貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」 ジェーン・スー ------------------------------------------------------------ 女子会には二種類あってだな」「ていねいな暮らしオブセッション」「私はオバさんになったが森高はどうだ」…誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、ブスとババア問題…etc.)から、恋愛、結婚、家族、老後まで―話題の著者が笑いと毒で切り込む。“未婚のプロ”の真骨頂。講談社エッセイ賞受賞作。 「BOOK 」データベースより ------------------------------------------------------------ なんてパンチの聞いたタイトルでしょう。。。 そう、私たちはもうとっくに「女子」ではない。 この「女子」というワードは、我々にとっては、時と場所を選び注意して使わないといけません。迂闊に使うとただのイタい人になってしまう年齢なのです。。 いや、イタいの承知でよく使ってしまってるけどね。。 個人的な感覚なんですけど、「女性」の方がほんのり性を感じてしまうんです(笑)。なんだか照れちゃう。 じゃあ「女」と表現してみると、これは粗野な感じといいますか、「オレの女がさ~」みたいなゲスい安い感じのニュアンスを感じてしまう。 ちょうどいいあんばいの表現が「女子」な感じがしてます。(めっちゃ感覚的ですけど。。) この作者の方、もともとは普通の会社員(ニート的な時期もあり)だったそうですが、mixiで書いてた日記が雑誌の編集者の方の目にとまり、コラムニストとしてデビューすることになったそうです。 いや、ほんと、こりゃプロの目にとまるわ。 文章が面白いもん。 こういう文章書けたら楽しいなぁとホント思う。羨ましい。こういうふうに書きたい。 そして、恐ろしいほど感じてしまうシンパシー。。。 「ピンクが苦手」「かわいいが苦手」など、おそらく王道的な女子街道を歩めず、中途半端な小賢しさを剣にして、そこそこ苦くもっさい青春時代を過ごした女の思考回路そのまんま(笑)!! そしてその思考を30代後半になって消化できるようになってきた感じも超わかるのです!! なんだ、このシンパシー。 そう。私もそうでした。 思春期真っ盛りの時期は美男美女へのコンプレックスとか、凝り固まった自意識が邪魔して、ジャニーズなんてそもそも興味ないし、みたいに心のなかで思ったりした時期もありました。 ところが不思議なもので、30前後からは 「あらら、やっぱりジャニーズは素敵やん」 「あら、この人も素敵やん」 「EXILEもワイルドやん」 みたいな状態に。 嗜好がかわったのか、自分が彼らより年上になり「ジャニーズは愛でて、成長を楽しむもの」というロジックを理解できたからなのかわからないけど、年末カウントダウンを見て「ジャニーズに囲まれてみたい!」と素直に言える今のほうが楽しい。 なんかもう最近は20代はみんなイケメンにみえるし(笑) よくわかんないけど、自分の武装は解除して、バカな部分も出してったほうが楽しいし楽チンだな、としっかり気付けたのが30代。 どうせどんなに武装していたとしても、わかる人には「あー、あの人、無理してるな」とかわかっちゃうんだな、と気付いたし。。。 ただ不器用でカッコ悪いより、ほんとはカッコ悪いのにそれを隠してカッコつけて、カッコつけてんのが実はみんなにばれてるほうが、めっちゃカッコ悪いな、みたいな。。 作者が、「30代は棚卸しの時期」と言っていましたがすごく共感。 思春期に少しずつ買い足しながら身につけてきた鎧を一回棚卸しをして、上質な鎧だけ厳選してあとは断捨離してる時期だなぁと私も思います。 そういう意味で、女子とは呼べないイタい年代にはなったけど、なんか身軽に自由になって、とっても楽しい30代。 この世代全員ではないと思うし、歩んできた道のりはみんな違うので共感できるところはまた多少違うんだろうけど、なんかいいですよ、この本。 同年代女子たち(←敢えて使う)、読んでみてください。
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アラフォー女性の日常のエッセイ。 とにかく毒舌だけど愛があって共感できる(笑) 私も晩婚で周りに押されて結婚に行き着いたので、結婚観もわかる〜って感じ! でも著者同様、女子はやっぱり見た目はおばさんになっても心は女子のまま。
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女性ならば避けて通れない問題がある。 「カワイイ」などその最たるもの。 「カワイイ」と思われたい、が、叶わず、「ブス」と言われ続けているうちに、コナン君ばりに「ちっきしょ、バーロー!!!」と思うようになる。 そして、「小さくか弱くぅ?守られるなんてまっぴらだ、なめんじゃねえ!」と...
