砕け散るところを見せてあげる の商品レビュー
私の理解力が足らず最後の方がよく分からなくてネタバレを読んでしまいました。ネタバレを読むと言われてみれば確かに不自然だったよなって部分を思い出し、読み返してみるとしっかりと内容を理解出来ました。ネタバレを読まずに最初から理解出来る力が私にあればめちゃくちゃ面白い作品だったのかなと...
私の理解力が足らず最後の方がよく分からなくてネタバレを読んでしまいました。ネタバレを読むと言われてみれば確かに不自然だったよなって部分を思い出し、読み返してみるとしっかりと内容を理解出来ました。ネタバレを読まずに最初から理解出来る力が私にあればめちゃくちゃ面白い作品だったのかなとおもいます。 個人的にはこういう少し難解なタイプの小説が好きという方にはたまらない作品だなと思いました。
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1回目は2017年3月5日読了。冒頭近くの「あああああ」は覚えていたけど、映画化されたのにあとを全く覚えてなかったので、再読。2021年8月14日に2日で読了。 清澄と玻璃の「君とど」的なラブストーリーとして始まるが、次第に不穏な空気になり、ラストは怒濤の展開。冒頭の語り手の「俺...
1回目は2017年3月5日読了。冒頭近くの「あああああ」は覚えていたけど、映画化されたのにあとを全く覚えてなかったので、再読。2021年8月14日に2日で読了。 清澄と玻璃の「君とど」的なラブストーリーとして始まるが、次第に不穏な空気になり、ラストは怒濤の展開。冒頭の語り手の「俺」が、本編の主人公ではない、わざとひねりを加えてたことには、1回目に気づいてなかったかも。
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映画を観た。 大々的な宣伝も無く、特に話題作でも無かったが、にも関わらず俳優陣はとても豪華な顔ぶれだった。 なるほど上手くまとまっていて、良い映画だと思う。 小説を読んでから劇場に足を運んだのだが、冒頭5分で原作にあったサプライズが映画では使われていないことが分かった。 そして、むしろそれが良かった。 特段、ドッキリが見え透いているとかいう事ではなく、私にはそれを必要とする作品では無いと思えたからだ。 結果、原作よりも映画の方がスッキリとテーマがわかりやすくなった。 孤独、いじめ、相変わらず跳梁跋扈しているキ○ガイ親どもとそこから派生した深刻なトラウマ、そして勇気など、物語を彩る要素は多彩だけれど、突き詰めるとこれはラブストーリーだと思う。 その意味で前述のサプライズを除けば、映画は小説を忠実に表現出来ていると感じたし、ともに良作。 オジさん的には 主人公にほのかに想いを寄せる尾崎(妹)と主人公との何気ないふれあいのシーンは小説同様に再現して欲しかったかな〜。
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Audibleにて読了。 いじめからの青春恋愛物、からの急転直下。劇的なストーリーの移り変わりが見事で、続きが気になってすぐ読み終えてしまった。 序盤は加害者たちに怒り、玻璃が心を開いていく様を楽しく思い、彼女が置かれている立場な哀しみを感じ、最後には喜びがある。 高校生の身近な(残念なことにいじめも含めて)事象を丁寧に描写することで、身近に隠された恐ろしさを際立たせている。 映画も公開すると聞いたので、是非観てみたい。
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ラノベを多作していた作家が脱皮して本格派に変身した記念碑的作品。イジメをテーマにした青春ラノベな前半から後半はDV絡みのホラーサスペンスに急展開して最後は銀河に昇華するという誰もが??なままに読み終えるこの作品は実は作者が仕込んでいたミステリーだった、という複雑巧緻な構成について...
ラノベを多作していた作家が脱皮して本格派に変身した記念碑的作品。イジメをテーマにした青春ラノベな前半から後半はDV絡みのホラーサスペンスに急展開して最後は銀河に昇華するという誰もが??なままに読み終えるこの作品は実は作者が仕込んでいたミステリーだった、という複雑巧緻な構成については以下のネタバレ解説サイトを参照あれ。 (https://wakatake-topics.com/?p=8917) 大事なミステリ要素を映像化することは難しいけれど、イジメからDVに展開するストーリーを追うだけだったら本作を取り上げる意味がないわけで、近々公開される映画の出来映えはいかに?
