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高校入試 の商品レビュー

3.3

302件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    129

  4. 2つ

    35

  5. 1つ

    8

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とにかく登場人物が多い

本をめくった時に人物相関図があったのである程度覚悟して読み進めたのですが、とにかく登場人物が多い!何度も『この人は誰だっけ?』と相関図を見て読みました。途中読むのがしんどくなりました。 最後まで読んでなるほど!と思いましたが、疲れました…

鹿内美保

2024/09/10

 「入試をぶっつぶす!」  こんな張り紙を見たら教員はどう対応をとるのか。試験会場によって対応が違ったり、開示請求をしたら採点ミスが発覚。学校側は自分たちの名誉ばかり守ろうと対応する。しかし、受験生にとっては受験当日、1点、2点で合格が左右される、自分の将来等に関わる場合もある。...

 「入試をぶっつぶす!」  こんな張り紙を見たら教員はどう対応をとるのか。試験会場によって対応が違ったり、開示請求をしたら採点ミスが発覚。学校側は自分たちの名誉ばかり守ろうと対応する。しかし、受験生にとっては受験当日、1点、2点で合格が左右される、自分の将来等に関わる場合もある。  首謀者がなぜ入試をつぶそうと考えたのかの理由には納得してしまいました。とても考えさせられる本です。

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2024/08/25

高校入試というビッグイベントのなかで起きていく様々な事件。 教員たちが事件解決のために奔走するが、ハラハラドキドキ感はあまり感じられなかった。 登場人物が多すぎて、頭の中が迷走してしまった。

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2024/08/25

文章が登場人物の視点で次々と入れ替わるためか中々人物が把握しづらかった。それでも最後は一気読みできた。受験生の親があんなだと子供も大変だろうな。

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2024/08/08

たった1日の1回の試験で今後の人生が左右されること。学校側はそれを理解し、責任を持って入試を行わなければならないことを痛感した。 学校側の都合でミスがあり合否が左右されるのはあってはならないことだし、それを防ぐための対策を厳重にするべきだと感じた。 皆同じ入試というものに向かって...

たった1日の1回の試験で今後の人生が左右されること。学校側はそれを理解し、責任を持って入試を行わなければならないことを痛感した。 学校側の都合でミスがあり合否が左右されるのはあってはならないことだし、それを防ぐための対策を厳重にするべきだと感じた。 皆同じ入試というものに向かっているが、ひとりひとりに色々な想いや背景がある。しかしその1日の結果のみで全てが決まってしまう。 シビアな世界ではあるがそれが入試だ。 登場人物が多くて、関係性を理解するのに時間がかかった。また、他の作品に比べて最後スッキリしなかったため★3

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2024/07/28

通勤などの移動時や昼休みに少しずつ読むからなのか、入れ替わり立ち替わりする話し手に慣れるまでに時間がかかった。 後から解説で原作はドラマ脚本とあり、納得しつつも先にドラマだったな、という感想を抱いた。 首謀者やその仲間に関しては意外性もあって良かった。

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2024/07/16

湊かなえ氏の作品は『リバース』『告白』以来に読む三作品目。 県下有数の進学校・橘第一高校(通称・一校)の入試で起きる事件を描いた物語。 役割を分担する教師たちそれぞれに、ひとつひとつを見れば事件と呼べないほど些細な出来事が次々に発生。各事件は伏線を回収するかのように、絡み合い膨...

湊かなえ氏の作品は『リバース』『告白』以来に読む三作品目。 県下有数の進学校・橘第一高校(通称・一校)の入試で起きる事件を描いた物語。 役割を分担する教師たちそれぞれに、ひとつひとつを見れば事件と呼べないほど些細な出来事が次々に発生。各事件は伏線を回収するかのように、絡み合い膨張していき、犯人の手のひらで踊らされていることを理解した教師たちは、事件の収束を目指し行動を開始する。 登場する教師12名は、それぞれが隠している秘密や過去があり、それを緻密に描いているのはさすが湊かなえ氏といったところ。その反面、序盤から登場する人物が多く、冒頭の相関図を定期的に見ないといけないほどにややこしい。 しかし、教師含む多数の登場人物を覚え出した中盤以降は、急展開を迎える物語も相まってすんなりとストレスなく読むことができた。また、湊氏の代名詞であるイヤミスとは異なり、読後感はかなり晴々としたものだったように思う。 私は、作中でパッとした活躍をしない一校の校長先生・的場が覚悟を決めるシーンが大好きだ。その覚悟が分かる以下の台詞は、この作品を読んで良かったと思える理由のひとつ。 『気が付けば、闘った時期よりも、勝ち得たものを守り続けた時期の方が長かった。』 『守り続けてきたものが何だったのかのかも思い出せないようなら、潔く捨てればいい。』 保守的な行動を取りがちな現代の社会人において、自分にとって何が大切なのか、それに執着することは本当に自分のためになるのか、自分自身の原点に立ち返らせてくれるいい台詞だとしみじみ感じた。 高校入試という人の子の人生を変えてしまう一大行事。 私たちの生きる現実にも、高校、そしてその場所で教鞭を執る教師たちによって、人生を歪められたと感じる学生も少なくないのだろう。 責任を背負うことの意味、仕事に対するマインドを勉強できた一冊だった。

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2024/07/15
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誹謗中傷っていうのは最近つけられたワードだけど、10年以上前からは存在してたんだなぁ 初湊かなえさん。ハマります。 あれだけ登場人物いて、何人の視点から書いて、読者からしても読みやすいの本当にすごいな…

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2024/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以前ドラマを見てから、一度原作読みたいなと思いつつやっと読めた。 視点がころころ変わるし、誰が先生だか人間関係の把握に時間がかかるけど、いろんなことが起こって早くどうなるか気になる展開。 ドラマのラストを覚えてなかったから、誰が主犯なのか、動機は何か考えながら読めた。 まさかの主役的な春山先生も犯人側とは。 受験番号書き忘れでの不合格が1番の肝だったけど、採点中の先生たち、リアルは違うだろうけど、あんな感じで採点されてたら不信感は否めないよね。 ネット社会のこともあり、かなり問題提起的な作品なのでは

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2024/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高校入試は私自身にとっても人生における一大イベントであり、興味深いタイトルから手に取った一冊。 受験生にとっては一生に一度の高校入試であり、それを採点ミスで片付けられてしまったら、大きなショックを受けるだろうと感じた。 実際、計画の首謀者は兄が受験番号が未記載だったために0点にされて落ちてしまったわけだが、自分の過ちとはいえそれも同じようなものだろう。 自分がもしその兄の立場だとして、点数開示をしてその結果だったら...立ち直ることは難しいかもしれないと感じた。 最後まで犯人がわからない状況で読み進めていたが、杏子先生が犯人だと判明した際にはかなり驚いた。その理由が過去の会社と繋がっているのも、疑問に思っていた部分が解決していく様で面白かった。 インディゴリゾートが複数回登場するので、事件解決の大きな伏線になるのかと思いきや、二股問題の鍵となるものであり少し拍子抜けした。 結果的に伏線を回収しつつ事件解決まで結びついており、ストーリーとしては腑に落ちるものだったと思う。 ただ、他の方のレビューにもある通り、相関図があったのでなんとかなったものの人物の名前を覚えることが非常に難しかった。 主要人物は把握できたものの、後半部分においても何となくこの人かな?といった雰囲気で読んでしまう部分があったので残念。 ドラマであればこういうことは起こらないと思うので、一度目を通してみたいと思った。

Posted byブクログ