コンビニ人間 の商品レビュー
普通は何かと考えさせられる内容だったと思う。 正社員として就職、結婚、妊娠って みんな通っていくけれど それをしない人は異常者みたいなそんな感覚って今はだいぶ薄れてきたけどまだ残っていて 友達との会話の中でもなかなか抜けないんだよね。 すごくわかる。。 恵子には自分らしくコン...
普通は何かと考えさせられる内容だったと思う。 正社員として就職、結婚、妊娠って みんな通っていくけれど それをしない人は異常者みたいなそんな感覚って今はだいぶ薄れてきたけどまだ残っていて 友達との会話の中でもなかなか抜けないんだよね。 すごくわかる。。 恵子には自分らしくコンビニ定員として つらぬいて生きていてほしい。 私も周りに流されず自分らしく生きていきたいと思った。
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うーん、私には合わなかった。 社会風刺したいのかな。主人公に一貫性がないところもあえてなんだろうけど、全く魅力を感じなかった。「設定」て感じ。文章も雑。 白羽さんだけはちゃんと血が通ってる印象。 あえて書き分けてるのかな。 だとしても、私には刺さらなかった。
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「普通」とは何か、考えさせられた。 「普通〇〇でしょ」「こうあるべき」って知らないうちに人に押し付けてしまってたりするんだろうな...。 幼少期の恵子の破天荒?な部分は面白おかしく見てしまったけど、誰にも迷惑をかけていないんだから、恵子の幸せなように、好きに生きていってほしい...
「普通」とは何か、考えさせられた。 「普通〇〇でしょ」「こうあるべき」って知らないうちに人に押し付けてしまってたりするんだろうな...。 幼少期の恵子の破天荒?な部分は面白おかしく見てしまったけど、誰にも迷惑をかけていないんだから、恵子の幸せなように、好きに生きていってほしいな。
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「社会から削除されていく」感覚がすごく共感できた。田舎の大学に実家から2時間かけて通学する私は大学では異質なもののようで、「いつ一人暮らしするの?」の言葉にいつも返答が困る。「疲れてたからロールキャベツしか作れなかった」と語る同期や「節約しなきゃ!」ばかり言いながら毎月美容院に通う同期。そして最後には、「早く自立しないとね!」と言ってくる。もう窮屈で仕方がない。そんな私を肯定してくれるような本だった。白羽さんが頭のおかしな人から、正論をいう人に自分の中で変わっていったのが、不思議な感覚だった。
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マジョリティが正解で、マイノリティが不正解。 本書は2016年に刊行され、翌年に一度読んでいたため今回は再読。当時はまだ多様性という言葉がここまで多く使われていなかったように思う、そんな中の作品。 不正解者は治らなくてはいけないらしい。向こう側にいかなくてはいけないらしい。そ...
マジョリティが正解で、マイノリティが不正解。 本書は2016年に刊行され、翌年に一度読んでいたため今回は再読。当時はまだ多様性という言葉がここまで多く使われていなかったように思う、そんな中の作品。 不正解者は治らなくてはいけないらしい。向こう側にいかなくてはいけないらしい。それが出来ない恵子は、自身が生きやすくなるためにマジョリティを装う。白羽と同棲を始めたのもマジョリティに見せるため。だがそれはとても不自然に見える。彼女は恐らく少しASD気味。ただASDなんてのはマジョリティ側が作った産物だと思う。 今回再読した理由は、友人が本書を「破天荒」だと言ったから。殆ど内容を覚えていなかったため改めて読み直したところ、正直狼狽えた。なぜなら私は恵子を破天荒だとは思えなかったから。私は恵子に似ているから。友人はどの部分を破天荒だと言ったのだろうか。それはまだ怖くて聞けない。 恵子にはずっとこのままコンビニ人間が続けられる世の中であって欲しいと願う。
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気味が悪かった。 でも共感出来てしまった、 みんなどこか普通からズレているとしたら…と考えたら楽になった。
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古倉さんはどこか情が欠けていたり自分軸がなかったりする人かなと思った 自分とはかけ離れた人だけどコンビニのレジが混んでいて忙しいときに店長と泉さんが手伝わず、プライベートな話で盛り上がっていることにイライラするのはとても共感できた あと、周りからみて自分が異物になっていないか気にするところも共感できた 自分の話し方は無意識のうちに関わってきた人たちに影響されているのかなと思った 最後に古倉さんが白羽さんの指示に従わずにコンビニ店員としてもう一度働くことを決めたところにコンビニ店員という動物である古倉さんの意思や軸が感じられた
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読了後はなんかすごくすごくすっきりというか 爽快感というか 芥川賞受賞作品とは納得 私は最後、恵子は救われたと思っている 結末がめっちゃ良かった 私自身も何か吹っ切れた気がするし ちゃんと着地できた気がする 生きる軸を見つけられている恵子は幸せだと思う
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周りと違うと理解してカメレオンとして生きる主人公が唯一自分であると思えるコンビニを最初は受け入れてくれたのにだんだん周りが合わせなきゃおかしい。あなたがおかしいと言い出すのが怖かった。 それでも最後は自分の生き方を周りが否定しても進むのは自分なのだと自分の場所はここだとキッパリ言ったコンビニ人間がすごくカッコよかった。 いつか店長になってコンビニのあるところならどこでも行きますって言ってそう。
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訳がわからないように感じてしまいそうな作品でありながら、自分自身共感してしまうところがある。人間は所詮動物であり、見た目を飾ったり、幸せを綴ったりしても、結局は本当に従っているだけなのかもしれない。色々と考えさせられる本だった。
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