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誰かが自分を大事に思ってくれることは、全然当たり前ではない。 『ある』のが『難しい』から『ありがたい』のだ。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ヒーローに憧れる真っ直ぐな清澄は、いじめられているところを助けたきっかけで、玻璃(はり)と心を通わせるようになる。 一度チャンネルが合え...
誰かが自分を大事に思ってくれることは、全然当たり前ではない。 『ある』のが『難しい』から『ありがたい』のだ。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ヒーローに憧れる真っ直ぐな清澄は、いじめられているところを助けたきっかけで、玻璃(はり)と心を通わせるようになる。 一度チャンネルが合えばよく喋る素直な可愛い子だった。 UFOはいます。 母の行方不明もいじめもあれもこれも全部UFOのせいだから諦めるしかない。でも先輩が、、ヒーローが教えてくれた。強くなりたい。 「先輩を信じます」と言った玻璃を守りたい。 玻璃に惹かれながら秘密に気づく。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 大きな暗闇のUFOの正体。ここから一気にサスペンス。怖かったー。違和感とかすっ飛ばして知りたくて!どんどん先に進んでしまって。ん? 完璧に騙されました。 玻璃に全部、俺の未来も全部、全部あげたかった。 真っ直ぐな愛の物語にグッときました。 2021. 4月映画公開✧*。
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【孤独、そして終わらない愛】娘のレビュー 物語の本編は、高校生(3年)の濱田清澄と(1年)蔵本玻璃の出会いから始まります。学年一の嫌われ者である玻璃に対するいじめをみた清澄は、彼女を救い出そうとあらゆることをします。 共に時間を過ごしていくうちに、互いの優しさや美しさの魅力に気づき、2人の距離はぐっと縮まります。 ところが、玻璃には打ち明けられない秘密がありました。それは父親から暴力を受けていること。そして数年前に祖母を沼に埋める手伝いをさせられたことも話します。 清澄は父親から玻璃を救うべく行動に出ましたが、逃げようと思ったところで2人は父親に見つかり、ゴルフクラブで殴られてしまいます。しかし最終的には、清澄が玻璃の父親に殺されかけるところで、玻璃が父親をゴルフクラブで殴り殺したのでした。 本編はできるだけ簡潔に要約してみましたが、この本には叙述トリックがあります。本編前のエピソードの「俺」が清澄の息子(真っ赤な嵐)であることです。玻璃と真っ赤な嵐の会話は、まるで恋人同士のようにかかれており、読者を惑わせるトリックでした。 恋愛から愛へ繋がる物語と思いきや、終盤で一気にサスペンスともいえる展開になり衝撃でした。清澄と玻璃の愛が真っ赤な嵐に伝わっていることが感じられ、最後は心温まると思います。個人的には玻璃の父親がサイコパスであったこと、玻璃の母親は家を出て行ったのではなく父親に殺されていたこと、また、殺害時の描写が衝撃で読後少し怖さが残ってしまいましたが。(;´Д`) 春公開の映画見に行きたいと思っています。是非。 オススメ年齢 高校生以上
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自分の体はなくなった後も、その愛や意思は砕け、原子のような大きさになって、世界中に飛び散ってあなたやその子どもや大切な人々をずっと届けていくよというエントロピー的ラブストーリー。
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今年(2021年)4月に中川大志君と石井杏奈ちゃんの主演で公開予定の映画の原作。読んだ後でネタバレ解説も探して読んだんだけど、砕け散った・・・ 未だに訳が分かってない私・・・ 今の高校生ってこんなことしてるやつほんとにいんの? 信じられへんくらいヒマなのかしら・・・
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2度読んで、あぁ!そう言うことか!と腑に落ちた。 切ないけれど、ドキドキする。 主人公の人を想う気持ちが真っ直ぐで、何度も読みたくなります。
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