高校入試 の商品レビュー

湊かなえ(著者)

2024/03/15

途中まで誰が誰かわからんかった。盛り盛りやったし。テレビでドラマとして観てたら楽しかったんやろなーと。なんというか、フジテレビ感はすごいあったけど。

2024/03/13

中学生の時に初めて読んで、湊かなえさんにハマったきっかけの本。
何度も読み返した。何人もの視点で書かれており、面白い。

2024/02/18

田舎で30年ほど前に高校受験を経験した。今、娘の受験の様子を見ていると、地域は違えども私が受験した30年ほど前より学歴偏向な傾向は減ってきていると感じていたので、ある種の懐かしさを感じつつ読んだ。
県下一の県立高校で、保護者が高らかに校歌を歌うのを見て県外出身の母がドン引きしていた過去を思い出した。

2024/02/11

【ハッとさせられる種明かし、掲示板とのリンク】
高校入試で事件を起こした犯人や事件の全体像が後半に畳み掛けて明かされる点は爽快。ネット上の掲示板という別媒体が、相互にリンクしながら物語が進む点も今までにない構成だった。さらに語り手が様々に変わりながら、それぞれの視点で描かれており、掲示板の投稿と合わせて伏線が散りばめられていたことに後から気づいた。

2024/02/06

この本で最も印象的なのは、責任を取るという面。ストーリの面白さと合わせてこの点を深く考えさせられた。改めてまだまだ自分はひよっこであり、覚悟に欠けるのかもしれないと感じる。

2024/02/02

登場人物が多く、何度も何度も人物を確認した。
まぁそれが犯人誰だろう？となって良いのだが。ハマって一気に読んだ。小説だが、受験生はもちろん、入試に関わる教員も大変なんだなと思った。

2024/01/13

掲示板のコメントが合間に挟まれ、登場人物が多いのでシーンの切り替わりが多く、かつ明確なトランジションとして機能している。

フジのドラマ様に書き起こされたとの後書き通り、テンポよく進むドラマ向けであると感じた。

章立てがはっきりしているので、テンポよく進むがやや人物が多く、把握に時間がかかる印象。

2023/12/12

めちゃくちゃ面白かった。話も良かった。たくさんの登場人物の心情や目線があるのにごっちゃにならないのもすごい。ハラハラもする、感動もする、そして考えもさせられる。たくさんの事が詰まっていた。

読んでいて感じた、自分にとっても高校入試って1番人生をかけたなって。浪人は許されず、私立も許されず、近くの公立のみが選択肢だった自分は本気で勉強して受かった。
けど、こうしてみると落ちた人もいる。落ちた人は色々挫折の気持ちをずっと抱えてしまう。大学受験とは違って本当の一発勝負。その場で負けた苦しみはすぐに立ち直れるものではないのだろう。敗者と挑戦者から見た高校入試。本当に高校入試は大人になる上で途轍もなく大きな出来事なのだろう。それだけは改めて実感した。

2023/12/01

初めは読みにくかった。
人間関係が覚えられて、慣れてくるとテンポ良く読める。
良く練られたストーリーだと思うけど、湊さんの作品にしては悲壮感と言うか、不幸感というか、何というか…エグさが少なくマイルドな感じがした。

2023/11/30

登場人物がたくさん登場したが、とてもうまく纏まっていて、かなり読みやすかった。
入試のゆくえ、ネットの掲示板の展開、はやく業務を終えたい先生の思惑、といった、いくつもの要素が、次へ次へとページをめくる手を促します。