コンビニ人間 の商品レビュー
小説をあまり読まない私だが、これは有名で何となく知っていた。 たまたま手に取り読んでみたら、面白くて一気に読んでしまった。 何だろう、ざわざわする感じ…こんな人も実在するのかなと思った。 みんなこうやって周りに合わせて生きているのかな。
Posted by
2回目。 発達障害をもってる主人公の話。他人に干渉されるって嫌だな〜〜本人は何不自由なく生活しているのにね。
Posted by
ボケとボケでツッコミおらん。 という印象。 (いや、いたか。) 正直、不本意だが共感出来てしまう(苦笑)。 過去に自分も似たようなこと言った(した)ことあった。 真実よりも嘘の方が受け入れられるんだよね。
Posted by
女らしさとは人間らしさとはについて考えさせられた。恵子のことを初めは気持ちが悪いや人間味がないと思っていたが、もしかしたらおかしいのは らしさ を押し付ける周りの圧力なのではないかと思った。ラストまでドキドキしながら一気に読んだ。また読みたい。
Posted by
まずコンビニの仕事の描写がかなりリアルだった。わたしも学生時代の数年、主婦で数年コンビニでバイトしていたから、その時の様子がリアルに頭に広がった。 一方で、人間が縄文時代から変わらないという白羽さんの言葉に妙に納得。自分の人生に干渉されないようにみんな必死で生きてるんだなぁと思っ...
まずコンビニの仕事の描写がかなりリアルだった。わたしも学生時代の数年、主婦で数年コンビニでバイトしていたから、その時の様子がリアルに頭に広がった。 一方で、人間が縄文時代から変わらないという白羽さんの言葉に妙に納得。自分の人生に干渉されないようにみんな必死で生きてるんだなぁと思ってしまった。ごはんを餌と言ったり、白羽さんを飼うと言ったり主人公の感覚は共感できないけど、ある意味自分を通して、ありのままで生きていて、誰の価値観にも影響されない人なんだな、と少し羨ましくも思った。
Posted by
大学生の時に一度読んだ本書を改めて。刺さるなあ。 前職の部署は、30、いや40歳以上なのに結婚してない人達の集まりだったから少なくともどこか奇妙な目でみてしまっていた自分もどこかにいたわけで。とにかくみんなが生きやすい世の中になってくれればそれでいいなあと。
Posted by
なるほど…。凄い小説を読んでしまったなぁというのが素直な感想。 人は自分と同じを探し、違いを削除する。それは今の時代に限らず、ずっと昔から。悪意の有無に限らずでタチが悪い。 みんな一緒じゃないと駄目な社会自体が実はコンビニそのものじゃないのかな。
Posted by
段々と古倉が怖いと思うように心情の変化があった。 コンビニを全てだと思い生きている古倉と、このままではダメだという気持ちがあり、危機感を持っている白羽。人によって生き方というのは様々だとは思うが、中学に行っていなかった私から言うと、生き方なんてどうでもいいと思う。また、生き方を人...
段々と古倉が怖いと思うように心情の変化があった。 コンビニを全てだと思い生きている古倉と、このままではダメだという気持ちがあり、危機感を持っている白羽。人によって生き方というのは様々だとは思うが、中学に行っていなかった私から言うと、生き方なんてどうでもいいと思う。また、生き方を人に指図する権利もないと思うし、生きたければ生きればいいし、死にたければ死ねばいい。 古倉は、コンビニのために全てを捧げていく人生をこのまま歩んでいくのだと考えると、すごく悲しくなるし、心配になる。この気持ちは作中の妹と同じなのだろう。コンビニバイトや店長の気持ちを考えると、確かに古倉は不思議だし変だと思う。飲み会でも話題になるだろう。あの人なんなんですか?とかから入るのか、触れないのが1番ですね。とかか。 また、特に人間をオスとメスと捉える考え方は面白かった。人間は動物の1部でしかないと思うし、生殖もするし餌も食べる。ただ頭がいいだけの動物。 恋愛話に惹かれるのは何故か。なぜ他人の生殖に興味があるのかと思った。 誰かが言っていた、自分を取り繕っている職業や親、家庭、肩書きを無くすと人は何が残るのかという言葉を思い出した。
Posted by
36歳未婚女性 36年間彼氏なし 18年間コンビニ店員としてアルバイト 一般社会からすれば理解の範囲を超えた彼女の生き方は、好奇な目に晒される。そして周りの人間はどうにか自分達の言葉で解釈出来る説明をつけようとする。 古倉さんを通じて「普通の人間」の定型にあてはまらず生きづら...
36歳未婚女性 36年間彼氏なし 18年間コンビニ店員としてアルバイト 一般社会からすれば理解の範囲を超えた彼女の生き方は、好奇な目に晒される。そして周りの人間はどうにか自分達の言葉で解釈出来る説明をつけようとする。 古倉さんを通じて「普通の人間」の定型にあてはまらず生きづらさに迷う人の心がありありと語られていた。 白羽さん説く「縄文時代と変わらない人間社会」はあまりに辛辣な表現で苛立ちを感じたが、一方で妙に納得してしまう部分もあった。 また、コンビニ店員に対する偏見の目は白羽さんの目線を通して作者が世間に訴えているのだろう。 最終的に、主人公の古倉さんが白羽さんの思い通りにならず、自分が「生まれた」コンビニ店員に戻る意思を固めることが出来た点は良かった。 ただ、私の価値観になってしまうが、そこでしか自分の存在意義を見つけられない生き方は、やはり寂しく哀しいと思ってしまう。けれどその世界でこそ、生き生きと自分の居場所を見つけられる古倉さんにとっては、誰がなんと言おうと天職なのだ。 きっと本作を読んで、何らかの障がい名を思い浮かべて読もうとする方も多いだろう。 社会生活の中で当たり前とされる価値観を持ち、その価値観で人を見定めようとする人間の怖さを垣間見る作品だった。
Posted by
作者は知っていたけどミーハーじゃないと読まず嫌いをしていたがやっと手にとる。 面白いっ。 ルーティーンじゃないと生きていけない女の子が30後半までコンビニで働き、周囲の目も気になりながらうまく世間となじんでいけるように努力するが結局はコンビニに落ち着く。心境や努力がよく伝わりあっ...
作者は知っていたけどミーハーじゃないと読まず嫌いをしていたがやっと手にとる。 面白いっ。 ルーティーンじゃないと生きていけない女の子が30後半までコンビニで働き、周囲の目も気になりながらうまく世間となじんでいけるように努力するが結局はコンビニに落ち着く。心境や努力がよく伝わりあっという間に読む。 他の作品も読んでみたい。
Posted by