女性ならば避けて通れない問題がある。 「カワイイ」などその最たるもの。 「カワイイ」と思われたい、が、叶わず、「ブス」と言われ続けているうちに、コナン君ばりに「ちっきしょ、バーロー!!!」と思うようになる。 そして、「小さくか弱くぅ?守られるなんてまっぴらだ、なめんじゃねえ!」とこじらせてしまう女性も一定数はいる、はずだ。 だから『カワイイはだれのもの?』のエッセイは、そのこじらせ方がまるで自分を鏡で見ているようで、滑稽で、悲しみのスパイスを少々、でもやっぱり面白い。 『ピンクと和解せよ』 これも私なのか。 ピンク、桃色、それが嫌いなわけじゃあないのだ。 しかし、なんというかこの溢れ出る「女の子です(ハート)」「カワイイでしょ?」と言わんばかりのこの色が苦手だったのだ。 ピンクを選ぶなら、赤。朱色。ボルドー。 アンチピンク。ピンク滅すべし!とでも言わんばかりに避けまくっていた。 しかし、心のどこかで、私だって、使いたい、着てみたい......という気持ちがくすぶっていたのも事実だ。 ピンクにも彩度明度がいろいろあるのだ、という当たり前の事実に気づいた時、何もふりふりお姫様ピンクを取り入れなくてもいい、とわかり、そこからはピンクのリハビリが進んだ。 ジェーン・スーさんよ、私も全くもって同じだぜ。 でもやっぱり青みが好きで、レースやリボンは似合わない(これは年齢もあるか)けれど、ピンクと和解したら世界が広がったんだ。 ありがとよ、同志! 己と向き合うのは思春期、就活、幾度も機会はあるけれど、その度に人は理想と現実を混ぜていく。 責任が増え、怒りも悲しみもゴクリと飲み干し、自分で、理想の自分というマネキンを作り出す。 だが私たちは人間だ。 マネキンのように生きつづけれられるはずもない。 「落としどころ」。 それを見つけて「暫定的着地」を目指すのが「小さな女の子」を連れた「大人女子」のちょうどよさなのかもしれない。
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三浦しをんさんの解説まで含めて面白かった。なんというか、ジェーン・スーさんの分析力が素晴らしい、ピンクと和解できなかった私には腑に落ちることが多かった。ピンクの洋服を着てもいいのだ、雑貨や小物を見て可愛いと感じる「女子性」はあってもいいのだなと読んでいて肩の力が抜けました。そして...
三浦しをんさんの解説まで含めて面白かった。なんというか、ジェーン・スーさんの分析力が素晴らしい、ピンクと和解できなかった私には腑に落ちることが多かった。ピンクの洋服を着てもいいのだ、雑貨や小物を見て可愛いと感じる「女子性」はあってもいいのだなと読んでいて肩の力が抜けました。そして、私、自覚せずに非難する意味で『驚いた』を使っていたことに気付かされました。びっくりの脱法使用、気を付けようっと。
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ラジオでその才能は感じていたけれど、スーさんの分析能力とそれを言葉で的確に表現する力が本当にすごいと、この本を読んでつくづく感心致しました。 特に自分の感情について掘り下げていって根源を明らかにして問題解決に至るなんて、本当はとても苦しく面倒なことだろうに。 只者じゃないよ、やっ...
ラジオでその才能は感じていたけれど、スーさんの分析能力とそれを言葉で的確に表現する力が本当にすごいと、この本を読んでつくづく感心致しました。 特に自分の感情について掘り下げていって根源を明らかにして問題解決に至るなんて、本当はとても苦しく面倒なことだろうに。 只者じゃないよ、やっぱり。
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ラジオを聴いて、スーさんの発言のスタンスというか、バランス感覚に興味を持って読んでみた。 40代になっても自分の中にある「小さな女の子」(さみしくて傷ついた気持ちや、嬉しくて飛び上がりたい気持ちを素直に感じている存在)をどのように現実に不時着させるかという問題をぐるぐると巡ってい...
ラジオを聴いて、スーさんの発言のスタンスというか、バランス感覚に興味を持って読んでみた。 40代になっても自分の中にある「小さな女の子」(さみしくて傷ついた気持ちや、嬉しくて飛び上がりたい気持ちを素直に感じている存在)をどのように現実に不時着させるかという問題をぐるぐると巡っている。 「女子」は刺青だとか、「かわいい」と言われると見下されたと思っていたとか、ピンクを身につけるのに抵抗があったとか、FBで子供の写真をみるとざわざわするとか。 30代の心得10カ条はそんなもんかと面白かったけど、読んでるうちに、あまりに赤裸々で居心地の悪くなってきた。
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読破できなかったけど、この人の語り口は嫌いじゃない。 いやむしろ好きかな。 文庫版、どこかで見つけたら買ってもいいな。
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うん。うん。うん。うん。 まだ途中までだが。 山手線2駅分で1ネタ読めるくらい。 うんうん。そうそう。そうなんだよね。と薄ら笑いと共に電車を降りる 笑
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タラレバ娘で追い込まれた人はこれで中和すればいい。前半は軽めでつい笑ってしまう感じで、後半はちょっと重めになりますが、前半で著者のスタンスが受け入れられれば一気に楽しく読めます。
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