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ヒポクラテスの誓い の商品レビュー

3.9

214件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

    91

  3. 3つ

    65

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2020/09/11

このシリーズは、先に憂鬱のほうを読んでしまっていたので、いろいろな展開が先に繋がって面白かった 医療とひとくくりにいっても幅が広くて、でも、目指している人たちの気持ちはどの分野も変わらず、誰かのためだったり、救いたかったり、ちょっと使命感だったり… そのなかで、感情と論理、...

このシリーズは、先に憂鬱のほうを読んでしまっていたので、いろいろな展開が先に繋がって面白かった 医療とひとくくりにいっても幅が広くて、でも、目指している人たちの気持ちはどの分野も変わらず、誰かのためだったり、救いたかったり、ちょっと使命感だったり… そのなかで、感情と論理、立場と人情…いろいろなことの中で、常に自分で選択していくことの難しさと大切さを感じる そして、まちがってしまっても、それを冷静に正してくれ、許してくれ、認めてくれる、頼れる先輩や上司との出会いがどれだけ貴重かを改めて考えた

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2020/09/03

臨床研修で法医学教室にまわされた栂野真琴は、いきなり准教授のキャシーに「あなた、死体はお好き?」と訊かれる。変態准教授のあとに会った光崎藤次郎教授も強烈な個性の持ち主だった。つぎつぎと強引に解剖を進める光崎。否応なく渦中に巻き込まれる中で、次第に真琴は解剖医の仕事に惹かれていき、...

臨床研修で法医学教室にまわされた栂野真琴は、いきなり准教授のキャシーに「あなた、死体はお好き?」と訊かれる。変態准教授のあとに会った光崎藤次郎教授も強烈な個性の持ち主だった。つぎつぎと強引に解剖を進める光崎。否応なく渦中に巻き込まれる中で、次第に真琴は解剖医の仕事に惹かれていき、自分から積極的に動き出していく。実は光崎にはある思惑があり、最後の第5編ではその真相が明かされることになる。解剖の様子、周りの人々の動き、真琴の心情などが詳細に描きこまれ、実に読みごたえがある。

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2020/08/27

中山センセはいったいいつお休みになっているのか、読んでも読んでも追っつかないぐらいバンバン新刊が出る。長らく読まず嫌いだったことを悔やんでおります。だけど今ごろ手を出したせいでこのシリーズ2冊ともすでに文庫化されているのはありがたい。 登場人物が本当に魅力的。教授のアシスタント...

中山センセはいったいいつお休みになっているのか、読んでも読んでも追っつかないぐらいバンバン新刊が出る。長らく読まず嫌いだったことを悔やんでおります。だけど今ごろ手を出したせいでこのシリーズ2冊ともすでに文庫化されているのはありがたい。 登場人物が本当に魅力的。教授のアシスタントが外国人(しかも美人ではない(笑))である必要性がはたしてあるのかと最初は思っていましたが、変なのに的を射ていたりもするキャシーの日本語が可笑しい。 生きていようが死んでいようが患者は患者。生きている人は嘘をつくが、死んだ人は嘘はつかない。遺体からわかる、その人が生きていたときの行動、そして想い。 内藤了の“藤堂比奈子”シリーズといろいろかぶる。光崎教授と死神女史、古手川刑事と東海林刑事とか。組んだら最強の最強では。

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2020/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編で読みやすい。 組織の命に従うのは怖い、ボスの指示は信頼できる。こんな上司が増えれば良いなと思った。

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2020/05/31

未知の解剖の世界。 現実もあって日本と世界の対比もある。死体に対する考え方。 自分は死んだら解剖してもらおうかどうしようか考えてしまった本。

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2020/05/21

タイトル買い。まあ一応医療に片足突っ込んでる仕事なので、タイトルで読んどかんといかんだろうと。ハズレでもネタになるしね。 ある日、女児から法医学教室に電話がかかってきた。「パパを助けて欲しい」。交通事故で女性を死なせたとして起訴されかかった男性は、いつもは慎重すぎるほどの安全運...

