ラストレシピ の商品レビュー
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時代を超えた壮大なミステリーである。 同時に料理人たちの誇りと素晴らしい料理の物語でもある。 家族愛、親子愛、師弟愛、生きることの意味が綴られている優しさに満ちている物語でもある。 歴史という非情な波に飲み込まれていく人間の悲劇と、どんな時代にも愛は絶対に存在するという強い思いが伝わってきて、胸が痛くなるような物語でもある。 どこか斜に構えて世の中を見ているような佐々木は、自身が持つ「麒麟の舌」を武器に「最期の料理請負人」を仕事としている。 佐々木には多額の借金があった。 開店した日本料理店の経営がうまくいかずに、店は潰れ借金だけが残ったのだ。 「最期の料理請負人」の報酬は高額だが、それだけではなかなか返済は進まない。 そんなとき、佐々木に怪しげな依頼が舞い込む。 迷った末に中国に渡った佐々木は、そこで「大日本帝国食菜全席」のレシピ探しを請け負うことになる。 物語は第二次大戦当時の直太朗を主人公とした回想場面と、現代の佐々木を主人公としたレシピの行方を追う場面とに分かれている。 戦争当時のハルビンの様子や日本軍の対応など、十分に調べたうえでの描写だろうけれど批判したい人たちも出てくるのでは?と少し心配になった。 物語は物語として・・・とは、なかなか別物として考えられないのは仕方のないことだと想う。 でも、幻の料理を謎の中心に置き、それぞれの時代を懸命に生きた、生きようとする人たちを描いているこの物語を私は十分に楽しむことができた。 けっして上手い物語ではないかもしれない。 けれど、とても丁寧な物語だったように思う。 今年の秋には映画が公開される。 佐々木充を二宮和也が、山形直太朗を西島秀俊が演じるという。 どんな映画になるのか、今から楽しみにしている。
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日本人なら良く知る歴史との絡みで話しに引き込まれて行った。非常に良くできた読み物で料理に触れる部分も適度な詳しさ、決してくどくはない。興味しんしんであっという間に読み終わってしまった。
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母に勧められて読んだ本。面白かった。 最後はちょっと強引だけど、見事なハッピーエンドで締めてくれました。大作だね。 戦時中の料理人にまつわるお話。それを受けた現在の料理人へ繋がる内容。最後がいいね、ちょっと強引だけど。
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読み応えあった。ほんと大河小説を読みきった感じ。 中国に伝わる満漢全席も初めて知った。 時代が現在と満州とが交互に語られてすいすいと読める 直太郎が劉さんをスパイと簡単に信じちゃうのが?と思ったけど、やっぱりそういうことだったんだね。 そして直太郎を殺したのも劉さんじゃなくて良かった。 可哀そうなのは妻の千鶴かも。 二度目の結婚もあのレシピのせいで不幸な結果を招くし。 最後のどんでん返しとは、そーか、そこが繋がるのかぁって。 なるほどね”麒麟の舌”はDNAなんだね。 面白い小説でした。 満漢全席…宮廷料理人に作らせた世界一スケールの大きなコース料理。中国全土から最高級の食材や珍しい食材が集められ、食べるのに3日間くらいかかったと言われてるらしい。
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現在と過去の話が交互に描かれて、どちらもぐんぐんと事態が動き、飽きさせない。こういう構造じたいはわりと好き。 ただ、揺るぎなくあるひとつの結果というか事実に向かっているのが明らかで、そのためにお膳立てされた筋書き・・・という雰囲気になってしまうのは致し方ないことなのか。 充の行動...
現在と過去の話が交互に描かれて、どちらもぐんぐんと事態が動き、飽きさせない。こういう構造じたいはわりと好き。 ただ、揺るぎなくあるひとつの結果というか事実に向かっているのが明らかで、そのためにお膳立てされた筋書き・・・という雰囲気になってしまうのは致し方ないことなのか。 充の行動も直太朗の生き方も、話の筋上こうするしかないという感じで、意外!とか果たしてどうなる?みたいなドキドキ感はない。だいたい、雇い主の楊晴明がほぼすべてを初めから知っているのだから。 唯一、充がヘブライ語のことわざを読んで起こした行動は想定されていないことで、やはりそこが面白かった。 しかし戦争というのは本当にあらゆる人、ところに無理を強いている。それも、後々まで影を落とすような・・・。千鶴の死が戦争のせいかと言えば、一義的には違う。でも、楊が本当のことを知っていれば、直太朗が言えていれば、三宅が思いつかなければ、戦争がなければ・・・となる。やりきれない。 「それを食すは、君想う人」。 当たり前のように、ほとんど意識もせずに、そういう料理ができる平和をしみじみ想った。
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面白かったし、どんどん読み進められた。でも深みにかけていたかな。一方で東野さんとかの小説に飽きていたので、読んでよかった。
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ラストでびっくり。そうくるか〜、で、涙涙涙。 ストーリーが上手く、時代の入れ替わりもわかりやすく、一気に読めました。
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美味しそうな料理がいっぱい出てきて、食べたくなって困っちゃうんだろうなぁ~・・・なんて思ってたら、ぜんっぜん違うスケールの話だった!w 現在と過去を行ったり来たりしつつの壮大なスケールでの壮絶なレシピ作り。圧倒されすぎて「まぁ、フィクションあるあるだよね」と読み進めるも、終盤で...
美味しそうな料理がいっぱい出てきて、食べたくなって困っちゃうんだろうなぁ~・・・なんて思ってたら、ぜんっぜん違うスケールの話だった!w 現在と過去を行ったり来たりしつつの壮大なスケールでの壮絶なレシピ作り。圧倒されすぎて「まぁ、フィクションあるあるだよね」と読み進めるも、終盤で思いがけない展開が。 いやいや、うっかりホロッときちゃいましたね~!!! 映画化するというので読んでみましたが、知らない作家さんだと思ったら「料理の鉄人」なんかを手掛けたテレビ業界出身の方でした。なるほど、そこからの着想なわけか~! それにしてもラストの「大日本帝国食菜全席」は圧巻!! 来年の映画化がますます楽しみに♡
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先の大戦中に壮大な料理を任された主人公。そのレシピを巡り壮絶な人間関係の裏に隠された罠・・・。 当時の単なる料理のレシピを物語ったものかと思いきや、後半のハラハラドキドキ、そういう展開!?・・・ やられたぁ~と息をのむ結末は涙もの。 お薦めの1冊! そして来年の映画化も楽しみ!
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死ぬ間際に思い出の食事を食べさせる「最期の料理人」をやっている鈴木が、ある中国人の依頼を受けることで、過去に起こった陰謀と事件の真相究明に巻き込まれていく。 現代の日本と、過去の満州での出来事が、章ごとに交互に書かれていて、現代で聞く話と、過去の話が少しずつリンクしていく形式。 ...
死ぬ間際に思い出の食事を食べさせる「最期の料理人」をやっている鈴木が、ある中国人の依頼を受けることで、過去に起こった陰謀と事件の真相究明に巻き込まれていく。 現代の日本と、過去の満州での出来事が、章ごとに交互に書かれていて、現代で聞く話と、過去の話が少しずつリンクしていく形式。 陰謀については途中で気付きやすいが、その陰謀を巡る現代の思惑は、一体何が真実で、誰が正義なのかわからなくて、読む手が止まらない。 ラストのどんでん返しはさすがに全く思いつかず、びっくりさせられた。 死ぬ間際の老人が、最後に素敵な思いをする、ある意味ハッピーエンドだと思う。
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