眼球堂の殺人 の商品レビュー
ずっと気になりつつもなかなかシリーズに着手できず。 例に漏れず本格ミステリが好き、「館シリーズ」「S&Mシリーズ」好きな自分にはまさにドンピシャなシリーズだった。 両シリーズが佳境になったタイミングで読み始めることに。 十和田のぶっ飛んだキャラと神の対比が面白い。 理屈...
ずっと気になりつつもなかなかシリーズに着手できず。 例に漏れず本格ミステリが好き、「館シリーズ」「S&Mシリーズ」好きな自分にはまさにドンピシャなシリーズだった。 両シリーズが佳境になったタイミングで読み始めることに。 十和田のぶっ飛んだキャラと神の対比が面白い。 理屈っぽい人間もここまでくれば魅力的だ。 事件もオーソドックスなクローズドサークルものだと思っていたら、結構なペースで人が死ぬ。 どんなトリックで楽しませてくれるんだろう?と推理しつつ読み進める。ほんの少し推理は当たっていたけど、やっぱり最後は驚きの展開。 元々シリーズ物ではないらしいけど、次巻からどうなっていくんだろう。この先が気になるシリーズ。
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やられた感はあったけど、高揚感はちょっと、、かな。第一作としてはこんなものかな(読者の素朴な感想なので許してください)というかんじなので、次作以降のものも折を見て読んでみようと思います。
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天才建築学者が建てた、巨大で奇怪な建物内で各界の天才達が集うがそこで事件が...という著者デビュー作であり、堂シリーズ記念すべき一作目。 クローズド・サークル、本格ミステリ特有の図面、数学、建築学、物理学の多彩な蘊蓄...といったミステリ好きならワクワク要素のオンパレードで胸が高...
天才建築学者が建てた、巨大で奇怪な建物内で各界の天才達が集うがそこで事件が...という著者デビュー作であり、堂シリーズ記念すべき一作目。 クローズド・サークル、本格ミステリ特有の図面、数学、建築学、物理学の多彩な蘊蓄...といったミステリ好きならワクワク要素のオンパレードで胸が高鳴りますよね、そうですよね!?(同調圧力) そしてその設定に恥じない大掛かりなトリック! このシリーズ今後も追っていこう
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よく練られた作品だと思うけど、机上の空論で組み立てられた頭でっかちなストーリーだと感じた。 疑問が1つ2つ。 黒石と深浦は時間的に水を満たした吹き抜けの空間に落ちてるはずなのに墜落死? 水が抜けた後に墜死させたとしても、その後隠れ家に帰るにはまた水が必要になるけど、水が満たされたら死体の位置も変わってしまうのでは? 壁や床に水の跡や不純物だって着くはずだし…
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500ページの文庫本を1日で読み終えてしまうほど面白いミステリ小説であった。最後の最後まで読者を飽きさせない工夫に加えて建築、数学、物理、芸術に至るまで著者の深い知識が散りばめられている素晴らしい作品。トリックは壮大過ぎるが納得感のある読了感を与えてくれた。あらゆるミステリ作品に...
500ページの文庫本を1日で読み終えてしまうほど面白いミステリ小説であった。最後の最後まで読者を飽きさせない工夫に加えて建築、数学、物理、芸術に至るまで著者の深い知識が散りばめられている素晴らしい作品。トリックは壮大過ぎるが納得感のある読了感を与えてくれた。あらゆるミステリ作品に飽きてしまった方に是非おすすめしたい。
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最後の最後に答え合わせがちゃんとあってよかった。 仮の「了」までだと、なんだか腑に落ちない部分も多々あったけど、その後しっかり説明してくれてスッキリした。 大掛かりな仕掛け・トリックで面白かった。 勝敗についてはいまいちわからない。 他分野の天才を殺すことで、数学が他の学問の上にあるって証明になるんか?自分の領域に招待して、騙し討ちみたいなことしてるわけだけどそれでいいのか? 神は思ってた感じと違かったなあ。自信過剰というか、鼻につくというか。ちょっと嫌いになった。
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『眼球堂の殺人』 周木律(しゅうきりつ) 「館モノ」ってお好きですか?いわゆる「館」や「屋敷」、「城」などの建物を舞台にしたミステリー小説ですね 『眼球堂の殺人』は「館モノ」が好きな方におすすめの作品で、この後発刊されていく周木律先生の堂シリーズの記念すべき第1作目になります。天才数学者・十和田只人(とわだただひと)と、ルポライターの陸奥藍子(むつあいこ)。『探偵役が十和田、語り手&ワトソン役が藍子』 天才建築学者・驫木煬(とどろきよう)から謎の招待状を受け取った十和田は、藍子と共に「眼球堂」に向かいます。そこに集まったのは、世界を代表する物理学者や芸術家、大物政治家などなど各界の天才たちばかり。そんな中、実現不可能な殺人が起きます。招待状によって奇妙な館に集められた天才たち。そして起きる奇怪な殺人事件。外には出られない、電話も通じない、完全なクローズドサークル・・・ ミステリー小説には数多くの建築物が殺人の舞台として登場していますが、この「眼球堂」はその中でもかなり異質、著者の周木律先生は 【だが、ひとつだけ自信を持って言えるのは、この建物はきっと、読者をわくわくさせられるだろうということだ。こんな建物はあり得ない、だが、あり得ない建物で起きるあり得ない事件だからこそ、きっと読み手の心も躍るに違いないということである】と申されております えっ(え?)「眼球堂」ってどんな建物かですって?それは読んでからのお楽しみ!Who・誰が How・どうやってWhy・なぜ殺したか、のミステリと基本となる謎が全て楽しめるようになっています。特に「眼球堂」という奇怪な建物が舞台だからこそ、「どうやって殺したか」を推理していくの楽しいです 館の「見取り図」はもちろん、殺害現場の状況も「図」が挿入されているので非常にわかりやすいし、。この『眼球堂の殺人』は文庫本にして約570ページほどあり、他の作品と比べるとボリューム多めですがかなり読みやすいと思うので是非お薦めです もしあなたの元にも謎の館への招待状が届いたらその時は是非御用心下さい・・・・
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とても鮮やかな本格ミステリだった。 大胆なトリック、どんでん返しのラストと解決編は非常に興奮する。 アナグラムは頭にあったので、ちゃんとローマ字を試せば良かったなあ。 叙述トリックには巧妙に騙された。 3日目の第一発見者の下りで違和感は感じていたのだが…。 よくよく読むと上手く作られているのがわかり感動。 途中、小難しい話が多のが取っつきにくくも感じるが、探偵のキャラクターもよく、続編にも期待大。
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タイトル買い。面白かった。 スケールの大きいトリックで、でも納得できる内容。 ただ、実際実行するとなると本当に可能なのかな? 特に水貯めて〜の部分。時間的にも物理的にも体力的にも、これ厳しいのでは?という印象。再読で吟味してみる。
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数学に疎い私でも面白く読めました。定番のクローズドサークルという感じ。こういう謎の建物シリーズは何度読んでもドキドキして楽しいですね。
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