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天才 の商品レビュー

3.3

195件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2024/02/18

現在でいう「中卒」からコネなしで総理大臣まで上り詰めた「田中角栄」。その懐の広さと行動力で周囲を味方につけ、政界を駆け上がっていく様は実に爽快。終始見せつけられるはスケールの違いであり、強烈な個性。 「日中国交正常化」そして「日本列島改造計画」から50年が過ぎた現在、状況は大き...

現在でいう「中卒」からコネなしで総理大臣まで上り詰めた「田中角栄」。その懐の広さと行動力で周囲を味方につけ、政界を駆け上がっていく様は実に爽快。終始見せつけられるはスケールの違いであり、強烈な個性。 「日中国交正常化」そして「日本列島改造計画」から50年が過ぎた現在、状況は大きく変化しており、台湾有事やインフラ老朽化など、この時代に築き上げたものは大きな問題に直面している。現代だからこそ一読してみる価値がある一冊だと感じた。

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2024/02/12

人たらしに成りたいw ってな事で、石原慎太郎の『天才』 石原慎太郎を介した田中角栄の自叙伝的なお話。 やっぱり闇将軍的な魅力有る内容には、ちょっと物足りなさが……。 角栄さんみたいなカリスマじゃなくて、将軍が政治をやらないと駄目じゃろねw 2018年81冊目

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2024/01/28

本当か嘘かわからないけど政治のせかいの緊張感はひしひし伝わる 何かが決まる時と決める人 人事の仕事に居てるとそんな瞬間に出会う時がある どれが正解なんてわかるはずない でも決断がある どんな結末でもそこには尊厳があっていいと思う

Posted byブクログ

2024/01/28

面白かった。石原慎太郎が田中角栄の視点となって一人称で生涯を語っていく本作は、内容としてはサラッとしたものではあるが、流石、物書きの政治家だけあって読んでいて惹き込まれるものがあった。 後書きでは、石原自身の角栄とのエピソードから、角栄の奇才ぶりが感じられたり、もともと反角栄派だ...

面白かった。石原慎太郎が田中角栄の視点となって一人称で生涯を語っていく本作は、内容としてはサラッとしたものではあるが、流石、物書きの政治家だけあって読んでいて惹き込まれるものがあった。 後書きでは、石原自身の角栄とのエピソードから、角栄の奇才ぶりが感じられたり、もともと反角栄派だった石原が、アメリカの策謀によって角栄の政治家生命が奪われ、この国とって掛け替えのないものを失ったと語っていることに何とも切なさを感じた。 また、総理大臣となった時の角栄の母フメが語った「人様に迷惑をかけるな。精一杯働いて働いて、それでダメなら帰って来ればいい」という言葉は印象的で深く胸に刺さった。 もはや「政治家」=「頼りにならない人」のイメージしかない現代の自分からすれば、角栄のような圧倒的な行動力のある政治家が愛国心を持って日本を動かしていた時代が眩しく感じる。

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2024/01/16

田中角栄の生涯を、金権政治批判の石原慎太郎が一人称で書く、エッセイ。田中角栄の中小企業の経営者的な人柄が多くの人を巻き込んで、彼を総理大臣へと祭立てたのではないだろうか。彼の人柄、人を巻き込む術は多くの人が学ぶべきだろう。 また現代まで残る日本の交通網は彼の最も大きい功績であると...

田中角栄の生涯を、金権政治批判の石原慎太郎が一人称で書く、エッセイ。田中角栄の中小企業の経営者的な人柄が多くの人を巻き込んで、彼を総理大臣へと祭立てたのではないだろうか。彼の人柄、人を巻き込む術は多くの人が学ぶべきだろう。 また現代まで残る日本の交通網は彼の最も大きい功績であると思う。

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2023/11/23

石原慎太郎が一人称で書いた田中角栄の実話を元にした小説。ロッキード事件というアメリカの策謀で無慈悲に奪われた天才の人生。文中に「あの石原が」と自分を登場させているのにニヤリ。

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2023/05/22

現代日本の礎を築かれた偉大な政治家、 田中角栄さんの目線で生涯を書かれた伝記。 書いた石原さんも凄い。 本人が書いたのかと錯覚する程です。 角栄さんの偉業は本を読んで頂くとして、 コンピュータ付きブルドーザーと評される、 精密さと行動力、まさに現在の日本に必要な 政治家だと思い...

現代日本の礎を築かれた偉大な政治家、 田中角栄さんの目線で生涯を書かれた伝記。 書いた石原さんも凄い。 本人が書いたのかと錯覚する程です。 角栄さんの偉業は本を読んで頂くとして、 コンピュータ付きブルドーザーと評される、 精密さと行動力、まさに現在の日本に必要な 政治家だと思います。 現在はマスコミによる発言の揚げ足取りや スキャンダル等話題になりますが、正しく 日本を導いてくれるなら少々悪い事をしたって 別に良いと思います。 現代における坂本龍馬、角栄さんのような方が 今この時代に現れてくれたら。。と思います。

Posted byブクログ

2023/04/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一人称小説、でかい活字で文字組みも緩い サクサクと読了 法案成立能力を高く評価している 石原本人も登場

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2023/03/27

発売当時に読んだ。今回二回目。 当時と比べ、インターネットによる情報取得が容易になり、マスコミの情報操作、隠匿、プロパガンダに騙されない環境が整ってきた。そんな中でこの本を再読する意味。 角栄は悪い、田中派は悪い、自民党は金権政治、などマスコミが作ったステレオタイプな考え方に...

発売当時に読んだ。今回二回目。 当時と比べ、インターネットによる情報取得が容易になり、マスコミの情報操作、隠匿、プロパガンダに騙されない環境が整ってきた。そんな中でこの本を再読する意味。 角栄は悪い、田中派は悪い、自民党は金権政治、などマスコミが作ったステレオタイプな考え方に陥った目で角栄を見ていたが、状況が変わり、冷静な視点でこの本を再読。 今の時代だからこそ価値がある本ではないか? 読了45分

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2023/03/13

妻からのお下がり本。 石原慎太郎が一人称で田中角栄を描いた、田中角栄の伝記的”小説”。 不思議な感覚。これは小説なのか?と何度も自問自答しながら読んだ。田中角栄を知る重要な一作。 ただ、リアルタイム世代でないと読むのは苦労するのでは。私も世代ではなく、比較的詳しい方ではあるが、...

妻からのお下がり本。 石原慎太郎が一人称で田中角栄を描いた、田中角栄の伝記的”小説”。 不思議な感覚。これは小説なのか?と何度も自問自答しながら読んだ。田中角栄を知る重要な一作。 ただ、リアルタイム世代でないと読むのは苦労するのでは。私も世代ではなく、比較的詳しい方ではあるが、小説として後に出番があるわけでもない人物名が所々出ると、「この人は誰だっけ?」と何度かなってしまった。 また、石原慎太郎自身が田中角栄をナショナリストと感じていたなら、作中にそう感じさせる演出があってもいいのでは?と感じた。

Posted byブクログ