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天才 の商品レビュー

3.3

193件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    83

  4. 2つ

    21

  5. 1つ

    5

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2020/09/26

一人称の自伝的な書 その波瀾万丈でありながら、これぞ政治家と言われる本人が、あたかも僕の目の前で、その生涯を話してくるている感覚になる本。 人として、男として そして、職業人として、その素晴らしさに感動した。

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2020/08/30

まさに政界のドン❗️あっぱれ。 日本は本当の角栄を知らない❗️ こんな天才はもう二度と出てこないだろう。学力は半端ない、中学卒と言うだけで侮るなかれ、彼は家が貧しかったため、唯一の大切な母を助けるために土方上がりだ。しかし、賢者である。 惜しい二度と出ない人材を日本は失った。 角...

まさに政界のドン❗️あっぱれ。 日本は本当の角栄を知らない❗️ こんな天才はもう二度と出てこないだろう。学力は半端ない、中学卒と言うだけで侮るなかれ、彼は家が貧しかったため、唯一の大切な母を助けるために土方上がりだ。しかし、賢者である。 惜しい二度と出ない人材を日本は失った。 角栄は罠に嵌められただけなんだ❗️⭕️

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2020/08/15

読み物として面白いかと言われると…うーん、となる。 が、田中角栄の人物像と政治の世界をのぞけて興味深かった。 現役時代の求心力がとてつもなかっただけに、晩年の描写は寂しい気持ちになりました… 僕もこうして年老いていくのかな、と考えてしまうものでした。

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2020/07/26

田中角栄の伝記です。田名角栄という人が何をしてきたんかということがよく分かりますが、それほど面白い本とは思えませんでした。

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2020/05/04

細かい描写こそないものの、田中角栄時代のリアルを生きていない自分にとっては当時の政治家の人間関係が書かれていて楽しく読めた。 国家の存亡に関わる問題の処理に政治が強く関与するのは当たり前のことではないか。まして大事なことの頼み事に、立案者の政党の有力幹部に2百万などというはした...

細かい描写こそないものの、田中角栄時代のリアルを生きていない自分にとっては当時の政治家の人間関係が書かれていて楽しく読めた。 国家の存亡に関わる問題の処理に政治が強く関与するのは当たり前のことではないか。まして大事なことの頼み事に、立案者の政党の有力幹部に2百万などというはした金を持参するのは世間では当たり前のことで、挨拶に菓子折りを持参するようなものだ。 金権政治と批判されようが、土方の経験から何よりも現場を知りたい、議員立法を40も手掛け、国民のために尽くしたという点は現代の政治家にも見習ってほしいものである。

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2020/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

●学芸会 この成功は俺のドモリの克服に決定的な引き金となった。 それで俺が幼いなりに悟ったというか、これからの人生のために体得したことは、何事にも事前のしかけというか根回しのようなものが必要ということだった。 ●借金 金の貸し借りというものが人間の運命を変える、だけではなしに、人間の値打ちまで決めかねないということをその時悟らされたような気がした。 ●上京 母親は三つのことをいってくれたものだった。 「大酒は飲むな。馬は持つな。出来もしないことはいうな」と。 その言葉は今でも忘れずにいる。 ●県の土木派遣所の職員 驚いたのは村の土木工事をしていた業者の監督たちだった。 今までトロッコを押していた若造が工事現場の監督になってしまったのだから、立場ががらりと変わっての平身低頭となった。 その時俺が悟ったのはこの世の仕組みなるものについてだった。 金も含めて、この世をすべてしきっているのは、大なり小なりお上、役人たちがつくっている縦の仕組みなのだ。ならばそれを自在に使う立場の人間とは一体誰なのだということだった。その時の認識というか、一種の目覚めこそがそれからの俺の出発点となったと思う。 ●新しい法案 それから俺がそんな場で痛感したのは、何か新しい法案について話し合う時、それに関わるだろう国民の立場への斟酌が彼らには全く欠けていることだった。 俺はいつもその案件について最低の立場に置かれているだろう国民の立場を考えてものをいってきた。

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2019/12/14

(01) 伝記だろうか.通例いわれるような自伝はない.また,本書の「俺」は,著者の石原氏でもない.誰が誰を書いたのか. 書かれたものにおいて誰が誰を書いたかは,さして大事でもないという立場にたって,本書を眺めると,そこには友と敵があり,女と子があり,仕事らしきことと,自らの業か他...

