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ママがやった の商品レビュー

3.2

53件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    2

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2017/04/29

ママ怖いねー。 人は70越えても枯れないんだなとか、考えちゃったり。昔の彼女と会ってること教えたくなっちゃうもん?

Posted byブクログ

2017/03/18

2017.3.18 読了 短編集。 ちょっと 何が言いたかったのか 結局 よく分からなかった。。。

Posted byブクログ

2017/01/16

79歳、居酒屋を切り盛りする「ママ」が夫を「やった」という報せに、子どもたちが集まるシーンから話は始まる。 やったというのは、殺したということ。なのに、なぜか緊迫感はなく、目の前のトラブルをなかったことにするかのように、集まった家族のピントの外れた会話が進む。 これは一筋縄じゃ...

79歳、居酒屋を切り盛りする「ママ」が夫を「やった」という報せに、子どもたちが集まるシーンから話は始まる。 やったというのは、殺したということ。なのに、なぜか緊迫感はなく、目の前のトラブルをなかったことにするかのように、集まった家族のピントの外れた会話が進む。 これは一筋縄じゃいかないな、という幕開け後、章ごとに視点や時間が変化して、殺された夫と家族の人となりが徐々に浮き彫りにされていく。 ひとつの仕事が長続きせず、常に女性の影を伴ってひょうひょうと生きる姿は、笑っちゃうくらい典型的なダメ男。対するママは、物事に動じない存在だ。ママの過去が明らかになると、強いはずのママの弱さも見えてきて、土台となる夫婦の関係性も現実味を帯びてくる。結局のところ、動機はそこにあるのだし。 それぞれが深刻な問題を抱え、殺人まで起きているにもかかわらず、軽妙なムードをもたせるのは難しいはずだが、最終章で引き締めて巧みな筋運びだ。登場する人たちが、ことごとくいい加減で欠点だらけなのに、憎めないのもおもしろかった。

Posted byブクログ

2016/12/26

不思議な家族の不思議な話。自分からは程遠い家族ではあるが、きっとこういう所もあるんだろう・・と思って読む。全体を通して不思議なんだが、最後の車中と、女が助かるシーンだけ、妙に現実感があると感じた。 それにしてもなんだこの旦那は笑。 全体を通して気だるさと満たされない気持ちが充...

不思議な家族の不思議な話。自分からは程遠い家族ではあるが、きっとこういう所もあるんだろう・・と思って読む。全体を通して不思議なんだが、最後の車中と、女が助かるシーンだけ、妙に現実感があると感じた。 それにしてもなんだこの旦那は笑。 全体を通して気だるさと満たされない気持ちが充満しているように感じ、読み進んでいくうちにいつの間にかこの家族と同じ空気を吸っているような感覚になった。

Posted byブクログ

2016/11/11

サクサク読める。 どこがいいとかは特にないんだけど。。。読んでいて心地よい。 結局、理由はわからなかったな。 他の作品も読んでみようかな。

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2016/11/02

ほのぼのとしたミステリーとでもいう話。 冒頭で79才のママが'やって'しまうところからはじまる。 短編で百々子と拓人の出会いと生活が見える構成。短編ごとにきっぱりと完結しない曖昧な終わり方が拓人のいい加減さを表すようだし皆大体流されるように生きている表現でもあ...

ほのぼのとしたミステリーとでもいう話。 冒頭で79才のママが'やって'しまうところからはじまる。 短編で百々子と拓人の出会いと生活が見える構成。短編ごとにきっぱりと完結しない曖昧な終わり方が拓人のいい加減さを表すようだし皆大体流されるように生きている表現でもあるよう。 女の人の隙間に、天才的に入り込み人生ずっとヒモ状態の拓人(72歳)。 そんな、いつも女がいる拓人をそばにおいておく百々子の心情は全くわからないけど静かに悲しみの中にいるのは読むこちらに伝わってくる。 最適なラストだけど何も解決してない!!斬新すぎる。

Posted byブクログ

2016/10/21

「ママ」といっても79歳の女性がある日突然、「やった」わけとは‥? ろくでなしの父親とその家族をめぐる連作短編が、とぼけた味わいで読ませます。 母親は小料理屋の女将。 父は7歳年下で、仕事はしたりしなかったりだが、何故か女心をひきつけるところがあり、別れてはまた女を作ってきた。...

「ママ」といっても79歳の女性がある日突然、「やった」わけとは‥? ろくでなしの父親とその家族をめぐる連作短編が、とぼけた味わいで読ませます。 母親は小料理屋の女将。 父は7歳年下で、仕事はしたりしなかったりだが、何故か女心をひきつけるところがあり、別れてはまた女を作ってきた。 そんな夫との間に、三人の子をもうけた母親はどう考えて生きてきたのか‥ 母親も含め、視点を変えて描かれます。 時子、文子、創太は、父にあきれつつ、自分の中にも少しは似たところがあるのではと感じている様子。 章のタイトルが傑作で、何とも苦いけど突き抜けたような軽みもあり。 少しずつ明かされる駄目夫の妙な感じとないようであるような存在感。 淡々と事態に対応しようとした家族もまた、何だか妙な感じ‥? かなりブラック・ユーモアただよう内容。 誰にでもオススメするというわけにはいかないかも。 奇妙な味わいの連作短編と聞いて食指が動く人向け。 けっこう面白かったです☆

Posted byブクログ

2016/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

酔いつぶれた夫の拓人を、妻の百々子があっけなく殺した。 拓人は女癖が悪く、家族もそれを黙認している。 居酒屋ひらくを手伝う長女時子が繰り返す堕胎。 次々と付き合う女を替えてはひょうひょうと生き抜く拓人。 結婚宣言した娘の失踪に翻弄される次女の文子。 拓人と出会った頃、教師だった百々子の教え子の澄江。 中学時代の長男の創太と同級生。 夫が見せつけてきた澄江の影。 拓人と会う約束をしていた女。 みんなどこか歪んでいて、それでいて平然を装って日常を過ごしている目に見えない不自然さ。 最後があんまりおもしろくなかったけど、読みやすくて井上荒野ワールド全開)^o^(

Posted byブクログ

2016/08/29

まだるっこしい というコトバを思い出した。 ほとんど死語かもしれないけど。。。 では、どう表現するんだろう。

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2016/08/28

さすがの井上荒野さん。こんな男を、なぜそこまで愛せるのか、普遍のテーマ。物語の筋はかなり奇妙、でも、愛に溢れてる。

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