ぼくらの仮説が世界をつくる の商品レビュー
著者は元講談社の編集者で、マンガ「ドラゴン桜」や「宇宙兄弟」をヒットさせたのち、「作家の頭の中をパブリッシュ」するため、退社、起業した人。 本書はそんな著者が編集者時代に考えてたことおよび実行したことや、起業してからの思いがつづられている。 発想法や、仕事の進め方など、ビジネスマ...
著者は元講談社の編集者で、マンガ「ドラゴン桜」や「宇宙兄弟」をヒットさせたのち、「作家の頭の中をパブリッシュ」するため、退社、起業した人。 本書はそんな著者が編集者時代に考えてたことおよび実行したことや、起業してからの思いがつづられている。 発想法や、仕事の進め方など、ビジネスマンに参考になるところが多いと感じた。 「宇宙兄弟」をヒットさせるために、多くの美容院に見本誌として単行本を配布し、美容師から顧客の女性への口コミをしてもらい、じわじわとヒットさせていったというエピソードには、分析力、発想力、実行力のすべてが入っていてちょっぴり感動した。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
基本の徹底 まねること 熱狂 習慣づけ 時間消費 当たり前すぎて、話すに値しないと思っていることが面白いことがある。自分が面白いことは、自分にとって新鮮なだけ 遠くのゴールにたどり着くには、基本。教科書だけ徹底的にこなせば、灘にもうかる
Posted by
著者はドラゴン桜や宇宙兄弟などのヒット作を生み出す編集者から独立して、株式会社コルクという作家のエージェントなどを行う会社で活躍している。 以前日経アソシエのインタビュー記事で彼の存在を初めて知った時から興味があったが、たまたま書店でタイトルだけを見て買おうと思ったら佐渡島さん...
著者はドラゴン桜や宇宙兄弟などのヒット作を生み出す編集者から独立して、株式会社コルクという作家のエージェントなどを行う会社で活躍している。 以前日経アソシエのインタビュー記事で彼の存在を初めて知った時から興味があったが、たまたま書店でタイトルだけを見て買おうと思ったら佐渡島さんの本だった。 因みにアソシエの記事で、なぜ興味を持ったかと言うと、そもそも自分が宇宙兄弟が好きだったので、その編集者という事で興味を持った事もあったが、読んでみたら、中学時代親の仕事の関係で南アフリカにいたときの話が載っていて、塾や問題集などがないので、教科書だけで勉強するしかなかったので、それを徹底していたら 帰国後灘高校に受かったという実体験をもとに、教科書を徹底的に勉強するだけで十分という話があった。これを読んで息子たちへ良かれと思っていろいろ問題集を買うのはやめよう。 もし問題集を買ったら、それを何度も繰り返し解くようにさせようと改めて思った。ので印象に残っている。 この本を読んで思ったことは、普段生活をしている中で、大小様々な決断をする場面があるが、自分はほとんど意識をしないで前日と同じという理由で同じ決断をしている。逆に著者のように日々の小さな決断を意識する事で、すごい結果につながっていくという事を感じた。 気に入った言葉 仮説を立てるときは、誰でも得られえるような数字やデータを集めるのではなく、「日常生活の中で、何となく集まってくる情報」「自分の中にある価値観」の方が大切。 決して「情報を無視しろ」というのではないが、仮説を補強するために情報を集める。つまり「仮説→情報→仮説の再構築→実行→検証:が正しい。 仕組みのせいで能力を発揮する事が阻まれているだけなのに、それを才能のせいにしているケースが多い。 「何が変わっているのか」をきちんと見極めるのと同時に「何が変わらないか」を把握しておくことも大事 新人時代に先輩から「作品が完成したと思った後に「まだまだよくなる」と信じて、しんどい中でも匍匐前進で前に進もうとしろ。そういう努力が作品を面白くするのだ」 連鎖の起きるドミノをきちんと倒せば、確実に変化を起こす事が出来る。そのキーとなる1枚とは、「基本」だと思っている。 基本を徹底する事で、自然にドミノが倒れていき気が付けばものすごく大きなことが実現できているのです。 二重目標:何かを成し遂げるにあたって「毎日絶対にできる目標」と「理想的な目標」の2つ作る。 人生を変えるには習慣を変えるしかない。「日々の努力をしない理由」というのは簡単に見つかってしまう、 「意思」ではなく「習慣」でしか人生を変えることはできない。 失敗するとすぐに消えてしまうよな自信は、「自信」ではなく「勘違い」 とったリスクの対価しか手に入らない。これはルールが変わりゆく中でも変わらない本質 嫌な事ほど、とにかくすぐにやる
Posted by
「ドラゴン桜」や「働きマン」「宇宙兄弟」をプロデュースし、現在は独立した編集者である著者による、世の中に新しい意味を作るためのエッセンス。参考に情報がいっぱいでこれはおすすめ。「情報収集→仮説ではなく、仮説→情報収集」「語る場所の不足がビジネスチャンス」「ストップウォッチが壊れて...
「ドラゴン桜」や「働きマン」「宇宙兄弟」をプロデュースし、現在は独立した編集者である著者による、世の中に新しい意味を作るためのエッセンス。参考に情報がいっぱいでこれはおすすめ。「情報収集→仮説ではなく、仮説→情報収集」「語る場所の不足がビジネスチャンス」「ストップウォッチが壊れていると疑う」「コンテンツは親近感x質」「ドミノの一枚目を倒す」「意志ではなく習慣でしか人生は変えられない」
Posted by
いい作品とは、新しい定義を生み出すことができるもの cf. ドラゴン桜 教育の再定義 働きマン 働くことの意味の再定義 全体的 糸井重里「インターネット的」 世の中のすべてのプロダクトがサービスに変わってきている 本というプロダクト1つではなく、そのまわりに付随するすべてを、...
