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エミリの小さな包丁 の商品レビュー

4.3

125件のお客様レビュー

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2024/09/03

小説のなかに、周りの光景が、いろいろな色どり、彩りでえがかれていて、それを想像するのもたいへんだったが、興味深かった❗️ そして、音もふんだんだった❗️ 凛と鳴るおばあちゃんのために作った風鈴の音や、サンダルの音、蝉の声、風や波の音など、感じてしまう‼️

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2024/07/15

傷心のエミリが訪れたのは、おじいちゃんが住む田舎の漁師町。  ゆっくり流れるおじいちゃんとの生活に少しずつ心を癒していく。 心平さんの言葉  「過去の失敗に学ばない人間は阿保だけど、          過去の失敗に呪縛されたまま生きていく人間はも っと阿保」 おじいちゃんの言...

傷心のエミリが訪れたのは、おじいちゃんが住む田舎の漁師町。  ゆっくり流れるおじいちゃんとの生活に少しずつ心を癒していく。 心平さんの言葉  「過去の失敗に学ばない人間は阿保だけど、          過去の失敗に呪縛されたまま生きていく人間はも っと阿保」 おじいちゃんの言葉  「自分の存在価値と人生の価値は他人に判断させちゃだめだよ」 風鈴の「凛」という音が聞こえてきそうな夏を感じながら、私も忙しい現実から少し離れることができた。 「食」に対する姿勢を改めて考えさせられる作品だった。

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2024/05/01

都会から海辺に住むおじいちゃんの元へ逃げて来たエミリ。温かく見守るとはこの事だと思えるおじいちゃんとの生活。おじいちゃんの作るご飯はどれも美味しそうで、魚が食べたくなります。おじいちゃんの言葉も心に響きます。今年の夏はお気に入りの風鈴を見つけて楽しみたいです。

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2024/04/27

気楽に読めて、面白いけど、とうも、エミリの年齢設定と表現内容に違和感を感じます。小説から高校2年生位の表現内容に感じます。しかし、楽しく読めました。優しい、包容力のある、聞かれたときに、適格な事をいう、おじいさん。

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2024/04/14

登場するおじいちゃんがとてもいい。 わたしも、このおじいちゃんみたいなお年寄りになりたいと憧れる。 「幸せになることより、満足することの方が大事だよ」 物語のなかで、おじいちゃんが作る風鈴の『凛』という音が見守るように寄り添うように聞こえる。空耳なのか心の中に優しい風が吹く時...

登場するおじいちゃんがとてもいい。 わたしも、このおじいちゃんみたいなお年寄りになりたいと憧れる。 「幸せになることより、満足することの方が大事だよ」 物語のなかで、おじいちゃんが作る風鈴の『凛』という音が見守るように寄り添うように聞こえる。空耳なのか心の中に優しい風が吹く時。それは、おじいちゃんそのもののようで心強くエミリをこれからも導くのかなと思う。

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2024/02/20

大三おじいちゃんの深い愛情や優しさ、心平さんたちの温かさで、エミリの心と同じように私の心も澄んで穏やかになっていました。 食堂シーンでのはおじいちゃんはかっこよかったですし、あの三行には涙してしまいました。 森沢先生の小説によく登場するアイテムにも関係があって、これからも大三おじ...

大三おじいちゃんの深い愛情や優しさ、心平さんたちの温かさで、エミリの心と同じように私の心も澄んで穏やかになっていました。 食堂シーンでのはおじいちゃんはかっこよかったですし、あの三行には涙してしまいました。 森沢先生の小説によく登場するアイテムにも関係があって、これからも大三おじいちゃんには長いお付き合いになりそうです。凛。

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2024/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家庭的なお魚料理がとても美味しそう! なめろう食べたい! 傷ついた心を癒して、再び羽ばたくまでの羽休め。拗れた親子関係修復の糸口。 感動要素を詰め込んであるけれど、いちいち恋愛と絡めなくてもいいのにと思ったり。 老婆心ながら、今さら母親の胸の内を語るより、もっと小さいころ。満たされない心の修復を図ることのできるときにすればよかったのにと思ってしまったり。

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2023/12/20

おじいちゃんが無口なのに、ただただ優しくて暖かくて。あんな風に穏やかに物事を考えられる人になりたい。作っている料理もとても美味しそう。

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2024/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公のエミリの事がわからず、彼女への感情移入がしづらくて中盤までは読む手がなかなか進まなかったのですが、途中でやっと彼女の事が全てわかると初期からにごしていたものも全て明らかになり、そして森沢さんらしいいつもの暖かさと優しさでじわじわと心を持っていかれました。 本当にじんわりと暖かいお話でした。 私にとってですが、家族の愛情は見返りを求める求めないの概念がないものだと思っているのでこういった穏やかな愛情を感じれるお話が心地よかったです。 最後のおじいちゃんの行動がエミリへのエールとなったところには、周りに人がいるにも関わらず涙がでてしまいました。 そこまで盛り上がりがある内容ではないのですが、少し疲れたな、というときには沁みるのではないでしょうか。

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2023/09/25

若かりし日はお魚料理があまり好きではなかった。骨がめんどいし、胃にガッツリこないからだ。でも年齢を重ねてきて、胃にガッツリこないお魚料理が好きになってきて、骨はたまに喉に刺さりそうでこわいけど、煮たり焼いたり、洋風和風中華風、生でもあぶりでも、種類も食べ方も色々あって、無性に食べ...

若かりし日はお魚料理があまり好きではなかった。骨がめんどいし、胃にガッツリこないからだ。でも年齢を重ねてきて、胃にガッツリこないお魚料理が好きになってきて、骨はたまに喉に刺さりそうでこわいけど、煮たり焼いたり、洋風和風中華風、生でもあぶりでも、種類も食べ方も色々あって、無性に食べたくなる。読みながらお腹がグーグー、ヨダレが出そうになった。 エミリは途中まで卑屈な面があったのが、おじいちゃんや知り合った人達と過ごしていくうちに段々といい感じに変わってきて、安心した。最後のおじいちゃん目線がじ~んときた。

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