やり抜く力 GRIT の商品レビュー
学術書ではないので詳しいデータや引用情報はない。 フィンランドのシスや日本の七転び八起きを紹介しているように,どの国にもGritに対応する心的特性があり,それが問題解決や個人の成長と関連すると信じられているのでは。日本における達成に繋がる心的特性をじっくり研究することは価値がある...
学術書ではないので詳しいデータや引用情報はない。 フィンランドのシスや日本の七転び八起きを紹介しているように,どの国にもGritに対応する心的特性があり,それが問題解決や個人の成長と関連すると信じられているのでは。日本における達成に繋がる心的特性をじっくり研究することは価値があるだろう。日本にいるから,日本人だからその心的特性に気づきにくいかもしれないけど。
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あれ、たいしておもしろくない。もっとおもしろい箇所があったような気がするんだけど。セリグマン先生が悪い人なことはわかった。タイトルは「根性」でよかったのではないか。
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子育てを考えさせられるいい本。 どんな子供に育ってくれたら、1人で生きていけるか。 おそらく、仕事を最後までやり抜く、レジスタンスを持つことだといまは考えている。 本著では、才能と努力に焦点をあてている。 面白いのは以下の公式だとすると、目標達成には努力が二回影響すること。 才...
子育てを考えさせられるいい本。 どんな子供に育ってくれたら、1人で生きていけるか。 おそらく、仕事を最後までやり抜く、レジスタンスを持つことだといまは考えている。 本著では、才能と努力に焦点をあてている。 面白いのは以下の公式だとすると、目標達成には努力が二回影響すること。 才能×努力=スキル スキル×努力=目標達成 よって、何事もやり抜く力が必要で、それは育て方によるものだそう。褒めて育てるのも大切、もう少し頑張ろうねと続けさせることも大切。 そしてやると決めたら以下を意識する。 ①意図的な練習になっているか。楽な練習はいくら続けても意味がない。 ②習慣化すること。偉大な選手になるには、偉大なチームに入るしかない。そこで優れた選手が行うトレーニングを一緒にやる。社会的相乗効果という。 ③目的を持つこと。 以下メモ。 君には人生哲学がありますか? まず好き嫌いで分け、いいと思ったことをやってみて、うまくいかなければ取り消す。 幸せには二種類。目先の快楽を追うこと、目的を追うこと。目的を追う方がどこかのタイミングで目先の快楽を上回る。 自分を高める努力を怠らないことが大切。
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序文の内容が自分の気持ちにストレートに入ったので、やり抜く力を養う方法が出てると期待してしまった。実際には既にわかってることがだらだらと書かれていて、ちょっといまいち。
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様々なケースで、ある集団の中で目的を達成する群と「やり抜く力」は関連がありそうだということで、いかにしてこの「やり抜く力」を伸ばせるのかというテーマを扱った本。 現時点でのやり抜く力を簡易的に計測する質問表をやってみたところ、かなり低かった。超長期目標と短中期目標の方向性を考え直...
様々なケースで、ある集団の中で目的を達成する群と「やり抜く力」は関連がありそうだということで、いかにしてこの「やり抜く力」を伸ばせるのかというテーマを扱った本。 現時点でのやり抜く力を簡易的に計測する質問表をやってみたところ、かなり低かった。超長期目標と短中期目標の方向性を考え直すことが自分には大事そう。
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具体的には、挫折した後に失敗してもくじけずに、チャレンジを続ける能力だったのです。これを著者は情熱と粘り強さを兼ね備えているとして 「GRIT」(グリット) と呼びました。GRITとは、口語で、困難に遭ってもやりつづける気概や闘志のことです。 安心してほしいのが、GRITが...
具体的には、挫折した後に失敗してもくじけずに、チャレンジを続ける能力だったのです。これを著者は情熱と粘り強さを兼ね備えているとして 「GRIT」(グリット) と呼びました。GRITとは、口語で、困難に遭ってもやりつづける気概や闘志のことです。 安心してほしいのが、GRITが強いほど、人生の満足度が高くなっていると言うことです。やりすぎはないようです。家族への影響はまだ詳しくは調べられていないようですが、少なくとも、本人が毅然として生きることが、家族にもいい影響を与えています。 ただし、やり抜く力が能力の全てではありません。 私達の能力は ・成績や業績に結びつく個人的な長所 ・人付き合いに役立つ長所 ・知性に関する長所 に分かれていて、それぞれがハーモニーを奏でて人格を形成しています。たった一つが重要というわけではなく、ただ、やり抜く力があると、能力があるのに無理と思わなくなるのです。 そして、最後に天才を 「自分の全存在をかけて、たゆまぬ努力により、卓越性を極めること」 と考えれば、誰でも天才になれるのです。 科学的にではどのように子どもを育てればいいのか、優しい親がいいのか、厳しい親がいいのか、いろいろな議論がありましたが、さまざまなエビデンスを結集した結果、必要なのは 「賢い育て方をする親」 でした。具体的には、要求は厳しいけれども、支援を惜しまない親です。一方、要求が厳しいけれども支援をしないのが「独裁的な親」、支援をするが要求しないのが「寛容な育て方をする親」、支援も要求もしないのが「怠慢な育て方をする親」です。
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日本語で言うならば「胆力の磨き方」とでもいうべきか。 精神性と実行性がバランスよく書かれた本であると思う。 一読の価値あり。
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成功の十分条件として、そして、人生を豊かなものとし幸福度の向上にも寄与する力、GRITについて。そもそもGRITとは何なのか、才能との住み分けはどうなのか、に始まり、GRITを伸ばすために重要なマインド、ファクト、コンディション、その他諸々について事例を交えて解説されている。 ...
成功の十分条件として、そして、人生を豊かなものとし幸福度の向上にも寄与する力、GRITについて。そもそもGRITとは何なのか、才能との住み分けはどうなのか、に始まり、GRITを伸ばすために重要なマインド、ファクト、コンディション、その他諸々について事例を交えて解説されている。 GRITのコンセプト自体非常に面白くて引き込まれるうえ、レジリエンス、フリンの社会的相乗効果、チクセントミハイのフロー、ブレント・ロバーツの対応原則など、他のreliableな心理学的エビデンスとの関係にも触れられており、リーズナブルかつ体系的にまとめられているという印象を受ける。 子育てに最も重要なのは「親のGRIT」であるという認識が日本に浸透したら、どれほど将来が明るくなることだろう。
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