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向田理髪店 の商品レビュー

3.7

165件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    71

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    0

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2017/08/02

なんとも、いいように使われている主人公。。。 ほのぼの読めるけど。。。 でも最後の希望がある感じは好き。

Posted byブクログ

2017/07/28

田舎あるあるすきで、「うわぁぁぁ」ってなる(笑) 特に表題作と、年老いてパートナーを見送る話。そして青年団の活動。 いろいろやってみても結局ダメなんだよ。トントン拍子で上手くいくなんて、本の中だけだよ。 リアルでありながら、なんとなくほっこりする結末を迎える。とても完成度が高い...

田舎あるあるすきで、「うわぁぁぁ」ってなる(笑) 特に表題作と、年老いてパートナーを見送る話。そして青年団の活動。 いろいろやってみても結局ダメなんだよ。トントン拍子で上手くいくなんて、本の中だけだよ。 リアルでありながら、なんとなくほっこりする結末を迎える。とても完成度が高いと感じた。

Posted byブクログ

2017/07/17

あいかわらず妙にリアルでいて、そんないいことばかりでもなしと文句をつけたくなるような気がしても、やっぱりいいな。 登場人物の意見がそれぞれ理にかなっていて、だれもが正しいような気がしてくる。なんとなく好きなのは中国人の嫁さんの話。

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2017/07/14

久々の奥田先生!北海道のさびれた街に住む人々の生活を 裏表なく描かれている。 架空の街ではあるけれど昔住んでいた者には「あの街かな」と察しがつく。というより至るところにこう言った街はあり 人々は暮らしているのだ。無くなっていくものばかりではないんだ、と力強いメッセージを貰ってホロ...

久々の奥田先生!北海道のさびれた街に住む人々の生活を 裏表なく描かれている。 架空の街ではあるけれど昔住んでいた者には「あの街かな」と察しがつく。というより至るところにこう言った街はあり 人々は暮らしているのだ。無くなっていくものばかりではないんだ、と力強いメッセージを貰ってホロリとする。

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2017/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

北海道の過疎村での出来事。 細々と苫沢町で理髪店を営む向田康彦。 自分の代で店をたたむつもりが、札幌にいた息子が突然の後を継ぐ宣言に 複雑な気持ちを隠しきれない日々。 夏祭りで浮足立つさなか、 近所のおじいさんがくも膜下出血で倒れ、入院の騒動。 お見舞いに行く年老いた奥さんを心配する周囲とはうらはらに 意外と日々を謳歌していた奥さん。 独身問題が年々濃くなっていく苫沢町で 中国から来た花嫁に興味を隠しきれない町民と本人の気持ち。 出戻って来たスナックを開いた美人ママに 男たちがのぼせ上がっていること。 映画のロケ地に選ばれて 町全体で活気付いていた撮影期間中と いざ上映された映画の本音と賞。 苫沢町出身の詐欺事件容疑者が 指名手配され、残された家族を思う町民たち。 ほのぼのしてて、過疎地ゆえの暗い感じが 町民の温かさと方言で緩和されてた。 面白かった。

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2017/06/08

変化が乏しくよどみがちな田舎の空気がちょっとした事件でひっかきまわされる様子がおもしろい。かといって田舎に住みたいとは思わない。

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2017/06/07

面白かった。「田舎でロックンロール」を以前読んでいるので、この小説に登場する苫沢町の田舎っぷりの書き方には、根底に作者自身の田舎で生まれ育った経験が強くにじんでいるなと思った。 主人公の職業を町の理髪店にしたのは、なかなかうまい設定だと思った。町の人々が集まって、あれやこれや主人...

面白かった。「田舎でロックンロール」を以前読んでいるので、この小説に登場する苫沢町の田舎っぷりの書き方には、根底に作者自身の田舎で生まれ育った経験が強くにじんでいるなと思った。 主人公の職業を町の理髪店にしたのは、なかなかうまい設定だと思った。町の人々が集まって、あれやこれや主人公と絡むことによって、ストーリーが生まれ、動いていく。 ちょっとせつない話、でも、ほろりとさせられる話、どれも気の利いたストーリーで楽しめた。 ちなみによくわからないのだけど、あんな方言だったっけ?というのがずっと読んでてひっかかった。どこか違う地方の方言に聞こえたのだけど。ま、いいか。

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2017/05/28

北海道の過疎の町が舞台。 田舎ならではの良さもしんどさも上手く描かれているなぁと思った。 人同士の密な関わり合いが少し羨ましくなった。 それぞれのエピソードがどれもリアルで、温かくて好き。

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2017/05/16

田舎の過疎の町を舞台にした日常。高齢化、後継ぎ問題、噂、嫁不足等、田舎町の「あるある」が、滑稽にでもユーモアをもって、北海道弁を交えてテンポよく書かれている。きっと北海道のあの町が舞台。中国から花嫁が来たり、都会に行った町民が逮捕されたり、映画の撮影があったり、話としては面白いが...

田舎の過疎の町を舞台にした日常。高齢化、後継ぎ問題、噂、嫁不足等、田舎町の「あるある」が、滑稽にでもユーモアをもって、北海道弁を交えてテンポよく書かれている。きっと北海道のあの町が舞台。中国から花嫁が来たり、都会に行った町民が逮捕されたり、映画の撮影があったり、話としては面白いが、自分は田舎暮らしは出来ない。

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2017/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2017.05.05.読了 北海道の過疎地のお話。 息子が帰ってきて、家業を継いでくれるというのは嬉しいが、 将来の事を考えると、 喜んでいいのかどうか悩む 53歳の向田理髪店の向田康彦が主人公。 東京に生まれ 住んでいる私からすると、 苫沢町の人たちの人間関係は 羨ましいような 鬱陶しいような複雑な感じ。 でも、やはり息子が家業を継いでくれるとなれば嬉しいと思うだろうな。 でも娘が酪農農家に嫁がないかという話が来れば、 慌てる気持ちもわかるなぁ。 最後の息子の和昌と康彦の会話がとてもよい。

Posted byブクログ