高校入試 の商品レビュー

湊かなえ(著者)

2016/03/30

この作家さんの小説を初めて読みました。
1人称が色々な登場人物に切り替わりながら描かれる流れはよくあるが、その切り替わりが非常に多く、もう少し長いタームで1人の視点から描いてもらえた方がついていきやすい。登場人物自体も多いので、最初は切り替わりについていけなかった。
ストーリー自体は想像以上の展開を見せてなかなか面白かった。また、事件が終わった後のストーリーがあるのは私好み。余韻を楽しむこともできた。

2018/10/14

スピード感と場面切り替えのテンポがよく、面白く読めたが、内容とストーリーはそんなに大したことはなかったな。

2016/03/21

ミステリーなんだけど、湊さんのメッセージも込められた作品なのかなと思いました。湊さんの表現は的を得ているというか、いつも違和感なく自然に頭に入ってくるのでとても好きなのですが、個人的には衝撃的なストーリーが好きなので、そういう意味で星3つで。

2016/03/21

201603/登場人物の多さは気にせず読み進められるけど確かにちょっとわかりにくい。結末知りたさにどんどん読んだけど、納得いかないというかスッキリしなかった。でも湊かなえの幅の広さは出てたし面白かった。

2016/03/16

告白と同じく舞台が高校。
高校入試前日から当日が舞台。群像劇で教師がたくさん出てくる。在校生は一人しか出ない（笑）　ネットの掲示板のリアルタイム更新と脅迫を受けて始まる高校入試。結末がわかるまではとても面白かった。結末は告白と似ててやや興ざめ

2016/03/16

県下有数の進学校であるこう散るの橘第一高校では、翌日に入試を控えており、教師たちはその準備に追われていた。
会場となる教室の準備をしていた新任教師の春山杏子が、黒板に「入試をぶっつぶす！」と書かれた貼り紙を発見する。
ただのいたずらとして処理され、本番当日を迎えるが、試験内容や学校で実際に起こっていることがネット掲示板に実況中継されていると知った教師たちは.......。

2016年3月16日読了。
ミステリーとしても素晴らしいですが、いろいろと考えさせられる作品です。
いじめやネットの怖さ、モンスターペアレントの存在など、現代の学校で起きているであろう問題を物語の中に巧みに取り入れていて、唸らされました。