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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 文春文庫
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 文春文庫

村上春樹(著者)

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/12/01
JAN 9784167905033

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商品レビュー

3.8

578件のお客様レビュー

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2026/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どことなく郷愁漂う物語でした。つくるにとって人生の中でかなり大きなウエイトを占めていた高校時代の友人グループに絶縁されたという過去。過ぎ去ってしまった過去をやり直すことは出来ないけれども、あの時に何があったのかを振り返ることは今からでも出来る。シロの狂言が原因だったのに、そのシロの苦しみを分かろうとするつくるは豊かな人情味を持つ人物に思えます。物語の中で抱いた疑問に明確な答えを与えず、読者を考え込ませる辺りに村上春樹っぽさを感じます。

Posted by ブクログ

2026/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わって率直に思ったのは「、、え?結末は?」 灰原の行方、緑川の存在、シロ(ユズ)の殺害事件の容疑者、沙羅との関係性とかとか。最後に伏線回収したりどんな結末で終わるかと思えば、モヤモヤで終わるとは。。ただ関係が終わってしまうかもと恐れて聞けない主人公の気持ちはよく分かるなと思った。謎を巡って主人公が悩みをどう解決をしていくのが面白いかあ...この主人公は論理思考が優れてるから確かに面白かったかも(途中全然何言ってるか分かんないとこもあったけど)。そういう意味では面白かったなとおもった。

Posted by ブクログ

2026/07/13

過去の人間関係におけるあまりに深い傷のせいで、自分自身がわからなくなり、自己嫌悪に陥る様子がリアルだった。つくるほど壮絶な経験をしたことはないが、自分に色がない、自分には人に与えられる特別なものはないと思ったことがあったため、この本を読んでいると、このような感情をより明確に言語化...

過去の人間関係におけるあまりに深い傷のせいで、自分自身がわからなくなり、自己嫌悪に陥る様子がリアルだった。つくるほど壮絶な経験をしたことはないが、自分に色がない、自分には人に与えられる特別なものはないと思ったことがあったため、この本を読んでいると、このような感情をより明確に言語化されているような感覚があった。物語の後半で、つくるに対してエリが言った、「もっと自信と勇気を持つべきだよ」「たとえ君が空っぽの容器だとしても、それでいいじゃない」「もしそうだとしても、君はとても素敵な、心惹かれる容器だよ。」という言葉が印象に残っている。自分では個性がなくつまらないと思っていても、ある関係の中ではとてもありがたい存在であるかもしれないし、個性が強すぎないことがそれまた個性でもあるのかもしれない。どれだけ自分を好きになれなくても、世界から見た自分の役割をわかりきることはできないし、考えて悩んでも無駄なことなので、エリが言う通り、幸せになるためには自信と勇気を持つことが必要なことだと思った。空っぽでも、「誰かが思わず物を入れたくなる素敵な、心惹かれる容器」という比喩がとても綺麗で好きや表現もよい。この小説でいちばんすきな言葉だった。そして、このようなことを言えるエリは、きっとつくるとはまた違うけど長くて暗い闇の中でもがき、乗り越えてきた強さがあるからなんだろうなと思う。最終的なつくるの運命は書かれてなかったが、沙羅と結ばれて、幸せになってほしいと心から思った。

Posted by ブクログ

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