夜空はいつでも最高密度の青色だ の商品レビュー
最果タヒのことばえらびがすきだ。タイトルがどうにも魅力的で手に取りたくなる。詩はほぼ読まないのだけどついつい手にとってしまう。
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都会の閉鎖感だったり、豊かゆえの歪みみたいなものを突きつけてくる感覚になります。 あの違和感の正体はこれだったのかってハッとさせられます。
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永遠に青いままでいてほしい。 あってはならない感情を好きだと言う。そんなの羨ましいじゃないか。そんな生き方をしたいじゃないか。 そのための、一助。
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中学生の頃に、人生で初めて自分のお金で買った本。 南十字星の睡眠BGMを小音で流しながら、間接照明をつけただけの真っ暗と薄オレンジ色の部屋の中で、ベッドの上に座って読む時間が特別だった。 中学生の私にとっての、初めてのお守りのような存在だった。あの空間と日々を思い出す。
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なるほどなーってところもあればどういうこと?って思うところもあって難しい、けど分かりたい!と思う。図書館で借りて読んだけど、購入して何度も読み返したくなった。ただ今の私が言えることは、とにかく本のタイトルが素敵だということ。最高密度の青色、、こんな美しい言葉聞いた事ないもん。。
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本屋さんで立ち読みしただけで泣きそうになったほどきれいで優しい言葉だなって思った。別に意味は理解しなくていいよって言われることはこんなにも心地よいんだなって思った
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あんまりよく分からない文章も少なくはなかったけど、好きな言葉には付箋をつけてます 他のレビュー見たら、口に出して読んでみても良いとのこと 言葉、面白いすわー
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映画化したらしいが、詩集を映画にするってどういうことなんだろう? 俳優が詩を呟いているプロモーションビデオは見たけれど。 最果タヒの詩は、半分くらい意味不明で言葉は支離滅裂で、雰囲気を楽しむようなところがある。 でもどの詩にも言えるのは、言葉に出すと美しさが増すということ。 ...
映画化したらしいが、詩集を映画にするってどういうことなんだろう? 俳優が詩を呟いているプロモーションビデオは見たけれど。 最果タヒの詩は、半分くらい意味不明で言葉は支離滅裂で、雰囲気を楽しむようなところがある。 でもどの詩にも言えるのは、言葉に出すと美しさが増すということ。 文章を読むとき、目で読むスピードと声に出して読むスピードは違う。 最果タヒの詩を朗読すると、こんなに語感のいい言葉の選び方って他にないんじゃないかという気がしてくる。 声が綺麗で朗読の上手な人に読んでもらいたい。 気に入った表現がいくつか。 「きみがかわいそうだと思っているきみ自身を、誰も愛さない間、きみはきっと世界を嫌いでいい。」 「ピンク色の星空兼朝焼けは、死ぬ寸前のためいきみたいだ。」 「世界で一番高いビルに登ってもたぶん、表面張力みたいなもので人とつながるんだ。」 「世界平和なんて、誰かを愛している限りは言うな。」 愛情があるから、その人にとっての命の価値に差が生まれてしまって、世界平和から遠ざかる……。 なるほど一理ある。 「お前の知らないところで悲劇や不幸がたくさん起きて、だから幸せそうにするなって、言えることがきみにとっては正義で、武器なんだろう。だから、世界中に悲しみがたくさん溢れていたらいいと思う。きみが、いつまでも最強でいられますように。」 アフリカの子供がどうのって、そりゃあわかるけど、それをあまり大きく振りかざすと暴力みたいなものだと思う。 でも一応正論だから真っ向から否定することはできなくて、じゃあみんな不幸だったらいいねなんて、皮肉がきいていて好き。 「17歳より若い女の子が、セブンティーンを読む教室。nonnoの女子大生モデルに憧れる女子高生。自分のことはもう大人だと思っていて、それより上は老人だって言ってやらなきゃ悔しかった。」 女子高生が「20代後半はオバさんだよね」とか言う理由がよくわかった。 基準が「自分たちはもう大人だ」っていうところにあるんだろうな。 だから自分たちより少し年上の人たちはもうオバさん。 でも一方で「まだ子供だ」っていう認識があって、少し年上の人たちに憧れがあるんだろうな。 それで、悔しさからそんなことを言ってしまう。 ページが少ないし、この版・この装丁で1300円はちょっと高かった。
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この一文のあとにこの一文を重ねることで雰囲気や意味がこんなに変わるんだ!という驚きでいっぱい。思いつかないような流れや言葉で振り回されるのが楽しい。
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映画を観て、素敵な言葉が散りばめられているこの詩は読んでみたい!!と思い購入。 とにかく題名がいい。 ただほとんどの詩は私の心では理解できないものだった
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