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サピエンス全史(下) の商品レビュー

4.4

388件のお客様レビュー

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    204

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    102

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2023/05/09

幸福とは何かという視点から、私達、ホモ・サピエンスが今後どのような進化を遂げていくかを考察している点はとても面白い。また、幸福とは何かという問いを簡単にまとめてくれているので非常に読みやすく理解しやすかった。

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2023/04/19

第19章メモ   社会科学から見た幸福 ・家族、コミュニティは富と健康より影響が大きい。特に結婚生活。 ・幸福は客観的条件と主観的期待の相関関係で決まる 化学から見た幸福 ・精神的・感情的世界は主に生化学的特性によって決まる →社会科学から見た幸福と重ねると、幸せだから結婚する...

第19章メモ   社会科学から見た幸福 ・家族、コミュニティは富と健康より影響が大きい。特に結婚生活。 ・幸福は客観的条件と主観的期待の相関関係で決まる 化学から見た幸福 ・精神的・感情的世界は主に生化学的特性によって決まる →社会科学から見た幸福と重ねると、幸せだから結婚する、セロトニンやドーパミンが出ているから結婚という選択肢を選ぶのでは? →フランス革命は個人の生化学的特性を変えない。幸福度は全体では変わらない? →現在は脳の科学的特性の理解と治療の開発に何十億ドルを費やせる。 反対意見 ・幸福は人生全体が有意義で価値あるものと見做せるかどうかで決まる 仏教からみた幸福 ・上記の自由主義の立場とは異なる ・感情は一瞬のものであることを理解し渇愛をやめることで苦しみから解放される ・西洋のニューエイジ運動は富や地位のような外部の成果を追い求めるのを止める方向のもの ・仏教は外部の成果と内なる感情の追求の両方を止めることを教え諭す

Posted byブクログ

2023/03/20

やっと現代寄りの話に。資本経済や大量生産、効率化について書かれている。本著で長ったるく解説しているが言いたいのは豊かになったけど幸せか?と話し。今一度幸せとは何かについて考えていく時代なのだと感じた、

Posted byブクログ

2023/03/12

宗教を一神教と多神教から考えてみたり、近代以前は科学の発展が戦争には重要視されていなかったというのは面白い。ソ連崩壊は目の当たりにしたがハラリ氏の言うとおり確かに穏当ではあった。 未来にも筆が及んでいるがシンギュラリティの先はどうなるのか気になるところ。

Posted byブクログ

2023/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Audibleで読了。 宗教の広がり、科学革命(いわゆる産業革命期)、近現代と未来に関する下巻。事実と因果や相関を切り離し、一定の根拠を持って解釈を与えていくのが面白い。 科学革命が国家や資本主義と結びつき加速し、乳幼児死亡率などで劇的な進歩を遂げた一方、先住民の多くを絶滅あるいは大幅な減少に追い込んだ。科学革命の恩恵を大いに受けている私たちでさえ、シンプルにポジティブなものと評価することは難しい。教科書的な歴史から一歩踏み込んだ検討は、歴史を、事実の連続する平板な年表ではなく、深みやうねりのある荒波に感じさせられた。 結局、私たちは幸福になったのか?という問いは、意外に思われたし、挑戦的だ。 それをこそ考えるべきで、「まだ考えが足りていないのだ」という結びに至るまでの、未来に関する示唆、想定ーー人類は人類以上の存在をほどなくしてつくりそうだが、そのとき人類は何になりたいのか?ーーは、少なくともあまり真剣に検討されるのを見たことがないテーマで、刺激的だった。

Posted byブクログ

2023/02/26

訳者の後書きにあるように、新たな視野が広かったというような感覚を読後に感じた。自分のことの中で決めつけられていた事がドンドンひっくり返っていくようなそんな感じ。悲観的な見方もできてしまうことが多い内容だったが、無限の見方があるという考えに留めておく。

Posted byブクログ

2023/02/06

15世紀~ヨーロッパの時代へ 中国・インドの衰退 →①帝国主義②資本主義③科学 1.ヨーロッパ人の探検心 それを支えるシステムを考案「株式会社」   貪欲さ モノの収奪 知的好奇心 2.経済を拡大再生産のダイナミズムへ   フォード クルマの大量生産システム 給料を高く クルマを...

15世紀~ヨーロッパの時代へ 中国・インドの衰退 →①帝国主義②資本主義③科学 1.ヨーロッパ人の探検心 それを支えるシステムを考案「株式会社」   貪欲さ モノの収奪 知的好奇心 2.経済を拡大再生産のダイナミズムへ   フォード クルマの大量生産システム 給料を高く クルマを安く 3.科学研究 宗教・イデオロギーへの奉仕 科学だけでは発展できない   →①帝国主義②資本主義③科学 4.近代社会の特徴 「変化」   遺伝子の突然変異→淘汰→進化 が人類発展のプロセス   Try&Errorが進化の基本 減点主義・不作為は進化を止め劣後させる    5.

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2023/01/25

貨幣の知識とか、現代に広まっている思想、科学革命について学べた。個人的には上より面白かった。地政学の本で、近代ヨーロッパがどう世界を征服したかというのを学んでいたので、タイムリーな話題が書かれていたのでそこが面白く読めた。 訳者の後書き「本は視点を広げ、増やしてくれる」とあり、本...

貨幣の知識とか、現代に広まっている思想、科学革命について学べた。個人的には上より面白かった。地政学の本で、近代ヨーロッパがどう世界を征服したかというのを学んでいたので、タイムリーな話題が書かれていたのでそこが面白く読めた。 訳者の後書き「本は視点を広げ、増やしてくれる」とあり、本当にそうだと改めて共感した。読書の良さを改めて再認識できるような書籍だった。 最高!!

Posted byブクログ

2023/01/08

上巻からの続きとして、冒頭は正直中だるみに感じていたが、まもなくサピエンスは特異点を向かえて今までの常識が覆されるときが来るかもしれないという件に至り、とても興味深く読むことができました。

Posted byブクログ

2022/12/29

歴史を学ぶことは、未来を予測するためでなく視野を広げるためにあると。本書ではホモサピエンスの誕生から現在まで歩んできたエッセンスが凝縮され、俯瞰的に解説されていた。全てが理解できたかどうかわからないが、少し視野が広がった気がする。

Posted byブクログ