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みかづき の商品レビュー

4.3

439件のお客様レビュー

  1. 5つ

    194

  2. 4つ

    146

  3. 3つ

    62

  4. 2つ

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2017/02/28

吾郎、千明、一郎、それぞれが真摯に教育と向き合って生きている姿に、教育者として自分はどうあるべきか、そしてどうありたいかを考えさせられ続けた。どのような環境で教鞭を執ることになっても、いつも目の前にいる子どもたちのことを第一に考えられる人でありたい。

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2017/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

吾郎、千明、一郎視点で、三世代に渡る日本における塾の在り方、その存在の紆余曲折さを描かれた作品。教育の理想、理念と時代が求めるもの、教育に携わった人々の苦悩も垣間見えた。みかづきというタイトルの意味も響いた。

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2017/02/23

2017年10冊目。本屋大賞のノミネート作品。 戦後の塾業界を舞台にした、家族の物語。時代の変化、教育に関する国の政策、翻弄されながらも闘い続けた人々。次世代に受け継がれていくその精神。 みかづきとは、そういう意味だったのか…。時間をかけ、じっくりと読む意味のある1冊。

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2017/02/23

めちゃくちゃ面白かったです。 それは、私が公教育に携わる人間だからでしょうか。 日本の教育の歴史を読んでいるような気がしました。 塾の話も興味深い。 学校と塾の関係もさまざまな歴史を経て、 今の形に落ち着いてきたのでしょうか。 ときどき、すっごく腹立つこともありますが、 それでも...

めちゃくちゃ面白かったです。 それは、私が公教育に携わる人間だからでしょうか。 日本の教育の歴史を読んでいるような気がしました。 塾の話も興味深い。 学校と塾の関係もさまざまな歴史を経て、 今の形に落ち着いてきたのでしょうか。 ときどき、すっごく腹立つこともありますが、 それでも塾のない世の中は考えられませんからね。 家族の物語としても面白かった。 おすすめしてくれた司書さん、ありがとう。

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2017/02/22

津田沼、船橋、稲毛、新検見川、幕張本郷、八千代台… 本屋大賞にノミネートされていたので読んでみたら、こんな地名が(・・;) なんと私の地元周辺を舞台にした物語でした! 昭和から現代にかけて子供への教育の変化を、三世代にわたる登場人物の視点から描いています。 自分がどんな教育を受け...

津田沼、船橋、稲毛、新検見川、幕張本郷、八千代台… 本屋大賞にノミネートされていたので読んでみたら、こんな地名が(・・;) なんと私の地元周辺を舞台にした物語でした! 昭和から現代にかけて子供への教育の変化を、三世代にわたる登場人物の視点から描いています。 自分がどんな教育を受けてきたか、自分の子供にはどんな教育が待ち受けていて親としてどう受け止めていくべきか…と勉強になりました。地元が舞台で親近感が湧いたのもありますが、読み応え抜群のオススメの一冊になりました^_^

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2017/02/20

戦後から今の平成までの塾を視点にした子供の教育について怒涛の時代を一気に駆け抜けた。 読み終わった後はへとへと・・・・ でも良い疲れが残るへとへと加減。 今も昔も教育と言うのもに正解も完成もない。 永遠に正解を探し求めて満ち足りることのない状態が正しい教育への姿なんだと言う熱い言...

戦後から今の平成までの塾を視点にした子供の教育について怒涛の時代を一気に駆け抜けた。 読み終わった後はへとへと・・・・ でも良い疲れが残るへとへと加減。 今も昔も教育と言うのもに正解も完成もない。 永遠に正解を探し求めて満ち足りることのない状態が正しい教育への姿なんだと言う熱い言葉に胸を打たれた。

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2017/03/31

昭和36年、千葉県習志野市にある小学校。 そこの用務員である大島吾郎が児童の勉強を見てやっているところから物語は始まります。 昭和から平成へ、塾を舞台にした三世代にわたる教育者たちの物語。 終戦後、いち早く六・三・三制を取り入れた日本。 めまぐるしく変わる国の政策と、それに振り...

昭和36年、千葉県習志野市にある小学校。 そこの用務員である大島吾郎が児童の勉強を見てやっているところから物語は始まります。 昭和から平成へ、塾を舞台にした三世代にわたる教育者たちの物語。 終戦後、いち早く六・三・三制を取り入れた日本。 めまぐるしく変わる国の政策と、それに振り回される教育現場。 それでも理想を追い求める姿に、真の教育とは?と強く考えさせられました。 最終章の#新月が良かった。 不器用な人が、遠回りでも少しずつ前進して、いつか自分の生きる場所にたどり着く、そういう話が好き。 学ぶことか…、 塾に通って勉強していたころより、人生の折り返し地点を過ぎた今の方が、学ぶことへの欲が強いです。 そういえば、勉強したくなくて遊んでばかりいると、よく父に言われました。 「好きなだけ勉強ができるということが、どれほどありがたいことなのか、いつかわかる日が来る。 その時になって後悔しても遅いんだから」と。 しっかり後悔しました。はい。 <常に何かが欠けている三日月 欠けている自覚があればこそ、人は満ちよう、満ちようと研鑽を積むのかもしれない。> この言葉がとても心に残っています。 表紙に茶々丸がいる。可愛い。

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2017/02/19

祖母、両親と叔母、孫、3世代に亘る大河ドラマ。冒頭から圧倒され一気に読んでしまいました。登場人物は教育関係者でかなり個性的ですが、上から目線のいわゆる教育者とは異なり、それぞれに惹きつけられるものがありました。後半のバトンタッチなどの場面では涙。半分くらいまではカフェで人前で読ん...

祖母、両親と叔母、孫、3世代に亘る大河ドラマ。冒頭から圧倒され一気に読んでしまいました。登場人物は教育関係者でかなり個性的ですが、上から目線のいわゆる教育者とは異なり、それぞれに惹きつけられるものがありました。後半のバトンタッチなどの場面では涙。半分くらいまではカフェで人前で読んでいましたが、途中から家に戻ってひとりで読んでいて良かった。直哉くんには本当に幸せになって欲しい。 先日読んだコンクールの話は娯楽に徹していたような感じでしたが、こちらは硬派。安倍晋三への痛烈な批判が気持ち良かったです。

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2017/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昭和30年代~小学校用務員で片手間に子どもたちに勉強を教えていた吾郎は、子どもの母親に見出され塾を開講する。その後結婚して、家族となり、塾も大きくなり…昭和~平和にかけての塾業界を舞台に家族ドラマが繰り広げられる。最終的に吾郎の孫息子がボランティアで貧しい母子家庭等の子どもたちに勉強を教えるところまで。

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2017/02/10

なかなか良かった。昔『カラフル』を読んだことが あって。その人の本だと思いなんとなく読んでみました。 教育ってやっぱり難しくて、ある意味高貴で重要なこと なんだろうけど、人間の本質のような気もします。 少し大げさな感じもしましたが、いろいろな場面で 感動しました。 日本の戦後、い...

なかなか良かった。昔『カラフル』を読んだことが あって。その人の本だと思いなんとなく読んでみました。 教育ってやっぱり難しくて、ある意味高貴で重要なこと なんだろうけど、人間の本質のような気もします。 少し大げさな感じもしましたが、いろいろな場面で 感動しました。 日本の戦後、いろいろな人が民も官も教育に本当に情熱を 傾けてきた人がいっぱいいて、みんな試行錯誤しながら チャレンジしてきたのだろうということがよくわかる内容 でした。

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