タイトル買い。まあ一応医療に片足突っ込んでる仕事なので、タイトルで読んどかんといかんだろうと。ハズレでもネタになるしね。 ある日、女児から法医学教室に電話がかかってきた。「パパを助けて欲しい」。交通事故で女性を死なせたとして起訴されかかった男性は、いつもは慎重すぎるほどの安全運転であった。死んだ女性の方になにか秘密が有ったのか…。 法医学教室に出向になった研修医の真琴の視点で、法医学教室の二癖以上ある2人と、担当で出入りしている刑事の4人で、死体に残った残存証拠を見つけるという、よくある死体系ミステリである。 話としては、エンターテインメント作品として、それぞれありだと思う。さらに特筆すべきは、それなりに取材をしたと見られて、専門的な部分は、変に砕かずに専門的に残すことで、ちゃんと辻褄の合った話に仕立てているところ。少なくとも医療関係に強い作家とは思えない。逆に言うと、法医学教室で聞いてきたエピソードを、割とそのまま書いているんじゃないかと思われる節がある。 で、問題は、全体のストーリー進行なんだよね(展開ではない)。テンポが悪く、死体エピソード以外が、ほぼ「邪魔」なのだ。必要以上にキャラ立てしすぎた、あるいは便利に使いすぎな登場人物というところが一つの難点。また、重要な局面の会話の途中に、必要と思えないエピソードを挟むことで、誰の発現か解らなくしていること。まあ、そこは読まんでいいということかもしれないが、飛ばすと誰が誰に発している言葉か分からんのだ。 5つの短編のうち、2つで知り合いをストーリー中で死なせてしまうというのも、必要以上に感情に訴えているように見えて、あまり印象はよろしくない。 あと、出たな「代理ミュンヒハウゼン症候群」。事件に利用するには便利すぎやろ。代理ミュンヒハウゼン作家でタグ作ろうかしらん。これがでてきた瞬間「夢オチ」と同様の評価しかできなくなるので(一種の叙情トリックだな)。 まあ、暇つぶしにはいけなくもないか。流行り物に乗っかるのはいいけど、乗っかりすぎ。

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2020/05/17

上野正彦さんの著書大好きだったので、これを読んだ瞬間「絶対インスパイアーされてる!!」と、確信しながら読んでました(笑)解剖って未だにそんな扱いなの!?って少し疑問ですが、良い問題提起になりますよね

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2020/03/29

最近中山七里さん作品を読むこと多いな。。 法医学ものの連作短編。エンターテインメント作品として満足度高。構成の細部はやや唐突感もあったが、それを無視させるほどに、ガンガン読ませる筆致は相変わらず凄い。登場人物が魅力的なのが良いですね。経験を積むことで研修医の娘の心境が変化していく...

最近中山七里さん作品を読むこと多いな。。 法医学ものの連作短編。エンターテインメント作品として満足度高。構成の細部はやや唐突感もあったが、それを無視させるほどに、ガンガン読ませる筆致は相変わらず凄い。登場人物が魅力的なのが良いですね。経験を積むことで研修医の娘の心境が変化していく様子とか。 関連作の「ヒポクラテスの憂鬱」も気になってきました。。

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2020/03/12

法医学教室のお話。 「カエル男」シリーズに登場した、法医学者の光崎教授や、古手川巡査部長も出てきます。 めちゃめちゃ面白かったです! 「死体はうそをつかない」 司法解剖をする事で、表に出なかった本当の死因を解明できる。 どんなに細かな証拠も見逃さない、光崎教授、素晴らしいの一言で...

法医学教室のお話。 「カエル男」シリーズに登場した、法医学者の光崎教授や、古手川巡査部長も出てきます。 めちゃめちゃ面白かったです! 「死体はうそをつかない」 司法解剖をする事で、表に出なかった本当の死因を解明できる。 どんなに細かな証拠も見逃さない、光崎教授、素晴らしいの一言です。 主人公真琴と、古手川のやり取りも微笑ましいですし、ラスト決戦がまたすごくいい。 光崎教授素敵です。 面白くてどんどん読み進めました。 「ヒポクラテスの憂鬱」早く読みたいです。

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2020/01/20

タイトル見て買ったけど病名とか臓器とか調べながらでないと理解出来なかった。 法医学ミステリー難しいですね。

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