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幸せになる勇気 の商品レビュー

4.2

730件のお客様レビュー

  1. 5つ

    298

  2. 4つ

    254

  3. 3つ

    110

  4. 2つ

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  5. 1つ

    4

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2025/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作の「嫌われる勇気」の続編であるこの本を読んでみました。個人的には前作よりも読みやすく内容がスっと入ってくる印象を受けました。 第一部 ・尊敬とは対人関係の第一歩 ・尊敬はありのままのその人を受け入れること ・他者の意見に同意することは「同調」である ・「共感」は他者に寄り添う時の技術 ・宗教と哲学の違いは「物語」の有無 ・「他者の関心事」に関心を寄せることが大事 ・「いま」を肯定するから「過去」も肯定する ・「いま」によって過去は書き換えられる ・他者と関わることで学ぶものを人間知という ・教育の最大の目標は「自立」 ・教育は「介入」ではなく「援助」 第二部 ・問題行動の五段階 ①称賛の欲求 「私をほめてくれ」 ②注目喚起「とにかく目立ってやろう」 ③権力争い「反抗することで力を誇示する」 ④復讐「相手の嫌がることを繰り返す」 ⑤無能の証明「なにごとも無気力になる」 この全ては「所属感」、特別な地位を確保することという目的に根ざしている ・叱るということは有効ではない ・「これからどうするか」を考える ・不適切行為者のコミュニケーションの最終手段は暴力 ・相手を「依存」と「無責任」の地位に置かない ・「○○のおかげで〜」は解決に至らない ・自分の人生は自分で決断できることを教える ・それが自立につながる ・教育者は子供の決断を尊重して援助できる距離で見守る 第三部 ・承認を肯定すると競争を生む ・人間は弱いから他者と協力関係をつくる ・共同体感覚=人間のアイデンティティ アイデンティティ=自分らしさ ・褒めることは依存につながる ・自らの意思で自らを承認する ・教育とは「仕事」ではなく「交友」 ・人間の根源的なものは「所属感」 ・人間は孤立したくないもの 第四部 ・全ての喜びも対人関係の喜び ・交友を通じて共同体感覚を掘り起こす ・「他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じる」 ・信用は相手のことを条件付きで信じる ・信頼は相手のことを無条件で信じる ・自分のことを信頼できていないと他者も信頼できない ・仕事の関係は信用、交友の関係は信頼 ・人間は「分業」という働き方を手に入れた ・信頼=尊敬 ・先に信じることから始める ・仕事で認められるのは「あなた」ではなく「機能」 ☆「汝の隣人を、汝みずからの如くに愛せよ」 ・自分を愛することができなければ他者を愛することもできない ・「与えよ、さらば与えられん」 ・与えるからこそ与えられるもの ・人生の最終関門は「愛」 第五部 ・愛は落ちるものではなく、築き上げるもの ・他者から愛されるのではなく愛するもの ・自立とは自己中心的なものからの脱却 ・他者から愛される手段を選ぶ ・「わたしの幸せ」ではなく「わたしたちの幸せ」 ・他者を愛することで自己中心性から解放される ・別れるために出会うもの ・「最良の別れ」に向けた努力をする ・運命は存在しない ☆をつけた言葉を座右の銘にしたいと思います。

