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眼球堂の殺人 の商品レビュー

3.8

103件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    2

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2023/03/31

放浪の数学者十和田只人はルポライター陸奥藍子と共に、天才建築学者驫木が造った奇怪な邸宅“眼球堂”を訪れる。 “眼球”をモデルとした邸宅で次々と起こる不可能犯罪。 集められた各界の天才たちは、目の前の謎にどう対峙していくのか。 メフィスト賞受賞作。→ “眼球堂”が!!この建物がさ...

放浪の数学者十和田只人はルポライター陸奥藍子と共に、天才建築学者驫木が造った奇怪な邸宅“眼球堂”を訪れる。 “眼球”をモデルとした邸宅で次々と起こる不可能犯罪。 集められた各界の天才たちは、目の前の謎にどう対峙していくのか。 メフィスト賞受賞作。→ “眼球堂”が!!この建物がさいっっこーにクール!! 図面があるんだけど、もうそれ見るだけでワクワクする。目ん玉なんだけど!みたいな(笑) 著者も後書きで明言しているんだけど、この建物が作品の1番の魅力だと思う。絶対思いつかないでしょこれ……。 もちろん構成も上手い。デビュー作ならでは →のてんこ盛り感がすごい。読者を驚かせようとする仕掛けが随所にあって、最後まで読んで読み直すとニヤニヤできる(そうそう!違和感あったんだよーってところが結構ある) いやぁ。久しぶりに楽しかったなー! このシリーズ、完結しているみたいなんで、のんびり読んでいこうと思います。

Posted byブクログ

2023/03/28

トリックと、最後の二段構えの構造が好みで面白かった! 専門知識による装飾が多くて読んでてちょっと浮いてたな〜っていうのと、 全体的に文面から“ついてこれてる?説明してあげる!”みたいな、全部を説明したがりな印象を受けたので、有難い反面、もう少し読者を信頼しても大丈夫なんじゃないか...

トリックと、最後の二段構えの構造が好みで面白かった! 専門知識による装飾が多くて読んでてちょっと浮いてたな〜っていうのと、 全体的に文面から“ついてこれてる?説明してあげる!”みたいな、全部を説明したがりな印象を受けたので、有難い反面、もう少し読者を信頼しても大丈夫なんじゃないかな〜って思った。

Posted byブクログ

2023/03/27

クローズドサークルとか館系になるともう綾辻行人しか浮かばない…短絡的… うーん、トリックは面白いけど、それなら何でもありじゃないかという気持ちにもなるというか。 全然違うのだけど、綾辻の追随?と思ってしまう瞬間も。(それだけ彼が凄いのか…?) とりあえず数学と構造学は似ている...

クローズドサークルとか館系になるともう綾辻行人しか浮かばない…短絡的… うーん、トリックは面白いけど、それなら何でもありじゃないかという気持ちにもなるというか。 全然違うのだけど、綾辻の追随?と思ってしまう瞬間も。(それだけ彼が凄いのか…?) とりあえず数学と構造学は似ているというのはとても納得。詩人になれない人は数学者になれない?のような名言もどこかであったような。 学問はきっとどこかで繋がっているんだよなと深遠なものを見る気持ちになった。高尚。 ただし数学理論みたいな所はかなり流した。 数学苦手なもんで。

Posted byブクログ

2023/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

綾辻行人を彷彿とさせる舞台設定。 なおかつ、主人公が天才数学者なのだから、否が応にも期待が膨らむ。 十和田と藍子のコンビの掛け合い、眼球堂という変わった建築物に乗り込むあたり、とてもわくわくし、期待させる。 全体的な雰囲気は良いし、眼球堂も大変、魅力的であった。 ただし、建築学をはじめとする記述がちょっと多すぎてるかな?と思った。 ストーリー自体はよかったが、もっと、十和田が謎解きで大活躍する流れを期待してたので、少しがっかりだったかな。 また、トリックも、あまり意外ではなかった。 (盲点はわからなかったが) 藍子が、善知鳥神だろうことは、結構前半でわかっちゃいますね。 とはいえ、この作者の世界観、文体などは好きなので、他の「堂」シリーズを読んでみたいと思う。

Posted byブクログ

2023/02/04

数学者×女性助手という設定で、どこか森博嗣さんの「S&Mシリーズ」を彷彿とさせるようなストーリーにワクワクしながら一気読みしました。 特殊な建築物に集められた各界の天才たちが事件に巻き込まれていくのですが、事件が起きてからは続きが気になりすぎてしまい、読む手が止まらなく...

