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怒り(上) の商品レビュー

3.8

201件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    80

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2016/12/13

初めて吉田さんの読みました。 めちゃくちゃ、面白かったです。 映画を見てからの小説だったのである程度話の流れがわかった状態で読んだのですが、圧倒的に小説の方が面白いと思いました。 もちろん、映画は映画ですごく面白かったのですが、話も長いので登場人物や話が省かれているところも...

初めて吉田さんの読みました。 めちゃくちゃ、面白かったです。 映画を見てからの小説だったのである程度話の流れがわかった状態で読んだのですが、圧倒的に小説の方が面白いと思いました。 もちろん、映画は映画ですごく面白かったのですが、話も長いので登場人物や話が省かれているところもあったので、小説をオススメします。

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2016/11/30

目の前の男を信用していく過程、疑っていく過程。映画を観た後だったので、想像しやすく読めたけれど映画を観る前に観たい気持ちもあったような……。さらさた読めます、面白かったです。

Posted byブクログ

2016/11/28

まるで映像を見ているかのような文章ですね。 三人とも怪しくって 誰が犯人か わからないです 愛子と泉には 幸せになってもらいたいです。

Posted byブクログ

2016/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夫婦を殺した犯人は地文字で〝怒〟と書き残していった。想像を絶する現場。その殺人事件から一年、事件の捜査は暗礁に乗り上げていた。 とある漁村の漁師の男は、娘を引き取るために東京の繁華街を歩いていた。小さな町で起こった小さな事件は、しかし父親と娘に重い傷を作っていた。彼らの前に現れたのは、この漁協で働かせてくれという青年だった。 東京の発展場で男は一人の男を拾う。一度寝た後、飯を食い、行き場がないという男を住まわせることにしたのだ。 男は自分のセクシャリティを家族に言えずにおり、母親はその事実を知らないまま天国の門を潜ろうとしていた。 母親のだらしない男関係で急な引っ越しをすることになった少女は沖縄の離島で、不思議な放浪の青年と知り合う。 三人は殺人犯の似顔絵にどことなく顔立ちが似ていた。 そのことに気付く周りの人たちの信頼と疑心のせめぎあい。

Posted byブクログ

2016/11/20

以前「悪人」を原作で読んで、映画の方を後で見たのだが、あの長い小説をうまく映画にまとめてありそれに感動した。今回も期待して映画も観てみようって思ったなあ。

Posted byブクログ

2016/11/15

しっかり読みごたえのある小説。上下巻とも読み終わったけども、山神の心の内はこちらで想像するしかないのがなんとも憎らしい。 誰か1人くらい幸せになって欲しいけど愛子のところは大丈夫かなー?

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2016/11/13

あらすじを説明しただけでは伝わらない、細かいエピソードや感情の積み重ねがひとつひとつ積み重なって、そこに登場人物たちが確実に生きているような気がする。殺人犯の話だけれど、けしてそれが主題ではないのだと説明されなくてもよく伝わってくる。

Posted byブクログ

2016/11/10

タイトルほどの怒りがまだ見えてこない…。 まずは三種三様の物語が展開していく。 こういう風に淡々と そして見えそうで見えない奥深さを表現していくあたりが吉田修一さんならではで、どんどんはまっていく。 怒りという、その種と、その矛先が気になりながら下巻を手に取っている。。。

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2016/11/09

ずっと勘違いしていた。 身元不明の3名すべてが山神で、時系列を変えて書いているのだと・・・。 性格が全然違うから、何かきっかけ(怒り)があって、こんな性格になってしまったのだろう。 最後には全部がつながるんだろうなーなんて、勝手に楽しみにしていました。すみません。 やはり、吉田...

ずっと勘違いしていた。 身元不明の3名すべてが山神で、時系列を変えて書いているのだと・・・。 性格が全然違うから、何かきっかけ(怒り)があって、こんな性格になってしまったのだろう。 最後には全部がつながるんだろうなーなんて、勝手に楽しみにしていました。すみません。 やはり、吉田さんの作品は読みやすい。 ころころ場面が変わるので読みにくくなるかと思ったけれど、あまり混乱せずに読めたのは、文章が上手かったからなのだと思う。 また、優馬の章で、その世界のことについて、はっきり描かれていたのが新鮮だった。 ネットで見たことのある「あれ」はこういうものだったのか、と。

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2016/11/02

単行本で読み、映画観賞後に文庫で再読。 映画での俳優陣の演技力、ある殺人事件と3つの地点を結ぶ編集力の高さを味わった上で、細部を読み込む作業に没頭してしまった。 3つの地域に暮らす者と、そこに移住して来た者。互いに心の拠りどころがなく孤独を抱えていたからこそ、ふとしたきっかけで...

単行本で読み、映画観賞後に文庫で再読。 映画での俳優陣の演技力、ある殺人事件と3つの地点を結ぶ編集力の高さを味わった上で、細部を読み込む作業に没頭してしまった。 3つの地域に暮らす者と、そこに移住して来た者。互いに心の拠りどころがなく孤独を抱えていたからこそ、ふとしたきっかけで知り合い結び付いたのだろう。それは映画では語られない北見刑事然り。 時には遠慮しながらも関係を築いていく彼らが無防備にすら思える上巻。 直人の優馬に対する「信じてくれてありがとう」という言葉の重さ。既に下巻で泣かされる事を覚悟している。

Posted byブクログ