夜空はいつでも最高密度の青色だ の商品レビュー
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(感想というよりメモに近い) 「愛」へのコンプレックス。常に隣にいる「孤独」。 眩しい夜を"昼みたい"という表現はよく耳にするけれど、まだ明るい時間の景色を"夜みたい"とする表現が、まさに現代的だと思った。いつのまにか、明るい夜が珍しくなくなったのだと、今更気付いた。 作中「きれいな人生」が好きだった。 あとがき で、作品の印象が180度変わった。 巷で話題の"エモーショナル"の原点の1つだと思う。 愛を知れば、人を愛せれば、世界は簡単になる。 愛せないなら、孤独でいい。
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普段生活して、表現しているわたしたちを青空とするなら、わたしたちの内面とか、純粋な気持ちとか、産まれた時から変わらないものが夜空なのかもしれないと思った。 都会をすきになった瞬間、その夜空は照らされてネオンが割り込んで美しく輝く。失われてしまうんだね 星みたいに輝く光がその人が産まれもつ才能や将来の選択肢で、それをきみは羨ましいと思った。星が死んだって、そのことに誰も気づかない。星はなにも知らないようにきらきら輝いている。
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言葉の全てが優しいかと聞かれると全くそんなことはなく、読むのが少々難しかった。でも、たまに見つかる好きな言葉たちは心の中に入れておきたい輝かしさがあった。
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刺激が強い。理性や自制心が崩壊しそうな不安が襲う。乱視が突然悪化して、文字の一部が断層のように崩れ落ちる。残った部分はアクリルの立体作品みたいだった。キレーな散文詩がチョー新鮮。題名は決めゼリフ?
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映画を先に知って、観て、それから読んだ 全てを突き放すような、でも生きたいと思うような 東京のことも死のことも愛のことも知らないから怖いのか怖いから知らないのか、なんなんだろう 他者のことも自分のことも、かわいいと思えたらもっと楽なのにな〜
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散文詩を読むのはなかなか辛いが、本書は詩人の感性が豊かで素晴らしいものだった。ところどころに裸の作者がいて出血していた。
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Alexandrosのハナウタがきっかけで最果タヒを知り、初めて詩集を手に取りました。 ただ、やはり全体的に難しいと思ってしまい… 小説や評論のように、意味や知識を求めて読書をするのが好きな私には向いていなかったようです。 (もちろん頭では、詩集に一から十まで理論を求めてはいけな...
Alexandrosのハナウタがきっかけで最果タヒを知り、初めて詩集を手に取りました。 ただ、やはり全体的に難しいと思ってしまい… 小説や評論のように、意味や知識を求めて読書をするのが好きな私には向いていなかったようです。 (もちろん頭では、詩集に一から十まで理論を求めてはいけないとわかっているつもりなのですが…笑) それでも言葉のリズム感は心地よく、ページの余白も美しく感じられ、忙しない現代人にとっては貴重な穏やかな時間を過ごすことができました。
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最果タヒさん、初読みです というか、詩集すらも初読みだと思います 好きとか嫌いとか、そういった感情をそうやっててだ書くんじゃなくて別の言葉と表現をして現しているところが凄い 良い感情も、世間一般で言う悪い感情すら詩になると美しい わかろうとしなくてもいい 自分が響いた、好き...
最果タヒさん、初読みです というか、詩集すらも初読みだと思います 好きとか嫌いとか、そういった感情をそうやっててだ書くんじゃなくて別の言葉と表現をして現しているところが凄い 良い感情も、世間一般で言う悪い感情すら詩になると美しい わかろうとしなくてもいい 自分が響いた、好きな言葉さえあれば
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じっと考えるもの、読んだ瞬時に響くもの、自分には分からなかったもの、どれも愛おしかったです。あとがきで仰っていたように、詩と読者のなにかで作品を作り出すことが全てだなあと思いました。わたしもかわいいを言う人間でいたいなあ
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少し前からSNSをフォローしてチェックしていましたが、初めて詩集は読みました。1つ1つの詩の濃度が濃く、理解しきるのは困難でしたが、読み終えるたびに心にパワーがみなぎる感覚がしました。 特に作者のあとがきは興味深く、心に刺さりました。 私自身、詩を通して自分の感情の動きや流れを感...
少し前からSNSをフォローしてチェックしていましたが、初めて詩集は読みました。1つ1つの詩の濃度が濃く、理解しきるのは困難でしたが、読み終えるたびに心にパワーがみなぎる感覚がしました。 特に作者のあとがきは興味深く、心に刺さりました。 私自身、詩を通して自分の感情の動きや流れを感じることができていると感じています。 手元に置いて深く読み込みたい1冊です。
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