仇敵 の商品レビュー
負け犬にならずに、思いをとげるスト-リ-、楽しめました。 新人の松本を読者に見立てて、謎解き・解説していく手法は新鮮で好感が持てた。
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2020年4月17日、読み始め。 2020年4月25日、読了。 この作品は、著者(1963年6月生まれ)が40歳位の時に書かれたもの。 東都南銀行の庶務行員である恋窪商太郎が、仇敵である東京首都銀行の峰岸駿平常務を追い詰めるという内容。
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都銀のエリートが、ある事件をきっかけに失脚し、地方銀行の庶務行員になる。庶務行員とは聞きなれないが、所謂、雑用係。そんな仕事をしている人が、実はバリバリの銀行マンという設定。そして、自らが失脚した事件の黒幕と戦うべく、若手行員の相談相手を務めながら、次第に真相に迫る。この設定が面...
都銀のエリートが、ある事件をきっかけに失脚し、地方銀行の庶務行員になる。庶務行員とは聞きなれないが、所謂、雑用係。そんな仕事をしている人が、実はバリバリの銀行マンという設定。そして、自らが失脚した事件の黒幕と戦うべく、若手行員の相談相手を務めながら、次第に真相に迫る。この設定が面白くないわけがない。 能力を隠しながら、実は…というカタルシス。仇敵と向き合うハードボイルド金融ミステリー。
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想像力を掻き立ててくれる、スリリングな内容で面白かったです。 池井戸作品の特徴として、主人公が逆境に陥り、そこから自分を追い込んだ組織や人物と闘い、復讐していく傾向が多いですが、「仇敵」はその真骨頂だと思います。 エリート銀行員があるキッカケで別の銀行の銀行員ではなく庶務業員...
想像力を掻き立ててくれる、スリリングな内容で面白かったです。 池井戸作品の特徴として、主人公が逆境に陥り、そこから自分を追い込んだ組織や人物と闘い、復讐していく傾向が多いですが、「仇敵」はその真骨頂だと思います。 エリート銀行員があるキッカケで別の銀行の銀行員ではなく庶務業員として、再スタートすることに。 その立場を超えて、元同僚の敵討ちや自分のプライドをかけて立ち向かう主人公「恋窪」の姿には胸が熱くなります。 どんな状況でも諦めない大切さ、闘う強さを教えて貰える作品でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
安定の池井戸潤作品です。主人公は元一流銀行の次長として部下に慕われていた恋窪商太郎。しかし、銀行内の不正を暴こうとして、その相手が銀行上層部の重役であり幾重にも張り巡らされていた相手の柵にはめられ銀行を辞めざるを得ず、今は再就職も裏から手を回されまともな希望の職種にも就けず、弱小都市銀行の庶務行員としてしか就職が見つからなかった。その職について逆に人としての幸せとか人生観もまともになったのではないかと本人は思い、今の職を一生懸命こなす毎日を送っている。 その彼の職歴の過去を知るのも都市銀行の中でも本当に数人だけで、そんな中行員の松本という外回りの若手が昔銀行員だったと知る恋窪に仕事の悩みやテクニック的な事を色々と相談してくる。一生懸命な彼を恋窪も悪く思わず色々とアドバイスをしたり協力して行くうちに銀行内や古巣の銀行とも関連したことや恋窪を陥れた上層部の重役たちが絡んだ会社や関連先なども複雑に絡み合って、話は進んでいく。 どちらかというと8話の短編サスペンスがそれぞれ単体でも結末を付けながらすすんで行く構成だが、それぞれが少しずつ絡み合い恋窪を陥れた上層部の悪党たちを最後に追い詰めていくという筋立てであり、銀行の内部の様々な専門的なテクニック的な事も含めて詳しくおもしろく書かれているし、あのテレビ番組と同じようにテンポよく話が進んでいくので読んでいて飽きることがない小説でした。
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恥ずかしながら金融用語についていけませんでした(・・;) 最後の締めにも池井戸さん特有のスカッと感が小さかったです。
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なぜかあまりグッと来なかった。 池井戸サンにしてはスカッと感も特に無く。。 連鎖短編だからかな。 ひとつひとつの話が中途半端な感じだった。
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池井戸作品は本当に間違いない。面白かった。 この気持ちが、今回とても分かりやすく解説してあった。 私には読書は娯楽であり、現実逃避が目的なので、いよいよ池井戸さんは外せない作家さんになった。 次男の引っ越し荷物の中に確か「鉄の骨」があったはず。 楽しみは続く。
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元都市銀行の一流銀行員が、地銀の庶務行員として、かって自分を貶めた人間たちと闘っていくストーリー。 短編の中に大きなストーリーがあり、読み応えがあった。
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さえないようにみえる一流銀行で出世したおじさんが、裏金問題を突き止められず、敵の罠にはまりやめさせられて、地元の銀行で庶務係をやっている。でも、その立場になっても、仇敵を倒すために粛々と戦っていく姿を描いた物語。池井戸先生らしい一作。主人公がおじさんってところがいいな。でも、、4...
さえないようにみえる一流銀行で出世したおじさんが、裏金問題を突き止められず、敵の罠にはまりやめさせられて、地元の銀行で庶務係をやっている。でも、その立場になっても、仇敵を倒すために粛々と戦っていく姿を描いた物語。池井戸先生らしい一作。主人公がおじさんってところがいいな。でも、、42歳って設定は、わかくないか?52歳ならいいけど・・・
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