ・サピエンスとはなんなのか、どういった存在で、どういう歴史を歩んできたのかを教え、また考えさせてくれる。 虚構の発明と農業の奴隷の話が興味深かった。 後半になるほど段々難しくなってきた。下巻をちゃんと理解できるか少し心配だ。

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2024/04/15

農業で爆発的に人が増えたとか、農業で小麦の奴隷に成り下がったとか。面白い。 人間は長らく、狩猟民族として生きてきた話も。

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2024/04/13

読みにくかった。補足的な情報が多く結論がぼやけてしまう。 農業vs狩猟。農業は狩猟に比べて仕事時間が長い、幸福なのはどちらか 人間の架空のルールを作れる力。会社、法律、貨幣などの制度

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2024/03/07

色んな意味で、歴史とは現代の人が都合よく書いた物語に過ぎないんだなぁ。 過去は主観に基づいてしか想像できないもの。全くの事実は過去に生きていない限り分からない。 ホモサピエンスに関しても同様。

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2024/02/23

ただの猿の一種だったホモ・サピエンスが、何故文明を築き、世界の支配者として振る舞うに至ったかを考察した本です。 人間の特別性とは、生物学的な差異ではなく、存在しない想像の秩序を共有し信じることであり、この能力の獲得により遺伝や環境変化によらず、行動を変化させ、後世に伝えられるよう...

ただの猿の一種だったホモ・サピエンスが、何故文明を築き、世界の支配者として振る舞うに至ったかを考察した本です。 人間の特別性とは、生物学的な差異ではなく、存在しない想像の秩序を共有し信じることであり、この能力の獲得により遺伝や環境変化によらず、行動を変化させ、後世に伝えられるようになったのである。 この視点に立つと、神話、宗教、国家、金、法や人権、善悪までもがその時代によって移り変わる虚構であることが分かります。 虚構であると言うと、それが悪であるかのように聞こえますが、あくまで多数の人間が効果的に協力する唯一の方法であることは確かなのだと思います。しかし同時に善でもなく、ただそういうものであるという認識が大切なのだと思いました。 この認識ができたところで、共同主観的虚構に個人が影響を与えることはできないのだと思います。しかし、虚構を絶対だと盲信し、他人を攻撃したり、自分を責めたりすることを減らすことはできるのではないかと思います。 魔女狩り、優性論、ナショナリズムなど、虚構が攻撃性に転じた例は枚挙に暇がありません。この認識こそが歴史を学ぶ意義だと思います。 現代においても、貧困は自己責任なのか?多様性とは何か?このような問題を考える上で大切な視点となると感じました。

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2024/01/31

ホモサピエンスは、ただの動物の一種にすぎない 他の人類種ではなくホモサピエンスが世界を征服し、生き残ったのは、言語のお陰、虚構により協力がうまれた 言語の柔軟性が優れてる、他の動物にも口頭言語はある。

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2024/01/29

「サピエンス全史」というタイトルはすごい大きく出たなという感じもするのですが、現生人類であるホモ・サピエンスが認知革命により虚構を信じる能力を手に入れ、ネアンデルタール人その他の(進化的な兄弟である)人類種を滅ぼしてきたという話から始まります。虚構を信じる能力が強大な社会の形成を...

「サピエンス全史」というタイトルはすごい大きく出たなという感じもするのですが、現生人類であるホモ・サピエンスが認知革命により虚構を信じる能力を手に入れ、ネアンデルタール人その他の(進化的な兄弟である)人類種を滅ぼしてきたという話から始まります。虚構を信じる能力が強大な社会の形成を可能にしており、これがホモ・サピエンスの強さだと理解しました。神とか宗教とか、国家さえも想像上の虚構でしかありません。 認知革命の話から、狩猟採取民族から農耕民族への遷移に関する農業革命の話、そして上巻の終わりは帝国主義について。この本が書かれたのは2014年?のようですが、新しいグローバル帝国主義により、国家が好き勝手に宣戦布告して戦争したりすることはできなくなっている、というところで上巻が終わっています。この見解に反するような出来事がいくつも起こってしまいましたが。

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