ママがやった の商品レビュー
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80歳の母、70代の父、中年の娘二人と息子一人 その他父の愛人のような人という登場人物の それぞれの視点で、それぞれ時系列は今だったり 昔にだったり前後して物語が書かれている。 登場するどの人もすっきりしない、 どんよりとした人ばかりで 読んでいてじわじわと疲れた。 どうしちゃうんだろうなーと飽きずに読んだけど 読後感も悪く、疲労感もあり、読まなくて良かった。
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それだけ好きだった、ってことか それでも殺してしまったのは、我慢できない何かがあったのか 80歳手前になっても…つらい
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ああ、と思わず零してしまうような話がずっと続いた。タイトル通りママがやった、殺った話。 最初にママがやった箇所から始まる。70を超えても生涯、色男であり続けた夫をママがやった。今年80になるママを監獄にいれることをしたくない娘二人と、戸惑い続ける息子のそれぞれの過去の回想が中盤に散りばめられる。 それが全部痛々しくて、ああ分かる、そうそうこんな感情っていうのが随所に入り混じっているものだから苦しい。 何でも許してくれる妻は、何を許せずやったのだろうか。許せる許せないの問題ではなかったのかもしれない。やった理由、それが明確にされていないこと、あらゆる想像をすることができることが、なんだかひどく切なかった。
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