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モンスターマザー の商品レビュー

4.1

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

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2017/11/19

報道からどう真実を見つけるのか?当事者を苦しめる間違った情報。裁判に勝訴してもなお残る傷。戻らない時間。本当に恐ろしい話。小説じゃないのがつらい。

Posted byブクログ

2017/11/04

ドラマの原作?ということで知って借りた。いやー、恐ろしい。この丸子実業の先生方、バレー部の生徒、保護者はほんとに素晴らしい。バラバラにならず戦ったことが良かったんだろう。この弁護士のくせに謝罪広告を出さないってのは最低だと思う。もっと社会的に抹殺されればいいのに。調べたらまだいじ...

ドラマの原作?ということで知って借りた。いやー、恐ろしい。この丸子実業の先生方、バレー部の生徒、保護者はほんとに素晴らしい。バラバラにならず戦ったことが良かったんだろう。この弁護士のくせに謝罪広告を出さないってのは最低だと思う。もっと社会的に抹殺されればいいのに。調べたらまだいじめ自殺だったと主張するサイトは残ってて、この本がもっと知れ渡ればいいのにと思う。誰がこのモンスターマザーの言い分を信じてマスメディアに流したかとか。うつ病という診断書を書いた医師も罰を受けてほしい。そして元夫たちの話も恐ろしかった。こんな女に引っかかったが最後だ。この子は虐待死したようなものだ。でもこういう理由で自殺してる子は他にもいそうだな。しかし、こんな親でも離れられないものかね。親子関係って恐ろしいわ。

Posted byブクログ

2017/10/30

ドラマ『明日の約束』の元となった事件ということで読んでみた。 恐ろしかった。自殺してしまった少年の母親にしても、その弁護士にしても、揃いも揃ってどうしてここまで事実を歪曲することができるのだろうと思った。 現在でも『丸子実業 事件』でググると、当時のバレー部員や学校側に対する誹謗...

ドラマ『明日の約束』の元となった事件ということで読んでみた。 恐ろしかった。自殺してしまった少年の母親にしても、その弁護士にしても、揃いも揃ってどうしてここまで事実を歪曲することができるのだろうと思った。 現在でも『丸子実業 事件』でググると、当時のバレー部員や学校側に対する誹謗中傷の書き込みが出てきて生々しい。 なぜこの事件が起きてしまったのか、モンスターマザーがつくられた背景なども掘り下げて欲しかった。 あと弟のその後も気になる。人権保護の観点から無理だろうけど。

Posted byブクログ

2017/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何とも言えない読後感。 「そういえば、そんな事件あったなあ」と、私の中では風化していた話でした。遺書の言葉で思い出しました。 よくぞ、地道な取材を続けてくれました。 社会全体で考えなければならない問題だと思います。

Posted byブクログ

2017/06/11

頭のおかしい母親のせいで自殺しなくてはならなかった子供が本当に気の毒でならない。 文章自体は面白味もなくいまひとつ。

Posted byブクログ

2017/06/09

ヘタなホラー小説読むより怖かった。この母親の言動はもちろんだけれど、ごくごく普通の、誠実な生活をしていても理不尽極まりない状況に追い込まれる可能性があるんだということ。この母親の異常さは家族は以前より分かっていたんだろうに、それに対して積極的な対応をしてきた風でもないこと。映画や...

ヘタなホラー小説読むより怖かった。この母親の言動はもちろんだけれど、ごくごく普通の、誠実な生活をしていても理不尽極まりない状況に追い込まれる可能性があるんだということ。この母親の異常さは家族は以前より分かっていたんだろうに、それに対して積極的な対応をしてきた風でもないこと。映画や小説ではよくある話しかもしれないけど、現実でこういうことが起こったのだから。登場する人権弁護士や有名なルポライターの態度にもガッカリ。なによりも、子供の自殺の原因が母親だなんて、あまりにも悲しすぎる。

Posted byブクログ

2017/05/26

真実は誰にも分からない。 こういったルポを読む時、いつも感じる。 長野で高校生がいじめを苦に自殺した。が、この本は、自殺の原因はいじめではなく、その少年の母親にあると語る。 母親は確かに人格障害だったのかもしれない。こういう類の人間を私も実際知っている。批判されるとキレて相手が...

