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玉依姫 の商品レビュー

3.6

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    3

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2017/08/08

そうきたかー。 今作は人間の世界が舞台。正直まだ何かあるなって感じで終わった。 人間の世界といっても、時代が現代だし前作の少し後位の時系列だと思うが、奈月彦の口からバイタルやら何やら現代の用語が出てくることに違和感。 奈月彦こんな性格だったっけ?? 現代といっても1995年設定...

そうきたかー。 今作は人間の世界が舞台。正直まだ何かあるなって感じで終わった。 人間の世界といっても、時代が現代だし前作の少し後位の時系列だと思うが、奈月彦の口からバイタルやら何やら現代の用語が出てくることに違和感。 奈月彦こんな性格だったっけ?? 現代といっても1995年設定らしいけど、これは何か関係あるのか最終巻が気になるところだ。

Posted byブクログ

2017/08/08

数時間で読み切ってしまった。 こんなに集中したのは久しぶりかも。 神という存在の恐ろしさにしばらく眠れなかった 猿は絶滅してしまったの? 人々からの信仰がなくなってしまったのなら、山内はどうなってしまうのだろう。 次巻は、暗いお話のよう。 読みたいけどなぁ… でも、楽しみ...

数時間で読み切ってしまった。 こんなに集中したのは久しぶりかも。 神という存在の恐ろしさにしばらく眠れなかった 猿は絶滅してしまったの? 人々からの信仰がなくなってしまったのなら、山内はどうなってしまうのだろう。 次巻は、暗いお話のよう。 読みたいけどなぁ… でも、楽しみで仕方がない

Posted byブクログ

2017/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文庫『空棺の烏』を読破し、 来月最新刊が出るのならと、それまで文庫待ちをしていたけど単行本購入。 『空棺の烏』の解説ページに、 ”「玉依姫」の話が原点となって八咫烏シリーズが始まった” と書いてあったので、時代は過去に遡るのかと思っていたら 『空棺の烏』から数年後みたい。 どういう経緯で奈月彦が山神と相見えて再び仕えることになったのか その辺の話を次の第一部最終巻で明かされるのか webインタビューをさらっていたら、 「5巻と6巻は表と裏」と著者がおっしゃっていたのを見たので、期待したい。 山神の怒りに触れて死んだ側近は誰なのか 大火傷をして生死をさまよったのは明留なのか これまで山内にどっぷり浸かってきたのに 山内衆については奈月彦とますほの薄くらいしか実名が明かされず 奈月彦は巻を重ねるごとに威厳が薄まって行く。 最初は完全無欠のなんでもお見通しやろうだと思っていたのに。 山神と相対する奈月彦は、やっぱり愛情という面において個に対する情を持てないから 山神とは分かり合えないんだなと思った。 玉依姫より産まれ育てられ神になっていく山神は 個に対する情を抱き、玉依姫によって成長し 悟りを得ることで神になっていくのか さよは山神にとって愛情を与える存在ではあったけど 個に対する愛情を教えたのみで 万人に対する愛を教えることはできなかった。 志帆の性分は神に近いのでは 相手が喜ぶなら自分を省みない 「志帆はからっぽなのだ」 それは中身がないというより滅私奉公の方が近いと思う だから最終的に山神と相性がよかったんだろう 最後病院から抜け出して新しい神と相対するシーンは、 1巻を思い出して「また女子が病んでる系か?」と思ったけど 最終的に本当に病んでないのかまともなのか 微妙だと思ったまま終わりを迎えたわけだけど、 まあ神だなんだな話をする女子はいずれにせよ 「大丈夫?」ってなるよな。 やっぱり女の子の話を書かせると爽やかにならなくなる方なんだな、、、と思ったのであった。

Posted byブクログ

2017/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっぱり、この巻は、作者が高校生くらいの時に書いたそうなので、作品自体が荒いですね。 設定だけ使って、大幅改訂してから、出版した方が良かったのでは。 今の作者の、冴え渡るストーリーテリングでは、全くありません。 読了してから、もう一度読み直せば、随所に伏線が散りばめられてた!見逃してたー!というような、驚きはないです。何もかも、唐突な感じ。ご都合主義的で、完全にライトノベルのレベル。 表現も、今までに比べて稚拙だし…何より、物語に説得力がないのです。 今までの作品なら、どんなサイコパスが出てきても、これだけ酷い体験をしていたら、まぁこんな風になる人も、世の中2〜3%くらいはいるかもしれない…という説得力はあったのです。 つまりは、全く理解できないこともない、というか。 今回は、主人公の女の子が、こんな性格になったのがなぜなのか、全く描かれていない。昔から自己犠牲的だったと、第三者に語られてるだけ。主人公目線で語られてないので、物語の裏の背景が読み取れない。 キャラクターの背景は、ほんの数十行で、記していいことではないはずで、作者の丁寧な仕事の代名詞だったと思うのですが。 元からのキャラクターも、かなり変わってしまっている。猿はいうまでもないけど、特に金烏が、なんというか、別人ですね。 今までしっかり描いてきた、奈月彦の複雑だけど、実は優しさの塊のような性格が、読者に全く伝わりません。ただの自己中になっている。 この作品から読む読者のことを考えたら、今までのように細やかに金烏について、性格の補足をすることは大事だったのではないかと思うのです。 今まで、作者は、本当に丁寧に物語を紡いでいたと思う。それが損なわれているのは、残念でなりません。 内容としては、奈月彦がなぜ記憶を引き継げなかったのか、先代金烏に何があったのか、そもそも山内とは何だったのか、八咫烏の世界の謎が一気に明らかになります。 今後のシリーズ展開の中で、謎解きのポイントになる、重要な巻と言えるでしょう。 シリーズを通して読みたいなら、読む必要がある巻ですが、2作目3作目4作目のような、綺羅星のごとく素晴らしい構成ではないことだけは、お伝えしておきます。