数学者×女性助手という設定で、どこか森博嗣さんの「S&Mシリーズ」を彷彿とさせるようなストーリーにワクワクしながら一気読みしました。 特殊な建築物に集められた各界の天才たちが事件に巻き込まれていくのですが、事件が起きてからは続きが気になりすぎてしまい、読む手が止まらなくなりました。 ネタバレを踏まずにコメントするのはなかなか難しいのですが、こういう天才殺人鬼みたいな設定は好みのタイプだったかなと思います。

Posted byブクログ

2023/02/01

おもしろいと人づてに聞いたため読んでみました。感想、想像より面白かった! 普段あまりミステリーを読まないのに加えて、ド文系なので、理系×ミステリーの本書が理解できるが不安だったのですが、その心配は杞憂でした。 どんな方が読んでもそれなりに分かりやすい文章。また、あまり難しい理系知...

おもしろいと人づてに聞いたため読んでみました。感想、想像より面白かった! 普段あまりミステリーを読まないのに加えて、ド文系なので、理系×ミステリーの本書が理解できるが不安だったのですが、その心配は杞憂でした。 どんな方が読んでもそれなりに分かりやすい文章。また、あまり難しい理系知識が無くとも理解できるトリック!ページをめくる手が止まりませんでした。 シリーズ化しているようなので他の作品もぜひ読んでみたい!

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2022/12/28

あんまり文体に力を感じなかったから、1日目まで読んだあとネタバレ探してから解決編まで飛ばしちゃった トリックはまあすごいねって感じだったけど、 本読むのが好きなのは、文章自体に魅力を感じてるんだなと再確認できたのは良かったかな

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2022/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『堂シリーズ』第一弾。 変人数学者・十和田只人とルポライター・陸奥藍子の二人が人気の無い所に建つ『眼球堂』へ招待され、そこで連続殺人に巻き込まれていく物語。 久々にゴリゴリのクローズドサークルもののミステリーを読んだのでとても新鮮で面白かった。登場人物も少なく展開もテンポ良く進んで行くのでとても読みやすかったです。トリックは眼球堂の吹き抜けに水をためる所は正解できたが、まさか回廊が回転するという所は見抜けなくて悔しいなぁと思いました。 そして真相は「まぁ、だよなぁ」と思いそのまま読み続けたらまさかのエピローグで陸奥藍子=善知鳥神であり、犯人の共犯(しかも善知鳥が主犯)という所にオチを持ってきたのがとてもびっくりしました。そしてこの小説自体が作中作であり、犯人の手記に近いことをやっていたのかと驚き、驫木が物理学・政治学などを批判したように彼女も小説という『文学』を数学に比べたら下であると言う事を自分の書いた小説に忍ばせることでそれを証明するという所がとても鳥肌が立ちました。 この『堂シリーズ』は続いていくようなので来年からも読んでいきたいです。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 十和田只人:津田健次郎 陸奥藍子/善知鳥神:種田梨沙 驫木煬:土師孝也 平川正之:石川界人 深浦征二:楠大典 三沢雪:大原さやか 造道静香:M・A・O 南武耕一郎:山路和弘 黒石克彦:岩田光央

Posted byブクログ

2022/11/06

建造物のトリックは初めてですごく楽しめました。 トリックもですし、どんでん返しもですしデビュー作とは思えないぐらい面白かったです。 個人的にずっと神について言及しているのが興味深かったです。 「人間と神のゲーム」で人間は神には勝てないが、負けない方法がある。それは善行をし続ける...

建造物のトリックは初めてですごく楽しめました。 トリックもですし、どんでん返しもですしデビュー作とは思えないぐらい面白かったです。 個人的にずっと神について言及しているのが興味深かったです。 「人間と神のゲーム」で人間は神には勝てないが、負けない方法がある。それは善行をし続けることだ。という十和田さんこ考えはすごく好きです。 善い行いを生涯続けて、死んで初めて神と対等に並べる。勝手な妄想ですが、十和田さんは死んだ後に、神に「ほらね、負けてない」とニヤッと笑いながら言ってそうです。 そのぐらい十和田さんのキャラが印象的ですし、すごく好きです。 頭がめちゃくちゃ切れて、全てを合理的に判断するが、時折人を想って行動する。 亜人の永井圭みたいです。 僕ツンデレが好きなんですよ。

Posted byブクログ

2022/10/10

天才とどんでん返しが好きな人へ、森博嗣の世界観が好きな人へ という謳い文句に魅かれて読み始めたが…キャラクターに魅力を感じられず完走に4ヶ月くらいかかった。笑 おそらく"天才"への解釈が作者とは少し異なるのだろうな。 トリックは大掛かり。しかし犯人の背景やそ...

天才とどんでん返しが好きな人へ、森博嗣の世界観が好きな人へ という謳い文句に魅かれて読み始めたが…キャラクターに魅力を感じられず完走に4ヶ月くらいかかった。笑 おそらく"天才"への解釈が作者とは少し異なるのだろうな。 トリックは大掛かり。しかし犯人の背景やそこから生まれる動機が薄いように感じた。

Posted byブクログ