Posted byブクログ

2025/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『幸せになる勇気』は、アドラー心理学をテーマにしたベストセラー『嫌われる勇気』の続編。でも、これは単なる自己啓発本じゃないし、読めば人生が劇的に変わるような魔法の本でもない。むしろ、読者に問いかけてくる。「あなたは、本当に幸せになる覚悟があるのか?」と。 正直、ぼくは何度も立ち止まった。アドラーの考え方って、耳ざわりのいい希望論とは真逆で、ときに残酷なくらい現実的だから。受け入れがたいと感じる人も多いかもしれない。でも、だからこそ、この本には価値があるんだと思った。 本書で特に印象的だったのが、哲学と宗教の違いについての説明だ。アドラー心理学は哲学であり、宗教ではない。その決定的な違いは「物語」の有無。宗教は「こうすれば救われる」というストーリーを提示するけど、哲学はそういうものを排して、自分の人生について考えさせる。 つまり、アドラーの教えに従ったからといって、誰かが救ってくれるわけじゃない。結局、自分で選び、自分で生きるしかないのだ。 なんて厳しい話だろう。でも、だからこそ、ぼくはこの本に引き込まれた。 アドラー心理学の有名な概念に「課題の分離」がある。「それは誰の問題なのか?」を考え、自分の課題と他人の課題を切り分ける、という考え方だ。 これ、シンプルだけど、めちゃくちゃ難しい。 例えば、ぼくは以前、知人の悩みに全力でアドバイスしていた。親身になって話を聞いて、「こうしたらいいんじゃない?」と提案して、具体的な解決策まで考えた。でも、結局その知人は何も行動しなかった。 「せっかく真剣に考えたのに!」とモヤモヤした。でも、ふと気づいた。「仕事をどうするか」は彼の課題であって、ぼくの課題じゃないんだと。ぼくにできるのはアドバイスまで。その先は彼の選択であって、ぼくがコントロールできることじゃなかった。 そう思えたら、気持ちがふっと軽くなった。 もうひとつ心に残ったのが、「愛と結婚はダンスである」という話。 大事なのは、一方的にどちらかがリードするものじゃなくて、お互いがリズムを合わせながら踊ること。片方だけが頑張るんじゃなくて、ふたりで作り上げていく関係だってこと。 昔のぼくは、恋人に対して「こうしてほしい」「なんでわかってくれないんだろう?」と思うことが多かった。でも、それってつまり、「相手を自分の思い通りにしようとしていた」ってことだった。そりゃ、うまくいくはずがない。 大事なのは、相手を変えようとすることじゃなくて、一緒にどう楽しむか。未来のことなんて誰にもわからないし、運命なんてものも、最初から決まっているわけじゃない。 だからこそ、「いま、この瞬間」を大切にして、目の前のパートナーとダンスを続けること。それを繰り返した先に、ふたりの歩んできた軌跡ができあがる。そして、振り返ったとき、人はそれを「運命」と呼ぶんだとこの本は教えてくれた。 この本を読んで、ぼくは「過去の捉え方」についても考えさせられた。 人って、今の自分を正当化するために、過去を都合よく解釈しがちだ。「あのとき親が厳しかったせいで、自信が持てない」「あの失敗があったから、今の自分がいる」。もちろん、過去の出来事が人生に影響を与えるのは確かだ。でも、そこに縛られる必要はない。 アドラーは言う。「過去は変えられないが、未来は選べる」。大事なのは「いま、ここ」からどう生きるか。 タイトルの『幸せになる勇気』。最初はピンとこなかったけど、今ならよくわかる。 幸せって、何かを手に入れたら勝手に訪れるものじゃないし、誰かが与えてくれるものでもない。「自分で選ぶ」ものってこと。 もちろん、それは簡単じゃない。環境のせいにするほうが楽だし、「こうなったら幸せになれるのに」と考えたくなる。でも、それをやめて「いま、ここ」で幸せを選べたら、人生はもっと自由になる。 この本は、そんな覚悟をくれた一冊だった。

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2025/02/24

マコなり社長2025年の2冊目。自立とは自己中心性からの脱却。愛とは決断である。すべての出会いとすべての対人間関係において、ただひたすら「最良の別れ」に向けた普段の努力を傾ける。他者を愛する事によってのみ自己中心性から解放される。

Posted byブクログ

2025/02/24

本書で語られていた自立の意味は自分にとって斬新な考え方だった。 子供は社会的弱者のため愛を与えてもらう側になることで成長していく。本当の意味で自立するには、愛を与えてもらう側ではなく、自ら愛を与える側に立つ必要がある。他者を愛することによっての自己中心性から解放される。 文章の...

