銃とチョコレート の商品レビュー

乙一(著者)

2017/03/21

大怪盗を追う名探偵に憧れる少年が、大怪盗逮捕のヒントとなりそうな手がかりを偶然手に入れ、その手がかりを名探偵に情報提供したことで騒動に巻き込まれる話。
読後感は悪い。誰彼かまわず罵詈雑言を浴びせる主人公とは別の少年や、人種差別をする町の人々など、罵詈雑言や差別は話の要素として必要なのかがわからない。
また、話のキモにはなるが、子どもをあたりまえのように裏切る大人にも不快感が拭えない。

2017/02/21

本屋に平積みされてたので読んでみた

登場人物や地名がチョコレートに関連する名称になっており、読んでいてかわいい

かわいいのだがそれ以上のものはなく、
少し低年齢向けの印象

2019/05/06

ファンタジーな方の乙一作品。ベーシックな冒険譚で、安心して読める。主要登場人物がチョコレートブランドの名前なので、それぞれの関係性を置き換えながら読むと楽しい。逞しい女性は良い。

2016/11/21

まず一番に面白いと思ったのは登場人物達の名前でした。
「探偵ロイズは僕らのヒーロー！」という見出しだけならそこまで面白いと思わなかったでしょうが「怪盗ゴディバ」って！と笑いました。
そんな名前の付け方ありかよ！とツッコミを入れつつ読んだのは懐かしい記憶。
でも内容は最後の最後まで乙一さんらしく、まさかそこまでも伏線だったのか！とニヤケが止まりませんでした。

そして登場人物達のその後的な展開も好きで、印象深く記憶に残っている作品です。
是非軽い気持ちで読んで欲しいなと思います。

ちなみに自分が買ったのは箱入りのハードカバー本で、必ず猫が穴から出るようにしておいてたりします。

2016/11/05

可愛くてワクワクするミステリーかな、と思ってたら、アクションみたいな展開だった。
遊び心が不思議な雰囲気。でも面白かった。
悪人は最後まで悪人なのだけれどなぜか憎めないってすごいなー。

少年のこれからが、優しいものであるといいな。お疲れ様。

リンツのチョコレート食べたくなってきた。オレンジ入ってるやつ。

2016/10/30

カカオ86%くらいのビター加減
　黒乙一、白乙一どちらの系統にするか迷った末、中間に位置する本書を購入しました。乙一最初の一冊としてはいささか微妙なチョイスでしょうが、雰囲気は掴めたので良かったです。
　チョコレートのようにワクワクする冒険譚があって、それとは反対に目を背けたくなるつらい描写が丁度良いアクセントになっています。
　ミステリーランドのシリーズに相応しい児童向けの小説なので、大人が読むには物足りない感じは否めません。あまり深く考えずに、少年・リンツの真っ直ぐな目線そのままに物語を追っていくのが一番だと思います。

2016/10/18

元々がお子さま向けの本なのだけど、終盤の加速度は大人でも十分楽しいと思ったり。
チョコレートが食べたくなる罠。

2016/09/09

表紙もチョコレートカラーで甘い話かと思いきや、なかなかのビターっぷり！子ども向けに見えてそうでもない…大人向けの素敵な冒険活劇でした。チョコレート大好き故に登場人物や町の名前が全てチョコレートだというのがすごく魅力的で、それだけでファンタジックです。これが小説全体にかかって話の苦さを緩和しているのかな〜挿絵もダークでテンションあがります。

2016/07/31

楽しめましたが、皆さん
キャラ立ち過ぎていて大変でした。

乙一さんの作品は別名義のものも
含めて何冊か読んでいますが
ちゃんとしたミステリーは
これが初めてだと思います。

でも…なんとなく予想はしていたのですが
暴力シーンとか、馴染めませんでした。

リンツもチョコのブランドだったのかあ。

2016/07/18

ダークでブラックなところも、最後に救いがあるところも、大変よかったです。ひらがな遣いには規則性があったのだろうか。ドゥバイヨルの爆轟勝己感がすごい。