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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 の商品レビュー

3.8

473件のお客様レビュー

  1. 5つ

    90

  2. 4つ

    177

  3. 3つ

    117

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

    8

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2016/01/31

人生初の海外旅行で、一人でプリペイド携帯買って、一人でレストランで食事して、一人でレンタカーでドライブ、ってすごいな、と、どーでもいいことが気になってしまった。

Posted byブクログ

2016/01/30

シロの状況に同情はするがそれがつくる追放の理由として他の3人は納得できたのか?? ラストの場面の描写がしつこくてイマイチ。

Posted byブクログ

2016/01/30

1Q84、ダンスダンスダンス、世界のおわりとハードボイルドワンダーランドとはちがって現実世界、しかも時代が現代でFBやGoogleが出てくるところにすこし不思議な感じがしたけど、好きな部類

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2016/01/30

ありきたりな内容じゃないけど、なぜか違和感を感じない。むしろ村上春樹ワールドに引き込まれていく。中毒性がある。 だから、ハルキストと呼ばれる人たちが居るんだなぁ。確かにハマってしまう。 でもセリフが6~7行続いていたときは、さすがに長いよと思ってだいぶ読み飛ばしてしまった。 ...

ありきたりな内容じゃないけど、なぜか違和感を感じない。むしろ村上春樹ワールドに引き込まれていく。中毒性がある。 だから、ハルキストと呼ばれる人たちが居るんだなぁ。確かにハマってしまう。 でもセリフが6~7行続いていたときは、さすがに長いよと思ってだいぶ読み飛ばしてしまった。 村上春樹作品を読んだのはノルウェイの森から二作目。ノルウェイの森も、大学の授業で使うからってことで読んだ。今回の作品は、部長がたまたま買ったらしく、面白かったからということで貸して下さった。どちらも自発的ではないけど、たまたま巡りあった。私は読む作家が限定的なので、上記のような強制力がないと、なかなか新しい作家に踏み込まないのだ。。でも本当は、色々な面白い作品に出会いたいと思ってるから、こういう機会はすごく有難い。 次村上春樹作品に出会うのは何年後かなぁ。

Posted byブクログ

2016/01/29

ノルウェイの森を読んだ時は、村上春樹さんが天才すぎて、私には理解できなかった。でも、これは読めた!私もやっと村上春樹さんの小説を読むことができた!って嬉しくなった。 旅と色。 旅行好きとカラーセラピストとして読んでみようと思った。 彼の小説は、秀逸で、そして深い。 多崎つく...

ノルウェイの森を読んだ時は、村上春樹さんが天才すぎて、私には理解できなかった。でも、これは読めた!私もやっと村上春樹さんの小説を読むことができた!って嬉しくなった。 旅と色。 旅行好きとカラーセラピストとして読んでみようと思った。 彼の小説は、秀逸で、そして深い。 多崎つくるという人物の人生。 自分で思っている自分と、外から見た自分てこんなにもかけ離れているものか?深く自分と向き合ってこそ、歩んでいけるのだ。 過去を悔やんでも仕方ない。 今まで起こったことは、決して覆らない。 だから、前を向いていいのだ。 思うように進めなくなった時、少しだけ過去と向き合ってみる。でもそれは、とても勇気のいること。 その勇気が、私には必要。 今、まさに。 明日はどうなるかわからなくても、今ならできること、しよう。

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2016/01/27

村上春樹は、作品によって読ませてくれないものもある。だから、いつも片想いなのだけど田崎つくるくんは読ませてくれました。 今ではなく、あと12年前くらいに読んでいたら、もしかすると人生のバイブルになっていたかもしれない。 個人的に、つくるくんは帰る場所を得ることが出来たと思う。

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2016/01/26

これまでの村上作品と同様「エロスとタナトス」が主旋律で夢と音楽が重要な伴奏となっている。初期作品はロックが多かった音楽も最近はクラッシックが多いのは、作者の趣味が変わってきたのか? 主人公つくるは自分がなぜ友人に捨てられたのか、答えをさがして巡礼のような旅に出て、答えを得るけれど...

これまでの村上作品と同様「エロスとタナトス」が主旋律で夢と音楽が重要な伴奏となっている。初期作品はロックが多かった音楽も最近はクラッシックが多いのは、作者の趣味が変わってきたのか? 主人公つくるは自分がなぜ友人に捨てられたのか、答えをさがして巡礼のような旅に出て、答えを得るけれど、友人たちの心について深く探ろう、わかろうとしていないように感じた。心の中は他人にはわからないけれど、少なくともわかろうとする努力はできるはずで、完璧な友人といっているわりに距離を感じた。謎ときではないので、謎は謎ままだとしても。 これまでの作品と比較して、共感できなかった。

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2016/01/25

・村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文春文庫)を 読んだ。よくできた物語である。構成が実にきつちりとしてゐる。起承転結、最後の一章はコーダとしておこうか、そんな感じである。読み終はつて気持ちが良 い。ただ、前の「1Q84」の長さと比べるとかなり短い。これを物足...