真実は誰にも分からない。 こういったルポを読む時、いつも感じる。 長野で高校生がいじめを苦に自殺した。が、この本は、自殺の原因はいじめではなく、その少年の母親にあると語る。 母親は確かに人格障害だったのかもしれない。こういう類の人間を私も実際知っている。批判されるとキレて相手がひれ伏すまで執拗に攻撃する、狡猾で2面性を持ち、法には触れないギリギリのやり方でターゲットを貶める。 学校でのいじめを、学校側が隠蔽することがあまりにも続いているため、被害者側(母親も含めて)のほうに落ち度があったという仮説は、受け入れにくい土壌がある。 それでも、こういう母親は実際にいるのだ。 〈お母さんがねたので死にます〉 少年が最後に書いた遺書である。 これが実は「ねたので」ではなく、「やだので」ではないかと言われている。 こちらに来て確かに「やだかった」とか「やだから」という言い方を良く聞く。 母親がやだから死ぬ、なんて、あまりじゃないか。 数は少ないが少年はSOSを出していた。 人権センターや周りの友達、教師でも近所の人でも実の父親でもいい。 誰か救えなかったのか。 少年をこの母親から引き離してあげられなかったのか。 だから「親子断絶防止法案」などは危険なのだ。 親から離さなければいけない子どもは現実にいるのだから。

Posted byブクログ

2017/05/03

 子供の自殺と母親の狂気。子供を救いたい先生と友人たち、行政。一方で、ないことないことの暴言と「脅迫」で学校を追い詰めるその子の母親。そして、子を自死に追い詰めたのはその子の母親だったという、丁寧な取材で暴かれる仰天の結末。  自死した子とその親は弱い被害者で、先生、先輩、役人...

 子供の自殺と母親の狂気。子供を救いたい先生と友人たち、行政。一方で、ないことないことの暴言と「脅迫」で学校を追い詰めるその子の母親。そして、子を自死に追い詰めたのはその子の母親だったという、丁寧な取材で暴かれる仰天の結末。  自死した子とその親は弱い被害者で、先生、先輩、役人や警察は加害者に違いないというのは、確かに一般的にありがちな構図ではある。そして、先生や役人を「懲らしめる」ことが「正義」だと信じているマスコミと〈人権派〉弁護士、著名な作家、県会議員は、事実に対して全く謙虚ではなく、自分のこうあるはずだという「信念」に基づく構図に出来事を当てはめていく。荒唐無稽な物語を作り上げていって、先生や同級生、先輩とその親たち、役人や警官の人権を侵害し、名誉を毀損する。    たった一人のモンスターが、一つの学校という社会を崩壊寸前まで追い込んでいく様は恐怖であるが、事実を事実として認識しない、実際は行政以上の権力者であるマスコミや弁護士、著名な作家の仕業が恐ろしい。  〈人権派〉には注意しろ、ということか。残念な人たちがいる、ということだろう。

Posted byブクログ

2017/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

理不尽に巻き込まれた方々は本当に気の毒であるが、キチガイには関わらない方がよいことを、再認識させられる。

Posted byブクログ

2016/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いじめ自殺事件を扱ったルポルタージュ。読み始めのころはいじめの加害者と目された学校側、生徒たちに寄り添った視点ばかりで、フェアじゃないのでは?と感じていたが、読み進めていくと不自然な親子関係や常軌を逸したような母親の発言、行動に唖然。告訴権を濫用するかのような”人権派”弁護士、”事件の実態”ではなく、なにかがねじ曲がったような報道をするマスコミ…これが現実に起きていたのかと惨憺たる気持ちになりました。だれが加害者でだれが被害者なのか、この事件の本当の被害者たちが哀れでなりせん。

Posted byブクログ