玉依姫 の商品レビュー
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あっという間に読んでしまいました。 八咫烏の世界はそうやってできていたのか、と納得。 私も母となったので、どんな醜い神様でも育てられそうな気がします。でも志帆のようにはいかないだろうなと。高校生とは思えないしっかりしたお母さんで驚くばかり。 小さな子どもを持つ私にとっては、最後の結末にほっとしました。
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八咫烏シリーズ5作目。 舞台はうって変わって現代の日本、人間の世界に。 高校生の志帆は、祖母と二人暮らし。 自分の親のこともよくわからないまま育ち、親戚から連絡を受けて故郷のことを知りたいと思い、村を訪れます。 祭りを見てみたいという気楽な気持ちでしたが、その祭りというのが‥ ...
八咫烏シリーズ5作目。 舞台はうって変わって現代の日本、人間の世界に。 高校生の志帆は、祖母と二人暮らし。 自分の親のこともよくわからないまま育ち、親戚から連絡を受けて故郷のことを知りたいと思い、村を訪れます。 祭りを見てみたいという気楽な気持ちでしたが、その祭りというのが‥ 生贄伝説のある龍ヶ沼と、その隣にそびえる荒山。 祖母が母だけを連れて村を逃げ出したという、その理由は‥ 危機に陥った志帆の前に現れたのは? これまでの作品と急にトーンが違うので、戸惑いました。 土俗的な雰囲気というか、和風ホラーのような。 そういう雰囲気も書けるんだ、とは思いました。 優しい性格の少女がふいに異常事態に巻き込まれるというか、先祖伝来の問題に気付かされるというか。 八咫烏の世界につながってはくるのですが‥ 壮大な流れというよりは、逆に世界が小さくなってしまったような印象も受けました。 構成の問題かも‥ 無理に大きく繋げず、熱っぽく書き込まれている部分だけでまとめて、後は謎を残したほうが良かったのでは。 まだ十分、謎は残っていますけど。 この部分は異色作で、後はまた違うエピソードになるのか? はたして面白くなるのか、謎は深まるばかりなのか。 乞うご期待です☆
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えっ志帆こわい というのが読後のまっさらな感想だった。志帆がとにかくよくわからない。行動に突拍子がない...。でも愛ってそんなもん? みたいな。椿と玉依姫...最後の二人の会話はぐっとくるものがありました。たましいが違うからこその許し、たましいが違えども愛しい。 おろおろする奈月彦と、じゃれてくる椿がかわいいです。
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舞台がいきなり変わったけどこれもちゃんと次巻で繋がるのだろうなと思うととても楽しみ。八咫烏の存在が何なのかは分かったけど、猿がどういう立場なのかはまだ謎のまま。玉依姫のお話としてはハッピーエンドということかしら? 奈月彦の記憶も少しずつ取り戻してきているし、次巻でシリーズ一区切り...
舞台がいきなり変わったけどこれもちゃんと次巻で繋がるのだろうなと思うととても楽しみ。八咫烏の存在が何なのかは分かったけど、猿がどういう立場なのかはまだ謎のまま。玉依姫のお話としてはハッピーエンドということかしら? 奈月彦の記憶も少しずつ取り戻してきているし、次巻でシリーズ一区切り?ホントにちゃんと収束するのか?
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あれっ?人間が登場したら、何だか俗っぽくなっちゃったなぁ~(--;)とは思ったけれども、これはこれで有りか(^^;)烏と猿の山神さまを巡る関係、山内の秘密が解明されたしね(^^)
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12/05/2017 読了。 図書館から。 山神と猿と烏の話でしたが、 次に期待。 現代…ではないけど、実世界の話とファンタジー部分を なんというか重ねて面白くするのは、 難しいのだな…と。
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いきなり現代に舞台が移るので違和感があるが、まぁ面白くは読めた。ファンタジー世界でなぜあえて「八咫烏」なのかな、と思っていたところ、世界の成り立ちが明らかに。ああなるほどねと納得。 とは言え、今までシリーズ通して山内を中心として世界を見ていたから、その山内がとってつけた作り物でした、現代世界で消えゆく神の、まさしく「箱庭」でした、などと外側から説明されると、今まで繰り広げられて来た人間模様や心踊った山内の悲喜こもごもが薄っぺらく感じて興ざめしてしまった。 今まで通り山内からの視点で今回の話を語ればよかったのに…。これまであんなに存在感があり、物語の軸であった若宮が半分空気で人が変わってるし、雪哉は消え失せてるし、この話の進む間平穏無事とも思えない山内の描写は皆無。ますほは作者のお気に入りだということだけはよく分かったけど。 次巻で完結ということだけども、これからどこへ向かって進んだのだろう…。一巻で受けた、「主幹がなく、接木に次ぐ接木を繰り返す」という物語の印象がこの巻でシリーズ全般に波及してしまった。 早いとこ次を読んでスッキリしたい。 …スッキリできるといいなぁ…。
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シリーズ第5弾。今回は現実サイドのお話。とはいえ、前作から間をあけて読んでしまったので、話の繋がりを思い出しながら読んだのだが、烏たちの住む「山内」という場所がどういう経緯でできたのかという点しか理解できなかったというのが正直な感想。というわけで話の評価は保留。「玉依姫」は結局山神と結ばれたのか?。色々と不明な点は多いが、次の巻を読むときにシリーズを総ざらいして読みたいと思う。感想はこんなところです。
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今回は八咫烏の住む世界の話ではなくて現代のお話。 全然別物かと思いきや、奈月彦が早々に登場して続きなんだーって納得^^ 最後のオチがちょっと??な感があったけども。。 それぞれの立場で見れば何が悪で何が正義かなんて分かったもんじゃない、改めてそう思いました。 ますほさんが心配していた方はやっぱ弟さん、なのかなぁ? 前巻からの繋がりを考えると、この間に猿と烏の方で何らかのやりとりがあってそう。 やっぱりおもしろくて引き込まれてあっという間に読了してしまいました。 次巻も楽しみ!
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世界の謎を説明するには外側の世界からの描写も必要ってことかな? 登場人物に共感できる人がいないのが読みにくい原因だと思った 次刊で第1部が完結らしいので、読み終わったらまた感想は変わるかもしれない 主人公がからっぽなところに理由がほしい 一作目のカタルシスに感動したので、作品毎に...
世界の謎を説明するには外側の世界からの描写も必要ってことかな? 登場人物に共感できる人がいないのが読みにくい原因だと思った 次刊で第1部が完結らしいので、読み終わったらまた感想は変わるかもしれない 主人公がからっぽなところに理由がほしい 一作目のカタルシスに感動したので、作品毎に雰囲気を変えるシリーズなんだと分かってから読んでも期待外れに感じてしまう
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