・村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文春文庫)を 読んだ。よくできた物語である。構成が実にきつちりとしてゐる。起承転結、最後の一章はコーダとしておこうか、そんな感じである。読み終はつて気持ちが良 い。ただ、前の「1Q84」の長さと比べるとかなり短い。これを物足りないと言へなくはない。ただし、これは題名通りの物語で、主人公多崎つくるが大学時 代の友人達の仕打ちの理由を尋ねる、言はば巡礼の旅の物語である。これが手間取る旅であれば物語は長くなる。しかし手間取らない。すぐに会へるし、すぐに 答へてもらへる。しごくあつけなく理由は分かつてしまふ。長さは不要、短くて当然である。それゆゑに構成の良さが際だつし、読んでゐても気持ち良い。私は 村上春樹をほとんど知らないが、やはり優れた作家なのだらうと思ふ。この心地良さがノーベル文学賞に近づける理由なのであらう。 ・この題名ですぐに気になるのは「色彩を持たない多崎つくる」である。色彩を持たないとはいかなることか、これはすぐに分かる。つくるのグループの「他の四人はささやかな偶然の共通点を持っていた。名前に色が含まれていたことだ。」(11頁)つまり仲間の姓は赤松、青海、白根、黒埜であつた。それゆゑに多崎姓の「つくるは最初から微妙な疎外感を感じることになった。」(同前)し、「自分がいつかその親密な共同体からこぼれ落ち、あるいははじき出され、一人 あとに取り残されるのではないかという怯えを、彼は常に心の底に持っていた。」(19頁)のみならず、黒埜が「私たちは確かにそのことでよく君をからかっ た」(373頁)と言ふからには、つくるの姓はグループにあつてはからかいの対象であつたのだらう。これがつくるがグループから排除される遠因であつたか どうかは分からない。ただ、これを気にすることもまた巡礼の旅につながつたはずである。巡礼の旅とは、誤解を恐れずにごく大雑把に言つてしまへば、自分探 しである。私多崎つくるはいかなる存在であるのか、この答を求める旅である。答はみつからない。しかし排除された理由はすぐに知れる。たぶん自分探しの一環としてある沙羅との関係も、深まりはするが宙に浮いたままで物語は終はる。村上春樹をほとんど知らないのにこんなことを言つてはいけないのかもしれない が、この中途半端が村上春樹なのかと思ふ。さう、名古屋といふ都市もまた中途半端なのではないか。赤松が言ふ、「ここは地縁がものをいう土地なんだ。(中 略)でもそんなもの、東京に出たらまず通用しない。洟も引っかけられやしない。」(225頁)そして自分が名古屋を出なかつたことを、「いわばぬるま湯の 中に浸かっていること」(同前)と表現する。名古屋は東京と違ふといふのである。名古屋を評して偉大なる田舎と言ふ。このイメージで名古屋が舞台に設定さ れたのであらう。大都市でありながら田舎なのである。これに無縁の沙羅がつくるを巡礼に導いたのである。名古屋は「人は多く、産業も盛んで、ものは豊富だが、選択肢は意外に少ない。」(235頁)つくるもまたたぶんその中で生きてきた。さうなると私には、結局、つくるもいつになつてもその少ない選択肢とぬ るま湯からぬけられないのではないかと思へる。つまり、最後に沙羅は離れていき、つくるの自分探しも果たされるままに終はるのではないかといふことであ る。つくるは黒埜の言ふ「悪いこびとたちにつかま」(371頁)つてしまふのである。この物語はそんな中途半端な都市に生まれた中途半端なつくるの中途半端な自分探しの旅だつたのだと思ふ。それでも私にはおもしろかつたと言つておかう。

Posted byブクログ

2016/01/24

昔自分を仲間外れにした仲良しの仲間たち。その謎が今になって動いてやっと解けたのはよかったけど、最後まで、なぜ灰田がいなくなったのか、シロは誰に殺されたのか、、シロが嘘をついたことも、読んでるこちら側としてはなんとなく受け入れづらい。男女の仲良しが成り立たないことを察してそれが崩れ...

昔自分を仲間外れにした仲良しの仲間たち。その謎が今になって動いてやっと解けたのはよかったけど、最後まで、なぜ灰田がいなくなったのか、シロは誰に殺されたのか、、シロが嘘をついたことも、読んでるこちら側としてはなんとなく受け入れづらい。男女の仲良しが成り立たないことを察してそれが崩れるのを恐れるあまり自分が壊してしまう、でもなぜわざわざつくるを悪者にしたてたのか?なんかよくわかんない抽象的すぎる表現でもやもやした。昔は仲良かった仲間たちが大人になればバラバラになりそれぞれの道を歩む、あの誰にもあるキラキラした思い出は2度と戻らない、みたいなことが言いたかったのだろうか。

Posted byブクログ

2016/01/24

調和のとれた友人関係。 アカ、アオ、クロ、シロと色彩を持たない多崎つくる。 主人公の多崎つくるは四人の友人から訳も分からなく絶縁される。 16年後つくるは恋人の勧めで、何故あの時、自分が友人達から切られたのかを確かめるために故郷へ向かう。

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