言ってはいけない の商品レビュー
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旧石器時代は授乳期が終わると親ではなく年上の子どもが小さな子の面倒を見ていた。そこから遺伝的変異は生じておらず、今でも子どもにとって親より大事なのは子ども同士の世界で馴染み、村八分にされないこと。その世界の中で強みを持つこと。故、親は直接子に影響を及ぼすことは出来ないが、親が与える環境(友達関係)が子供の人生に決定的な影響を及ぼす。 親の1番の役割は、この持つ才能の芽をつまない環境を与えること
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遺伝がどの程度ヒトを形成する要因になっているかが科学的な観点から記されていた。 研究の対象者数や条件も比較的信頼度の高いものだと感じ、遺伝が人格や能力に影響を与えている影響が想像よりも大きいことを学んだ。 今まで無意識下で、能力の低さや反社会的な人格については、本人の努力や環境...
遺伝がどの程度ヒトを形成する要因になっているかが科学的な観点から記されていた。 研究の対象者数や条件も比較的信頼度の高いものだと感じ、遺伝が人格や能力に影響を与えている影響が想像よりも大きいことを学んだ。 今まで無意識下で、能力の低さや反社会的な人格については、本人の努力や環境のせいにしていたことに気づいた。確かに、秀でた才能については親が優秀だからだと遺伝の影響を考慮していたのに劣性の才能について目を向けていなかったのは盲点だと感じた。 本書の目的はこの不都合な真実についての認知を拡げ、本当の意味での平等な社会を設計していくこと(本書の中では限りなく難しいと言及されているが…)だと読み取ったので、頭の片隅に本書で学んだことを置いておこうと思う。
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人が目を背けがちな現実に光を当てる。遺伝、見た目、教育――人生を左右する三つの真実は、努力だけでは覆せぬ差を示す。人は平等を願いながら、その差を見ぬふりもしてきた。だが現実を直視することは、諦めるためではない。むしろ制約を知るからこそ、他者への想像力や支え合いのかたちが見えてくる...
人が目を背けがちな現実に光を当てる。遺伝、見た目、教育――人生を左右する三つの真実は、努力だけでは覆せぬ差を示す。人は平等を願いながら、その差を見ぬふりもしてきた。だが現実を直視することは、諦めるためではない。むしろ制約を知るからこそ、他者への想像力や支え合いのかたちが見えてくる。残酷な真実は、私たちにどのように生きるのかを問いかける。
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純粋に知識として面白かった。この本を読んで日常生活を送る中で無意識に抱いていた違和感を少し説明できたように思う。
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書店でちょっと立ち読みして、止められなくなって購入。タイトルにあるので、内容は言いません。非常に興味深い。ゲームの有用性が書いてあるけど、ゲームもいいけど、私は本(+マンガ)を読むことを声を大にして推奨したい。君らが求める刺激は書店に全部あるよ! 登場人物の人生を見ればその行動の行く末が判るだろう。私の兄は小学生の頃にIQテストですごい数値を叩き出し、先生方がざわめいたが、同じ環境にありながら本に興味を示さなかった。高校あたりから成績が伸び悩み始め、最終学歴は私が追い抜いていた。人生は終わるまで分からないが、本とマンガからもらった感動は、何物にも代えがたい学びだった。
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世の中のタブーやナーバスな話題を人間の本質から考察 SNS論争のヒントになるようなことにも触れてあり、知識としておもしろかった! もし続編があったらぜひ読みたい
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誰にも言及されない、したくないような嫌悪感を感じる 学説・論文を取り上げてまとめた書籍であり、 社会構造の基礎・原則を知るための一助となりえる本。 橘先生の本はとても面白く読める。 本の締めには「これらの事実(著者が言うには)を基に 差別をしたり人を分けるのではなく、真の公平や...
誰にも言及されない、したくないような嫌悪感を感じる 学説・論文を取り上げてまとめた書籍であり、 社会構造の基礎・原則を知るための一助となりえる本。 橘先生の本はとても面白く読める。 本の締めには「これらの事実(著者が言うには)を基に 差別をしたり人を分けるのではなく、真の公平や平等に向けて 全人類が幸せになるためにはどう考えるべきか」を問う文面がある まさにその通りで、差別的にも取れる学術論文を「1つの科学的事実の可能性」 として検証し、互いの幸福を求めるための制度に変貌させていくことが 人類の共存における進化として正しい考え方ではないのか?と思った。 しかし、だとしても読み手にとっては非常に差別的な本には変わりない 神にでもなった気になって、自分とは無関係な視野から本を読み進めて 行かないと、どこかで心苦しさに埋もれてしまわないか 読み終えられる膂力がある方に向けて、☆5とした
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遺伝的な根拠が示されている部分は、合点がいき、今まで知らなかったことがわかって良かった。 生物学的な違いがあることを無理して、平等感を押し付ける最近の傾向は違うと思った。 ただ、そういう根拠が示されない仮説に近い章は、作者の偏向を感じて、ガッカリ感がある。
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こういうタイトルの本はあまり好きではないのだが、思い切って手に取ってみた。 ほんとに気が滅入るような、それ言ったってどうなるのさ、という内容もあるのだが、人間の性や遺伝、社会について、驚くべき様々な指摘や洞察を与えてくれる。 へー!と思った箇所の抜粋 ・人は外見から相手の性格だ...
こういうタイトルの本はあまり好きではないのだが、思い切って手に取ってみた。 ほんとに気が滅入るような、それ言ったってどうなるのさ、という内容もあるのだが、人間の性や遺伝、社会について、驚くべき様々な指摘や洞察を与えてくれる。 へー!と思った箇所の抜粋 ・人は外見から相手の性格だけでなく知性レベルも推測できる ・女の子は暖かい色のクレヨンで人の絵を、男の子は暗い色のクレヨンでロケットや車の絵を描くのは、男女で網膜と視神経のつくりが異なり、女の子は人物に、男の子は動くものに注意が向くからだ ・男女が区別され別々の仕事をしていた時代と、男女の区別なく仕事を選択できる現代とでは、男性の仕事の満足度に変化はないが、女性の満足度は低下している ・左脳の役割は自己正当化、つまり左脳自身に都合の良いウソを無意識下にでっちあげて意識のスクリーンに映し出すことだ とはいえ、いちばん納得したのは、この本の企画を思いついた理由を記した「あとがき」である。 『誰も不快にしない表現の自由なら北朝鮮にだってあるだろう。憲法に表現の自由が定められているのは、ひとが嫌がる言論を弾圧しようとした過去の反省によるものだと思っていたのだが(略)』 なるほど、そうかもしれない。
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大衆が背を向けたり触れてはいけないような問題ににエビデンスで論破してくる。 学力や美貌格差、後半の性については結構面白くて興味深いものばかり。文章が読みやすくて入り込んでくから全て腑に落ちてしまう感覚に。「まあ世の中そんなもんだよな」って思わされる一冊? #2026
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