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砕け散るところを見せてあげる の商品レビュー

3.3

149件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    6

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2020/03/13

映画化されるということで購入。 読み終わった直後は、頭の中の情報が整理できませんでした。一度読んだだけでは理解できないので、読めば読むほど、発見が増し理解度が増します。 最初はラノベのような雰囲気を醸し出していて、青春小説や恋愛小説なのかなと思っていましたが、後半になると、急...

映画化されるということで購入。 読み終わった直後は、頭の中の情報が整理できませんでした。一度読んだだけでは理解できないので、読めば読むほど、発見が増し理解度が増します。 最初はラノベのような雰囲気を醸し出していて、青春小説や恋愛小説なのかなと思っていましたが、後半になると、急な展開に。今までの色彩が、ガラリと変わったので、驚きました。 また、小説ならではの使い方で、読み手を惑わさせるので、整理しきれませんでした。思わず、ネタバレのサイトを見て、答え合わせをしてしまいました。 途中、同じ文章が2回登場するのですが、それが最後の一文とリンクすると、ジワッと温かみがきました。今までドライだった気持ちだった分、ウェットな気持ちにさせてくれました。 全体的にイジメを取り扱っていて、行為自体は酷いものばかりで重いのですが、文章の表現がマイルドにさせてくれるので、そんなに重くはありませんでした。 冷酷な内容だけれども、登場人物たちの友情が際立つことで、希望の灯が灯されたような救いのある話に仕上がっていて、良かったです。だけでなく、さらに掘り下げると、文章の使い方が工夫されていて、面白かったです。 映画化されるということで、キャストを見ると、堤真一さんが多分、ヒロインの父親役かと思います。詳細は書けませんが、想像すると…。楽しみです。なかなか、小説ならではの使い方が発揮されないと思いますが、映画ならではの使い方を期待します。

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2020/03/12

はやドキで注目! 大学受験を控えた清澄は一年生の女子生徒がいじめに遭っているのを目撃する。だが、彼を待っていたのはー。

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2020/03/06

「私たちの田村くん」「とらドラ!」の作者の作品。 電波系?少女と正義感の強い主人公が心通わせる流れは定番だけど良かった。 ただ普段叙述トリックは好きなのにこれは何故か釈然としなかった。構成に力を入れすぎて後半パートが頭に入ってこなかったためか。この構成じゃなくても良かったのにと思...

「私たちの田村くん」「とらドラ!」の作者の作品。 電波系?少女と正義感の強い主人公が心通わせる流れは定番だけど良かった。 ただ普段叙述トリックは好きなのにこれは何故か釈然としなかった。構成に力を入れすぎて後半パートが頭に入ってこなかったためか。この構成じゃなくても良かったのにと思ってしまった。

Posted byブクログ

2020/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高校3年生の濱田貴澄がある日いじめられているのを目撃する。貴澄は1年生の倉本玻璃を助けようとするが、悲鳴をあげられ逃げられてしまう。しかし貴澄は諦めずに毎日毎日、玻璃を助けようとする。ある日、玻璃がトイレに閉じ込められていることを知り、助けに行く。誤解をしていた貴澄は玻璃の人間性を知ることになる。玻璃と仲良くなっていく中で、謎の父親の存在が出てくる。玻璃の父は玻璃の母と祖母を殺し、秘密を知られた貴澄とその母を殺そうとする。しかし、ギリギリのところで血まみれの玻璃が起き上がり、自分の父親を殺してしまう。 はじめは単なるイジメについての小説かと思っていたが、全然違うくて、とてもおもしろいと思った。

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2019/12/21

引き込まれる!!!登場人物がいつもみんな素敵で!!のんっまに綺麗なお話!! 清澄素敵すぎる!!玻璃ちゃん素敵すぎる!尾崎妹尾崎姉、たまたま田丸もみんな好き!! こんな、ハッピーエンドもあるんやな… 私も、ヒーローになりたい!!

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2019/03/14

受験間近の全校集会で出会った一年生。 いじめられている彼女を助けたのに、なぜか絶叫して逃げられる。 彼女を知れば知るほど見て見ぬふりはできず、彼女のヒーローになろうと奮闘するが。 衝撃的なタイトルと「死んだ二人」が誰なのか気になるプロローグ。 いじめの話でありつつ、ミスリードも...

受験間近の全校集会で出会った一年生。 いじめられている彼女を助けたのに、なぜか絶叫して逃げられる。 彼女を知れば知るほど見て見ぬふりはできず、彼女のヒーローになろうと奮闘するが。 衝撃的なタイトルと「死んだ二人」が誰なのか気になるプロローグ。 いじめの話でありつつ、ミスリードもあり、読みごたえがありました。 終盤までは入り込めましたが、読後感はあんまりかな。

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2019/03/08

ラノベっぽい雰囲気でサクサク読めるけど、最後の仕掛けに!?となる ヒーローになりたかった少年の、愛と勇気の物語。

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2019/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

桜庭一樹の砂糖菓子の弾丸を読んだ時に近いような。叙述トリックは海外小説でたまに読むやつみたいな、そういうイメージ。ただ、体温とか痛みとか苦しみとか、寒いとか、そういうのがすごくリアルで、すごく良かった。ただ、もうちょっと上手く騙して欲しかったなぁとは思う。最後にノストラダムス云々とか、考えてみればスマホとか出てこないなとかそれだけじゃなくて『なんか古めかしいなぁ』と思わせてくれる何かがあったらもっと読後感が違ったのになと思う。

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2019/03/01

素晴らしい構成だと思います。ただ、話の内容よりも構成に重きを置きすぎて、最後の方は内容が頭に入りづらかったです。

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2018/10/09

大学受験を間近に控えた清澄と、いじめに遭っている個性的で根が無邪気な一年生の玻璃の日々が微笑ましかった。いじめを含めた日常的な部分が今のリアルっぽくて、清澄の動きも瑞々しくて良い。引き込まれた。死まで絡む暴走後の総纏めのような部分はぶつ切りさや抽象的さに急にあやふやになっていまい...

大学受験を間近に控えた清澄と、いじめに遭っている個性的で根が無邪気な一年生の玻璃の日々が微笑ましかった。いじめを含めた日常的な部分が今のリアルっぽくて、清澄の動きも瑞々しくて良い。引き込まれた。死まで絡む暴走後の総纏めのような部分はぶつ切りさや抽象的さに急にあやふやになっていまいち入り込めなかった。

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