日本会議の研究 の商品レビュー
第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション賞(=第48回大宅壮一ノンフィクション賞)を受賞しながら、物議を醸し出し、販売差し止めの仮処分を受けた著作。Wikiを読むと、著者も結構お騒がせの人物のようです。 なるほど…、右傾化や靖国神社問題、これに関わる人たちが実名入りで書...
第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション賞(=第48回大宅壮一ノンフィクション賞)を受賞しながら、物議を醸し出し、販売差し止めの仮処分を受けた著作。Wikiを読むと、著者も結構お騒がせの人物のようです。 なるほど…、右傾化や靖国神社問題、これに関わる人たちが実名入りで書かれています。安倍さんの支持基盤なんですね。日本会議がどこまで影響力があり、実態がどうなのかについてはこの1冊以上の知見はないのですが、何となくの動きがわかります。 週刊誌的で少々偏っているような気もします(が判断できるほどの知見もなし)。後半は日本会議の根と解される「生長の家」の話題が中心で、確かに賛否が極端に分かれそうです。実際はどうなのかを色々な人の意見を聞いてみたくなりました。この場で政治関係は如何なものかと思いましたが、一つの側面として読んでみるのもよいかなと思った1冊です。
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日本会議の歴史と人脈、そして横の組織の繋がりすべてにおいて奥が深いことがわかった。右派の運動が市民運動として民主的に発展して今があることに驚いた。そして感心してしまった。こうした組織運動の主張する事案には賛否がでるが無関心はいけないと思いましたね。
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森友問題で菅野さんのことを知り、初めて政治について書かれた本を読んだのがこれ。 現政権与党がどういった組織で、保守、戦前回帰、歴史修正等々さまざまな問題を知るきっかけになった。 と同時に知らなければ知らないまま過ごせる怖さも知った。 正直難しく感じたけど、いろいろ知りたくなる...
森友問題で菅野さんのことを知り、初めて政治について書かれた本を読んだのがこれ。 現政権与党がどういった組織で、保守、戦前回帰、歴史修正等々さまざまな問題を知るきっかけになった。 と同時に知らなければ知らないまま過ごせる怖さも知った。 正直難しく感じたけど、いろいろ知りたくなるきっかけになったのは確か。
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素晴らしい本。結局、一群の人々こそが、最も地道に民主的な手続きで運動を進めてきた。 その成果が実現しようとしている、ということ。 ただし、報道規制などは民主的ではないので注意。
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日本会議という組織について知らなかったことばかり。一市民が手に入る資料で調べ上げたなかなかの力作と思います。現在の政権にも食い込んでいるし、今の日本の社会情勢上かなりの影響力がありそう。菅野さん自身は、この本のあとメディアを騒がせて変に有名になってしまった、ちょっと変わった方のよ...
日本会議という組織について知らなかったことばかり。一市民が手に入る資料で調べ上げたなかなかの力作と思います。現在の政権にも食い込んでいるし、今の日本の社会情勢上かなりの影響力がありそう。菅野さん自身は、この本のあとメディアを騒がせて変に有名になってしまった、ちょっと変わった方のようですが。
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「日本会議」というタカ派団体の存在を知るも、その詳細がよくわからず、今更ながら簡単な本を読んでみた。 内容にやや偏りがあるも、おおよそ日本会議の実態、由来、また森友学園との繋がり等を知ることができた。 自身はこの団体の思想/信念をまったく理解することができないし断固支持しない...
「日本会議」というタカ派団体の存在を知るも、その詳細がよくわからず、今更ながら簡単な本を読んでみた。 内容にやや偏りがあるも、おおよそ日本会議の実態、由来、また森友学園との繋がり等を知ることができた。 自身はこの団体の思想/信念をまったく理解することができないし断固支持しないが、こういった信念/思想の価値観の持ち方については子供時代の生活環境や家族の影響によるところが1つに大きいのかなと思った。 現在、日本会議に参加する自民党議員は250人強、憲法改正に賛成するか/しないか、戦争を完全に否定しないか/するか、個人がしっかり自分自身で責任をもって情報を集め、考え、そして判断することが何よりも重要かなと。民主主義を舐めてはいけない。
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最近、この手の書籍が多いが、そもそも日本会議の存在を知らなかった。憲法改正を是が非でも実施したい人たちの集まり。
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日本会議の源流として、全共闘運動が激しかったころ長崎大の民族派学生が学園紛争からキャンパスを正常化した運動があるのは興味深かった。背後に生長の家が母体としてあり、椛島有三が議長だったという。若き日の鈴木邦夫も早稲田大で生長の家の民族派として活動していたが、こちらは武闘派で、ゲバ...
日本会議の源流として、全共闘運動が激しかったころ長崎大の民族派学生が学園紛争からキャンパスを正常化した運動があるのは興味深かった。背後に生長の家が母体としてあり、椛島有三が議長だったという。若き日の鈴木邦夫も早稲田大で生長の家の民族派として活動していたが、こちらは武闘派で、ゲバ棒と渡り合った。結局、長崎大系の安東らに学生組織の権力の座を追われていく。生長の家は「出版宗教」と異名を取り、数々の出版物を出していた。谷口雅春の言葉は今でも原理主義者がいるようだ。生長の家は1983年に政治活動をやめるが、今も影響を残している。 日本会議は、神社本庁のほか、霊友会や崇教真光など新興宗教も協賛。活発な地方議会への請願活動、立候補予定者への思想アンケートなど、かつての左翼運動が得意とした手法で政策実現を図っているという。 参議院の法王と呼ばれ、戦後50年決議の戦争責任の箇所に最後まで抵抗した村上正邦への取材は面白かった。逆にそれ以外の日本会議メンバーには、あまり直接取材ができなかったのか、資料に頼った記述が多かったのは惜しむべき点か。
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推察でなく調査結果が書いてあり、ふんわりした理解のみの人向けてよいかも 2016年の参議院選は終わってしまったが。
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日本会議がどういう組織化を解明した本。たしかに日本会議について理解することはできたものの、論調に悪意があり、意見はすべて左翼思想に基づき客観性がない。 主張や著作などの内容の勝負が必要。
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