本書で語られていた自立の意味は自分にとって斬新な考え方だった。 子供は社会的弱者のため愛を与えてもらう側になることで成長していく。本当の意味で自立するには、愛を与えてもらう側ではなく、自ら愛を与える側に立つ必要がある。他者を愛することによっての自己中心性から解放される。 文章の意味としては分かるが、本質までは分かってないんだろうな、自分。と思いながら読んでいるのが歯がゆい…

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2025/02/24

2025年2月22日、YouTubeで「本を読むこととお金持ちになること」と検索して出たショート動画「保存必須!賢くなれる本3選」のコメ欄で、皆がおすすめしてた本。 コメ欄より:アドラーの『幸せになる勇気』こっからさらに人生 変わった https://youtu.be/zW1...

2025年2月22日、YouTubeで「本を読むこととお金持ちになること」と検索して出たショート動画「保存必須!賢くなれる本3選」のコメ欄で、皆がおすすめしてた本。 コメ欄より:アドラーの『幸せになる勇気』こっからさらに人生 変わった https://youtu.be/zW1jx6LS4ko?si=EpTXRbzGwUm9u9fN

Posted byブクログ

2025/02/10

尊敬と愛に重点を置いて、人との接し方を考えさせられた。個人的にアドラーの考えは理想的ではあるけれど、理解して実行するのに訓練がいると思うので、定期的に読み返すとよい思った。

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2025/02/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

●生き方 嫌われる勇気の続編とのことで読んだ。他人に承認される必要などなく、自分が承認すればよいということに驚いた。
自分は色んな属する集団の中で、その空気に合わせて、その人、その集団に合わせた考え方をしまうクセがあると気づいたのである。例えば、何かを断ることを悪としていた自分がいた。評判や評価を気にして、自分の考え、意見を犠牲にしていたと認識した。
また両親に注目されたくて選んでいることもあるなと。本当はこれがやりたい、本当はこう考えたいが、両親からの注目や評価を受けたく、自分の考えを出せない自分がいたのである。
自分に認められればそれでよいのだ。自分の考えを認めて、出すことが、自分の幸せになるのだと、少しずつわかってきている。それはできませんと言える幸せ、僕はこういう考えですと言える幸せ。そう言える勇気が、幸せに繋がる。

Posted byブクログ

2025/02/07

何度かチャレンジしたが、いつも理解できなくて読み進めることが出来なかった。 今回のチャレンジで少し理解が増したように思う。理解と言うよりも、自分の心持ちに変化があり、やっと少し受け入れられたという感じ。 読み進める事が出来なかったのは自分の価値観が変えられなかったり、出来ない認...

何度かチャレンジしたが、いつも理解できなくて読み進めることが出来なかった。 今回のチャレンジで少し理解が増したように思う。理解と言うよりも、自分の心持ちに変化があり、やっと少し受け入れられたという感じ。 読み進める事が出来なかったのは自分の価値観が変えられなかったり、出来ない認めたくないの裏返しだったように感じます。 嫌われる勇気と幸せになる勇気、落ち込んだりする度に再読して、自分の心と向き合います。自分の成長に合わせて理解が進む良書です。 何度読んでも意味のある本だと思います。

Posted byブクログ

2025/02/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物の若者が問題行動1~2を行ったり来たりしていることが面白かったです。 嫌われる勇気の復習的な要素もあり、読み応えもありました。 芦田愛菜ちゃんが何かのインタビューで 「信用と信頼」の話をしていましたが、まさにアドラーの心理学だと思い、芦田愛菜ちゃんをよけいに尊敬しました。 教育の話が夫婦の話になり、後半耳が痛すぎて読むのやめようと思いました(笑)

Posted byブクログ

2025/02/02

嫌われる勇気の実践編の一冊。 前著の嫌われる勇気でも登場した「共同体感覚」という概念が非常に理解しづらかったが、本著で少し理解が深まった気がする。 いや、よくわかってない気がするからもう一回読み直そう。 青年の悪口レパートリーの多さが前著の嫌われる勇気から大好きなのですが、今作...

嫌われる勇気の実践編の一冊。 前著の嫌われる勇気でも登場した「共同体感覚」という概念が非常に理解しづらかったが、本著で少し理解が深まった気がする。 いや、よくわかってない気がするからもう一回読み直そう。 青年の悪口レパートリーの多さが前著の嫌われる勇気から大好きなのですが、今作では「汚水をすするドブネズミにでも食わせておくがいい!!」がお気に入りです。

Posted byブクログ