(01) 伝記だろうか.通例いわれるような自伝はない.また,本書の「俺」は,著者の石原氏でもない.誰が誰を書いたのか. 書かれたものにおいて誰が誰を書いたかは,さして大事でもないという立場にたって,本書を眺めると,そこには友と敵があり,女と子があり,仕事らしきことと,自らの業か他者の策によって仕事から離れた状態が見えている. 自負は感じられるが,反省はほとんどないことが,本書の奥行を浅くしている.感傷はあり,なぜか映画の思い出が語られる.父や母への偏愛もあり,発声の障害にややモチーフの断片もみられる. 内外の政治家たちの名前が散見され,友と敵としての遠さや近さについて言及されているが,愛憎といった激しい感情よりも,「俺」の醒めた疎外感があり,終盤には,やや厭世観や無感覚なアパシーへと動きはじめる.この地点の「俺」には,田中と著者が混じった存在が感じられる.つまり,「俺」の文学は,著者にとって,または田中の拭いえぬ記憶にとっても必要であったのであり,「俺」は著者と田中のメランジュという混合物でもある.本書の「醒め」は,「俺」というその中間項ともいうべき媒介に由来すると考えられる. 「天才」は,そんな「俺」の叶わぬ欲望であって,国家や自治と一体化を果たしたい政治家たちの有するナショナルな願望であり,悲しき欲望のようにも読んだ.

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2019/09/28

活字が大きめなので読みやすかった。そのぶん、スカスカ感が免れない。 この著者の文章は三島由紀夫ととは真逆っぽく読み辛い。 きっと一気に書いたんだろうなと思う。 そして四十五万部突破だって。羨ましい。素材の勝ちかな? 一人称で書くことによって余計な説明が省けるし、この本を読もうとす...

活字が大きめなので読みやすかった。そのぶん、スカスカ感が免れない。 この著者の文章は三島由紀夫ととは真逆っぽく読み辛い。 きっと一気に書いたんだろうなと思う。 そして四十五万部突破だって。羨ましい。素材の勝ちかな? 一人称で書くことによって余計な説明が省けるし、この本を読もうとする人は田中角栄のことは外郭を知っているだろうからそれはそれでいいかもしれない。 あのロッキード事件では当時新聞を読む度に腹が立ったけれど、角栄にとって5億円なんてたいした金額じゃないことという点で同意できた。だから、そんな賄賂は不必要だった。 さらに独立発展させていく原動力としての角栄を葬るためにアメリカが罠にかけたということにそうだったのかと今更ながら納得させてくれた。角栄はアメリカという虎の尾を踏んだのだということ。そこへ政治家たちの野心が絡み合っていたといこと。 やっぱり本は読むべきです。雑学にしてもなにかしら得るところがある。 後書きがいいな。 もっと角栄さんのことを知りたくなってきた一冊だった。

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2019/06/09

いろんな意味であの石原さんが田中角栄の事を一人称で書くことの衝撃。 時代を変えるのは天才ではなく変人だと感じた。 そして、田中角栄は激動の時代を変人として豪快に歩んだと思う。 時代が変わり、時が経って振り返れば変人を天才と評価する人が現れる。ただただそう感じさせられる一冊だった。

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2019/04/30

一人称で語られたフィクション。実話なのかと思って手にとったので少しがっかりした気持ちもあったけれど、田中角栄という人物が天才であることに変わりはない。いい悪いは別として、自分の私腹よりも人のために生きている姿は学ぶところが多い。スケールの大きい人。索引にある本も併せて読んでいきた...

一人称で語られたフィクション。実話なのかと思って手にとったので少しがっかりした気持ちもあったけれど、田中角栄という人物が天才であることに変わりはない。いい悪いは別として、自分の私腹よりも人のために生きている姿は学ぶところが多い。スケールの大きい人。索引にある本も併せて読んでいきたい。

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