銃とチョコレート の商品レビュー
読みやすいと定評の小説と聞いていたので購入。 「大悪党ゴディバ」や「名探偵ロイズ」などの登場人物があらすじに記載されていたため、最初は子供たちが好みそうな推理小説だろうと考えていた。 実際は、リンツ君という純粋な少年目線で描かれた冒険譚。 漢字が少なくひらがなが多いので、たしかに...
読みやすいと定評の小説と聞いていたので購入。 「大悪党ゴディバ」や「名探偵ロイズ」などの登場人物があらすじに記載されていたため、最初は子供たちが好みそうな推理小説だろうと考えていた。 実際は、リンツ君という純粋な少年目線で描かれた冒険譚。 漢字が少なくひらがなが多いので、たしかに読みやすいが、中身の方はそこまでふわふわしたものではない。むしろ、ハラハラという表現の方が似合うくらいで、私のように思わず声をあげてしまうだろう。 エキセントリックな行動をとるロイズや、乱暴者のドゥバイヨル、そして絶対にブレないリンツの母など、それぞれの人物に明確な色があるのが特徴的で、私は好きだ。
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ヒーローと悪役がどんどんいれかわっていくミステリーでハラハラした。1文目からトリックは始まっていたという点に唸らされた。
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乙一作品にハマっていた高校生時代、なぜか手に入れられなくて読めなかった作品。 10数年経って図書館で見かけ、そういえばと思い読みました。 途中までは児童書感があり、「こういうのよりブラックな方が好きだなー」と思っていたのですが、読みやすい文体に読み進めていくうちに、「ん!?」「...
乙一作品にハマっていた高校生時代、なぜか手に入れられなくて読めなかった作品。 10数年経って図書館で見かけ、そういえばと思い読みました。 途中までは児童書感があり、「こういうのよりブラックな方が好きだなー」と思っていたのですが、読みやすい文体に読み進めていくうちに、「ん!?」「え!?」と2転3転。 わくわくドキドキしながら一気に読み終わりました。 さすが乙一さん…。 なぜかラストはじんわり胸にしみて泣きたいような幸せな気持ちにさせられます。。 次は何を読もうかなー
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ライトな語り口とは裏腹に、後半に進むにつれて物語は深みを増していく。 人間の裏の顔、意外な真実、読了後のスッキリ感、、 ページを捲る手が止まらなかった。
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大富豪の財宝を盗み続ける怪盗ゴディバと、それを追う探偵ロイズ。少年リンツが偶然手に入れた地図からあこがれのロイズと、ゴディバを追うなぞ解きをすることに
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冒険する少年。子ども向けっぽくみえますが、 侮れない。 とても、面白かった。 話の構成や展開がピカイチ。
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平易な文章で展開も驚くほどの内容ではないと思うけど、計算されつくした展開で飽きさせない まさにうまい構成とはこうだというお手本のような本と思う
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私がここ10数年本を手放せなくさせた作家はあなたがいたからです。 そんな納得させられるファンタジー小説。
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乙一を読んで本にハマり始めた私。久々に図書館でだれかが返した乙一の本を見つけて、すぐさま手にとって読みました。 さすが、乙一様。 私がここ10数年本を手放せなくさせた作家はあなたがいたからです。 そんな納得させられるファンタジー小説。子供向けに書かれているのか、ひらがなやフ...
乙一を読んで本にハマり始めた私。久々に図書館でだれかが返した乙一の本を見つけて、すぐさま手にとって読みました。 さすが、乙一様。 私がここ10数年本を手放せなくさせた作家はあなたがいたからです。 そんな納得させられるファンタジー小説。子供向けに書かれているのか、ひらがなやフリガナが多数あり、子供向け?と、思いきやの内容です。 相変わらず、潔いサバイバル感。淡々と殺人。素敵です。 挿絵の奇妙さもさらに相まって、子供にオススメできない内容になっておりますが、ラストのシメはまさかの感極まれりです。 もう、拍手。乙一に拍手。 よくある推理小説、グロテスクなズッコケ三人組みたいな、そんな展開の中、よくぞここまで。 もう、拍手。手拍子、足拍子。 大人の読書感想文用にいかがでしょ? 子供も読めるような内容なので難しくないし、乙一節効いてます。 あなたも乙一読んで本が手放せなくなーるなーる
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もともと児童書のためひらがな多め。 怪盗ゴディバと国民的スターの名探偵ロイズが世間を賑わせる中、主人公のリンツが怪盗ゴディバの手がかりを見つけ、名探偵リンツに協力することになる。 怪盗、探偵、秘密の地図など、子供の頃に戻ったように、わくわくしながらリンツと一緒に冒険を楽しめた気分...
もともと児童書のためひらがな多め。 怪盗ゴディバと国民的スターの名探偵ロイズが世間を賑わせる中、主人公のリンツが怪盗ゴディバの手がかりを見つけ、名探偵リンツに協力することになる。 怪盗、探偵、秘密の地図など、子供の頃に戻ったように、わくわくしながらリンツと一緒に冒険を楽しめた気分。どんでん返しもあり、ちゃんと児童書として子供が楽しめるポイントは抑えながらも、大人の自分も充分に楽しめる本だった。
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