コンビニ人間 の商品レビュー

村田沙耶香(著者)

2024/06/20

なんともいえない心情で読み終えた。
自分が想像している以上に世の中に生きづらさを感じる人が多いのだと感じる。

2024/06/18

圧倒的コンビニリアリティ。
普通の人のフリは、案外難しい。
雑談も挨拶も、人間の皮を被るための装備。
適度に情報開示をして、わたしはあなた達と同じ側ですよと言い続けなければならない苦痛。

2024/06/10

村田沙耶香さん作品読んだの2作目。この前に読んだ「地球星人」と似てましたが、こっちのほうがまだまともで、好きでした(笑)
「常識」は絶対じゃない。他人に迷惑をかけるのはだめだけど、そうじゃなければ生き方は自由。普通の「常識」を押し付けるのは私も嫌い。でも私も普通の常識人なので、無意識にそうなってることがあるのかも！？ 少し器が広がった気がします(笑)

2024/06/04

普通とは？
この話は親や友達の会話でありそうなシチュエーションばかりでなんだか苦しくなった。
型にはめられるのは苦痛だし、その型からはみ出してると変だと言われるし…生きにくいなって。

白羽が1番おかしいけど正当化しようとしてる所が強い。

2024/06/02

これが純文学か。。。。。と思いました。私の読者レベルがこちら側がなっていないので正直評価をつけるのが億劫でした。
内容は知能レベルに問題はないけど人間味のない人間のコンビニ店員としての流儀って感じでした。
感想は…謎の読了感。独りの人間の人生を正面から読んだ感じです。何か残るものとか、明日への活力とか、筆者からメッセージ的なものはわからず、ただただ人間を書きました！って感じです。「…で？」みたいな感想しかでないです。でも、おもしろい。レシピとか材料とか全くわかんないけどめっちゃ美味しい料理を出された感覚です。
そりゃ、芥川賞とるわと思いました。綿矢りさ「蹴りたい背中」を思い出しました。
おすすめしますか？と言われたら。本が好きなら読んでほしいと言いたい一冊。

2024/06/02

多様性を考える。生きる、価値観、幸福、ムラ社会、血縁、就職、結婚、学歴など。この２０年間で随分と変化したものだ。それは進化なの？退化なの？そんなことを考えさせられるストーリーでした。

2024/06/01

普通は何かと考えさせられる内容だったと思う。
正社員として就職、結婚、妊娠って
みんな通っていくけれど

それをしない人は異常者みたいなそんな感覚って今はだいぶ薄れてきたけどまだ残っていて
友達との会話の中でもなかなか抜けないんだよね。
すごくわかる。。

恵子には自分らしくコンビニ定員として
つらぬいて生きていてほしい。

私も周りに流されず自分らしく生きていきたいと思った。

2024/05/29

うーん、私には合わなかった。

社会風刺したいのかな。主人公に一貫性がないところもあえてなんだろうけど、全く魅力を感じなかった。「設定」て感じ。文章も雑。
白羽さんだけはちゃんと血が通ってる印象。
あえて書き分けてるのかな。
だとしても、私には刺さらなかった。

2024/05/29

「普通」とは何か、考えさせられた。

「普通〇〇でしょ」「こうあるべき」って知らないうちに人に押し付けてしまってたりするんだろうな...。

幼少期の恵子の破天荒？な部分は面白おかしく見てしまったけど、誰にも迷惑をかけていないんだから、恵子の幸せなように、好きに生きていってほしいな。

2024/05/27

「社会から削除されていく」感覚がすごく共感できた。田舎の大学に実家から2時間かけて通学する私は大学では異質なもののようで、「いつ一人暮らしするの？」の言葉にいつも返答が困る。「疲れてたからロールキャベツしか作れなかった」と語る同期や「節約しなきゃ！」ばかり言いながら毎月美容院に通う同期。そして最後には、「早く自立しないとね！」と言ってくる。もう窮屈で仕方がない。そんな私を肯定してくれるような本だった。白羽さんが頭のおかしな人から、正論をいう人に自分の中で変わっていったのが、不思議な感覚だった。