Posted byブクログ

2017/06/11

母と祖母の故郷である村に足を踏み入れた結果、生贄として異形の山神に捧げられてしまった女子高生志帆。 食われ殺されるか、「母」として山神を育てるかを山神とその神使である烏と猿に迫られた彼女が選ぶ自分の道は…という人間側から描いた神と烏と猿の世界。 「烏に単は似合わない」を読んだ時...

母と祖母の故郷である村に足を踏み入れた結果、生贄として異形の山神に捧げられてしまった女子高生志帆。 食われ殺されるか、「母」として山神を育てるかを山神とその神使である烏と猿に迫られた彼女が選ぶ自分の道は…という人間側から描いた神と烏と猿の世界。 「烏に単は似合わない」を読んだ時と同じ気持ち悪さ再び。 女性キャラの行動原理が全く理解できない…。 あれだけ嫌がって必死に逃げ出した志帆が母性に目覚めるのが唐突過ぎて、どうしても過去の玉依姫の記憶の洗脳としか思えないのだけれど、それが志帆本人の意志であるかのように話が進んでいくのが違和感有りまくり。 いじめられていてもそれに気づかないお人好し、という彼女の性格もあまり生かされていなかった様な。 なので結末も不安しか残らなかった。 一巻目よりも二巻目以降から前巻までの方が面白く感じたのは女性キャラの出番が少ないからかな。 毎回女性キャラが物語展開の為に都合よく動き過ぎている感じがする。 この描き方が意図的なものであって欲しいのだけれど、果たしてどうなんだろう。 現代日本の割に設定が微妙に過去なのは携帯電話の都合? 現代と繋がりがある割に山内の雰囲気が中世風なのは何故なのか。 気になるので今後明かされて行くといいなあ。

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2017/06/05

んー。今までに比べると見劣りする感じでした。思ったより烏たちの世界が好きだったんだなぁと。 まぁエピソード0とか紹介されていた時点でなんか嫌だなと思っていました。 色々分かって逆になんだかなぁという感じ。 でも次は楽しみ。

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2017/07/04

めっちゃ良かった…山神様切ない…あと異種間母子育児譚ってやっぱりズルイよな~~~!! 相変わらずオチがえげつない…でもこれは…ハッピーエンドな気が・・・します…。 猿の気持ちがまだあんま分からないんだよな~~第一部最終巻楽しみ…。

Posted byブクログ

2017/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第5弾だけど、今までの山内の異世界観ではなく、人間世界から描かれていることもあって雰囲気が違う。でも、奈月彦の失われた記憶や大猿がなぜ前々巻から出てきたかなど、いろいろな疑問が解決されて物語がかなり進んだ。これからの八咫烏や椿や志帆がどうなるのか、雪哉たちはどうなったのかなど、これからが楽しみ。

Posted byブクログ

2017/05/13

八咫烏シリーズの5作目「玉依姫」です。 イキナリ現代になってしまった。方向性を大きく変えたんでしょうか? 4作目までの「ファンタジー感」が薄まったと言うか、無くなったと言うか。 いや、面白かったんでイイんだけど、前の感じの方が好きだったなぁ~。

Posted byブクログ

2017/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

八咫烏シリーズの五作目。 「指輪物語」の作者トールキンは、「ナルニア国物語」の現代とつながっているところを批判していたという話を聞いたことがある。 ファンタジーは架空の世界で完結すべきだと。 私はこの意見に賛成だ。 だから、いきなり現代の話になったのには驚いたし、がっかりもした。 さらには、そのつながり方というか、奈月彦が現代に現れるのにもがっかりしたし、 急に日本の神話に直結したのにも。 山神を化け物から神に戻すために、 志帆が住まいを整え、食事をとらせ、作らせ、言葉遣いを直しと、 人として生活を整えるところから始めるのには、 ちょっと感動した。 奇跡的な、または、劇的な要素がない、人と同じ様に食べ暮らすところから始まるのが、日本の神様らしい。 誰かを倒したり、倒れたりしないところも。 このままでは、「八咫烏」の世界観的にも、読者の気持ち的にも中途半端なままなので、 早く次の作品を出してほしい。

Posted byブクログ