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仇敵 の商品レビュー

3.7

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2024/05/06
  • ネタバレ

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銀行内で行われている不正を暴く物語。 短編だがすべての話はつながっていて、徐々に敵を追い詰めていく。 融資に関する専門用語や銀行内での融資業務の内容は理解できないことが多かった。

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2024/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恋窪は庶務行員という立場でありながら優秀な元銀行員。面白い展開を短編小説で進めて読みやすく。全体的には短編が繋がっていて、長編小説を読んでいるようだった。 短編的には、この後の展開を読者に想像させるような終わり方。特に、一番の悪者が倒されたのは一瞬すぎて、え?もう終わり?と思ってしまった。もちろん、これが悪いとかではなく、そういう味のある小説だったということ。

Posted byブクログ

2024/02/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恋窪と峰岸・中島の因縁がもう少し深く掘り下げられるともっと恋窪に感情移入出来た気がする。 恋窪が彼らに再度戦いを挑んではいるが、何せ彼が弱い。金融の知識のみで外堀を埋めて彼らを追い込んでいくが、周囲で不正を知った様々な人が死んでいっている事を考えれば、邪魔な恋窪が殺害されてもおかしくないのだが、毎回軽く痛めつけられるだけで終わる。 ちょっとご都合主義すぎた感は否めない。 8編の短編が縦軸の恋窪復劇で繋がっているが最後はやや中途半端な終わり方であった。

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2023/07/24

銀行上層部の不正を暴こうとしたが失脚して他行の庶務行員になった男とその周囲で起こる銀行関連の諸事を絡めた短編集でいかにも池井戸潤的

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2023/02/25

武蔵小杉情景が目に浮かんできて親しみわく。恋爺大活躍。今度銀行にいくときには庶務行員さんを気にかけてみようかな。

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2022/12/20

池井戸潤が読みたい!!! って思って読んだ一冊なので、、、、 池井戸潤節が足りなかったように感じたかも、、、、 あの、倍返しだ!の熱意があまり感じられない温厚な銀行員が主役だったので、悪い奴も悪いやつだけど生ぬるかったなぁ、、、 もっともっといじめ抜いてほしかったなぁ。笑笑...

池井戸潤が読みたい!!! って思って読んだ一冊なので、、、、 池井戸潤節が足りなかったように感じたかも、、、、 あの、倍返しだ!の熱意があまり感じられない温厚な銀行員が主役だったので、悪い奴も悪いやつだけど生ぬるかったなぁ、、、 もっともっといじめ抜いてほしかったなぁ。笑笑 それからの大逆転劇がとてつもなく好きだったので、優しい好々爺のような主人公キャラがちょっと物足りなかった、、、 しかも、ずーっとじーさんなんだろーなーって思ってたら40代そこそこで、こんなじじむさいひとがわたしと同じくらい!? っていう衝撃もあった、、、、、 40代ってこんな!? 池井戸潤の本初めてなら絶対おススメしない一冊。 これでは池井戸潤の良さ伝わらない!!!!

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2022/11/27

池井戸潤にしてはまあまあ。 ラストがあまりにあっさりしすぎてて、これまで読んできたハラハラ感・下剋上感を回収しきれてなかったと思います。

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2022/04/27

半沢ライクな銀行員サスペンス。 人がホイホイ死ぬのでちょっとリアリティに欠けますかね。 でも池井戸さんお得意のスカッと悪を成敗!でスッキリ爽快な気分になれます。 欲を言えば成敗された悪たちのその後をもっと詳しく書いてほしかったな。 あと峰岸のその後がグレーなままのような気が…(...

半沢ライクな銀行員サスペンス。 人がホイホイ死ぬのでちょっとリアリティに欠けますかね。 でも池井戸さんお得意のスカッと悪を成敗!でスッキリ爽快な気分になれます。 欲を言えば成敗された悪たちのその後をもっと詳しく書いてほしかったな。 あと峰岸のその後がグレーなままのような気が…(続編に期待?!)

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2022/03/05

8編から成る金融ミステリー連作短編集。主人公・恋窪商太郎は大手都銀東京首都銀行で企画部次長の地位にまで登りつめながら、ある役員の不正融資を暴こうとしたため、逆に卑劣な策謀をしかけられ、辞職を余儀なくされる。そして現在は弱小の東都南銀行武蔵小杉支店の庶務行員となり、雑役に従事してい...

8編から成る金融ミステリー連作短編集。主人公・恋窪商太郎は大手都銀東京首都銀行で企画部次長の地位にまで登りつめながら、ある役員の不正融資を暴こうとしたため、逆に卑劣な策謀をしかけられ、辞職を余儀なくされる。そして現在は弱小の東都南銀行武蔵小杉支店の庶務行員となり、雑役に従事していた。 そんな恋窪が武蔵小杉支店の若手融資マン・松木の相談に乗り、経験を活かしながら一つずつ解決、やがて、自分を陥れた敵との闘いに再び足を踏み入れていく。 スリリングなアクション小説の要素もあるが、なにより銀行融資の過程や手形取引など一般人がなかなか知り得ない世界を垣間見れるのがこの本の魅力だろう。ただ、専門的ですっと理解できない要素があったのも事実。また、硬派でバイオレンスを楽しめる半面、繊細な心の機微の描写、艶っぽい場面など、張り詰めた展開の中にちょっとしたアクセントの要素もあればさらに良かったと思う。

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2021/11/26

過去の経験や恨みから、不正を許さず正義のために尽くす主人公:恋窪の姿は、ややハードすぎて、「銀行員なのにコナンなの??」とも思った。顧客情報漏洩も甚だしい。最初のほうの短編は、やや腑に落ちないまま話が終わったり、初期の作品らしいといえばそう思う。 とはいえ、「貸すも親切、貸さぬ...

過去の経験や恨みから、不正を許さず正義のために尽くす主人公:恋窪の姿は、ややハードすぎて、「銀行員なのにコナンなの??」とも思った。顧客情報漏洩も甚だしい。最初のほうの短編は、やや腑に落ちないまま話が終わったり、初期の作品らしいといえばそう思う。 とはいえ、「貸すも親切、貸さぬも親切」の言葉や、恋窪の正義を貫き信頼ある関係を構築しようとする姿勢は、見習いたいし、そうあるべきだと思った。  

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