いい作品とは、新しい定義を生み出すことができるもの cf. ドラゴン桜 教育の再定義 働きマン 働くことの意味の再定義 全体的 糸井重里「インターネット的」 世の中のすべてのプロダクトがサービスに変わってきている 本というプロダクト1つではなく、そのまわりに付随するすべてを、誠実にパブリッシュ(公にする)ことが求められていく それをどういうふうにして世界中に届けるのか 村上春樹を売るための世界戦略 20年かかった どちらの欲望の方がより本質的なのか? おもしろさというのは<親近感×質の絶対値>の面積 1枚目のドミノ、それは「たった一人の熱狂」
Posted by
最近ハマっている編集者のお仕事本第二弾。別な職種の裏側がわかるのって面白いです。以下引用 ○僕は「共感」がキーワードだと考えます。「背景にあるストーリーに共感するからモノが欲しい」という時代になってきた。 ○「教える側」と「教えられる側」がいずれごっちゃになる、という流れはら...
最近ハマっている編集者のお仕事本第二弾。別な職種の裏側がわかるのって面白いです。以下引用 ○僕は「共感」がキーワードだと考えます。「背景にあるストーリーに共感するからモノが欲しい」という時代になってきた。 ○「教える側」と「教えられる側」がいずれごっちゃになる、という流れはら全産業で起きる「方程式」なのです。 ○世の中にある95%の「なんとなく」がスマートフォンに集中してしまっている。…しかも、Internetの中には、無料コンテンツがたくさんあります。なんでもいい人の95%は、これに満蔵してしまう。この現象は、出版業界だけでなく、「なんとなく」を奪い合っている全ての業界の危機なのです。 ○なぜSNSを見てしまうのか。…同じように作品の「面白さ」というものも絶対値ではなく、関係性の中で決まるのではないか…おもしろさとは親近感✖️質の絶対値の「面積」だったのです。 ○なぜ商品をモノとして売りたくないのか。モノは価値競争に巻き込まれてしまうからです。…「作品」として扱ってもらえるなら、作家がかけた時間と能力に対して対価が支払われるので…「流通の仕組みを変えることが、世の中に出したいものを出すための最善の方法である」とジョブズが気づいたところが、最も凄いところだと、僕は考えます。 ○ただ、「努力すること」は本当に難しいことです。…人間というのはとにかくサボる動物だからです。だから、サボらないように工夫すること、努力わ続ける仕組みを作ること、が大切になってきます。…「二重目標」という考え方があります。…「毎日絶対できる目標」と「理想的な目標」の二つを作るという方法です。 ○「意志」ではなく「習慣」でしか人生を変えることはできない…努力を続けられるような習慣を保つためには、自分に刺激を与えてくれる環境に身を置き続ける必要がある。 ○現代人が感じる恐怖や不安というのは「死への恐怖」ではなく、単に「努力をせずに、現状維持したい」とい思いから生まれる恐怖です。そう考えると、現代は、リスクに思えることなど、ほとんどありません。「環境に合わせて、変化し続けなければいけない」というのは、有史以来の大原則だからです。 ○『幸福論』の中でアランは「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。気分に任せて生きている人はみんな悲しみに囚われている。否、それだけではすまない。やがていらだち、怒り出す。本当を言えば、上機嫌など存在しないのだ。気分というのは、正確に言えば、いつも悪いものなのだ。だから、幸福とは全て、意志と自己克服とによるものである」
Posted by
大きな〜をしたいっていうプラスのエネルギーじゃないと物事は大きく変わらないよってこと。 毎日少なからずの変化、決断をしているけれども、楽な方(楽に思える)方を選んだ時だけ決断したって気持ちになるだけであって、それは決断とは言わずに、という感じでした。 面白かったです。
Posted by
思っていた、佐渡島さんの仕事の実例に基づくノウハウ本というものではなく、佐渡島さんという人の思考方法についての本だった。自己啓発と言えなくもないが、佐渡島さんという言葉に血が通っている人によるものなので、響き方が違う。
Posted by
著者は元編集者。これからのコンテンツビジネスの鍵は「親近感」であると。確かにコンテンツをネタとして消費〜拡散させることがマーケの主流になりつつある。その一方、いいものを一生懸命に作っても売れなくなってきたという言葉に実感が籠る。
Posted by
出版社の強みが流通だとか、インターネット社会についての見方は面白かった。明日の広告とかに近い話が出てくる。 仕事論的な部分は、なんというかビジネス書ライターらしい清潔感のある書き方で、どっかで読んだり聞いたなぁという内容が多い。あと、仮説思考だ、宇宙人視点だと出てくるが、内容を論...
出版社の強みが流通だとか、インターネット社会についての見方は面白かった。明日の広告とかに近い話が出てくる。 仕事論的な部分は、なんというかビジネス書ライターらしい清潔感のある書き方で、どっかで読んだり聞いたなぁという内容が多い。あと、仮説思考だ、宇宙人視点だと出てくるが、内容を論理に合わせて書いてる感じでなんかなぁ。うっすら味の付いたジュースみたいで、うーん。でも、振り返って自分がライティングしても似たような感じになりそうな気もするし。 自分が歳とって頭がかたくなったせいかなぁ
Posted by