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黄金の烏 の商品レビュー

4.2

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    68

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2017/09/12

1、2巻は少女マンガタッチで裏表の作品でしたが、今回から八咫烏の世界と他の世界とのからみなど、周囲が一気に広がって、がぜん面白くなってきました。ファンタジー苦手でしたけど、これはおすすめできます。

Posted byブクログ

2017/08/29

立て続けに、3巻まで読了。 ここまで来て、やっとシリーズとしての骨格が見えてきた感じ。(遅い? 1巻の書き方が本当に勿体無い、としか言いようがない。 ミスリード上等だけど、ここまで書けるなら1巻のところでも もう少し何か…ねぇ。。

Posted byブクログ

2017/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

そうきたかー!3冊目も一気読み。異世界ファンタジーかと思いきや、あれ?人間の存在が今回で明かされる。 えええー?人間いるの?? しかも、不知火の正体ってどう考えても私達がよく見ている街の夜景。電気なのでは?? ええー! ジブリ作品の平成たぬき合戦と同じ様なスタンスなのかしら?いや、まだ何かありそう。雪哉の成長を見守る楽しみもあり。 それにしても今回は重かった。格差について書かれていて、これは現実にもよくある話でしょう。何事にも自己責任、努力不足と簡単に切り捨てちゃう今の世の中を表しているのかと感じた。やったことは許されない、当然。 長束が理解できない理由もわかる。だって人間経験したことがない事は、理解できないのだから。

Posted byブクログ

2017/06/23

真の金烏とは何かが明らかにされ、猿との闘いの火蓋が切って落とされ、どうやら山内と外界の境界に綻びが……と、物語が大きく動き始めて、面白くなってきた。物語のスケールが大きくなってきて、前2作はプロローグだったのね、ここまで我慢して読んできて良かったと思えました。ただ、まだラノベ調と...

真の金烏とは何かが明らかにされ、猿との闘いの火蓋が切って落とされ、どうやら山内と外界の境界に綻びが……と、物語が大きく動き始めて、面白くなってきた。物語のスケールが大きくなってきて、前2作はプロローグだったのね、ここまで我慢して読んできて良かったと思えました。ただ、まだラノベ調と感じる部分が見受けられるのが少し残念。浜木綿が正室になっても未だに『あんた』とか『アタシ』って言ってるのって安っぽく、この世界観にはそぐわない感じがして気になった。

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2017/06/19

もったいなくて温存していたのだが、新刊が文庫で出たので心置き無く読了。これは文句なしに面白い。ファンタジーでありながらミステリーで、毒も潜んでいる。前二作はやられたと思いながらもまだるっこしさが付きまとっていたのだが、私がこの世界に慣れたのか、グイグイ読み進んだ。 雪哉が若宮に使...

もったいなくて温存していたのだが、新刊が文庫で出たので心置き無く読了。これは文句なしに面白い。ファンタジーでありながらミステリーで、毒も潜んでいる。前二作はやられたと思いながらもまだるっこしさが付きまとっていたのだが、私がこの世界に慣れたのか、グイグイ読み進んだ。 雪哉が若宮に使えない理由であった、真の金烏とは何かというものも、発現のタイミングもうっすら気付いてはいたけど、明らかになったし、雪哉の今後も決まったことだし、続きが益々気になるシリーズだ。今まで疑問に思ってた若宮自身の反応についても見事に説明をつけてる。あーそうか!とまた一作目から読み直したくなった。

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2017/06/10

八咫烏シリーズ三作目。雪哉再び。育ちの良さと相反する口の悪さ。アホの子のフリをしているが聡い子。それが雪哉。しかし、幼さゆえ考えが甘く、口が軽い。それがストーリーテラーとしてうまく機能しているイメージ。山内とは。金烏とは。が、明らかになる。生まれ育った環境の良し悪しは本人の望む望...

八咫烏シリーズ三作目。雪哉再び。育ちの良さと相反する口の悪さ。アホの子のフリをしているが聡い子。それが雪哉。しかし、幼さゆえ考えが甘く、口が軽い。それがストーリーテラーとしてうまく機能しているイメージ。山内とは。金烏とは。が、明らかになる。生まれ育った環境の良し悪しは本人の望む望まざる関係なく。そんな「環境」をやいやい言う小梅も雪哉もまだまだ。「どうせ、なるようにしかならないんだ。絶望している暇があるのなら、その分しっかり働くんだね」浜木綿姉さんがこの物語の中で一番理にかなっている気がしてないらない。

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2017/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『烏に単は似合わない』、『烏は主を選ばない』の対となる2作でようやく序章を終えた感のあるこのシリーズ。ついに今作『黄金の烏』で、金烏である若宮が八咫烏の世界に起きた異変に立ち向かっていく。 いままでも金烏という言葉はでていたが、その存在は伝説のようなものと信じられていた。しかし実際に若宮は外の世界と八咫烏の世界の境界を修復する離れ業を見せる。金烏とは世界に危機が起きたとき、それを救うために現れる存在らしい。外の世界とはつまり私たちのような人間がいる世界だが、これが山を切り崩したりしているために山内の八咫烏の世界が脅かされ、人間を食べて生きていたはずの人食い猿が八咫烏の世界にも出現するようになってしまった。 いままで謎めいていた金烏についてや、外の世界との関わりや八咫烏の世界に訪れる危機など今後のさらなる展開を期待させる今作。雪哉に淡い想いを寄せる小梅が新しく登場したり、いままでの2作と同じようにプロローグが予想を裏切るところが健在だったりと魅力満載。とんでもないシリーズに出会ってしまった。

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2017/05/24

ちょっとこれはもう本当に面白すぎだ。    大河ドラマとしても、ミステリーとしても。    もう素晴らしいの一言。    もう感謝。ひたすら感謝。この作品に出会えたことに感謝。    彼らの物語、まだまだ読めるみたいなのでとても楽しみです。

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2017/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作ラストで若宮の元を離れた雪哉が新たな旅立ちを迎える物語。 今まで私八咫烏シリーズって異世界ファンタジーだと思ってたしまあ実際そうなんだけど、ここに来て世界観の謎が少しだけ見えてきた。 「ハウル」とか「西の善き魔女」とかと同じ『あれ』なのか…! 事前に予備知識入れずに読んでるので前作の感想でルビの振り方が気持ち悪いと書いたら、それの答えが今回出てた。 成る程納得。 ここに来てようやくこの先どうなるのか楽しみになりました。 1巻目よりずっと面白い。

Posted byブクログ

2017/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いやー、3作目にしてようやく本気で面白いと思いました。 1,2作は顔みせだったんだなーと。 八咫烏のみで形成されていたという世界に初めて『異物』である”猿”が混じる。しかも彼らもまた知性を持ち、人に変じることができる・・・。 そして本当の人間の世界との接点が・・・。 八咫烏の世界の崩壊が進んでいくのかどうかがこれからの見ものですね。 しかし、冒頭でミスリードを招くのはもうお腹いっぱいです。 そして本人が明言しているように『十二国記』の影響が強いのだなぁと。 何とか大綱みたいなのってそうじゃないのかなー。

Posted byブクログ