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ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学 の商品レビュー

4.2

86件のお客様レビュー

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2016/05/28

著者はとてもいい人なんだろうなあ、と思いながら読み進めました。良書です。前作がウキウキするくらい新鮮な学術的トピック集だったのに対して、今回は実務家向けの「ほんとうの経営学」への入門書。「「まいにち、修造!」はテニス理論・科学とは全然別物だよ。あと、昔は練習中水飲むなとか言われた...

著者はとてもいい人なんだろうなあ、と思いながら読み進めました。良書です。前作がウキウキするくらい新鮮な学術的トピック集だったのに対して、今回は実務家向けの「ほんとうの経営学」への入門書。「「まいにち、修造!」はテニス理論・科学とは全然別物だよ。あと、昔は練習中水飲むなとか言われたけど、いまはアミノ酸+水分を適宜摂取するのが常識だよ。っていうかみんなも世界でテニスしようぜ!」的なことを懇切丁寧に伝えてくれる。

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2016/05/09

経営学とは科学であるという前提に立ち、これまであまり聞いたことのない経営学の理論を網羅的に紹介。企業人としては、どこかで聞いたことがある内容もあったが、要は、まだまだ体系化されていないことも多く、発展途上なのが経営学なのだろう。

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2016/05/04

自分がビジネススクールに行っていないのでこの内容が「学べない」のかどうかよくわからないのですが、むしろ、読むと「普通に最近の重要なトピック」が網羅されている気がして、それを学べないビジネススクールってなんなのかと思ってしまいました。

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2016/04/30

 ちょっと話題になっているビジネス書ですし、著者の入山章栄氏も最近かなり露出が多くなってきましたね。そういう状況の中、従来の書籍とは違った何か新しい気づきが得られそうだとの期待を持って手にとってみました。  読み終わってですが、久しぶりに面白いビジネス書に邂逅したという印象です。...

 ちょっと話題になっているビジネス書ですし、著者の入山章栄氏も最近かなり露出が多くなってきましたね。そういう状況の中、従来の書籍とは違った何か新しい気づきが得られそうだとの期待を持って手にとってみました。  読み終わってですが、久しぶりに面白いビジネス書に邂逅したという印象です。すでに今までにいろいろなビジネス書を読み漁っている人にとっても、多くの興味を惹く指摘・示唆が得られることでしょう。  もちろん、本書で扱っているテーマはとても広範囲なので、内容の濃度という点では紹介程度にとどまっていますが、興味をもった著者の指摘については脚注にある原典(論文)でさらに深堀りするとか、他の論考を評価するうえでの補助線として利用するとか、さまざまな活用の起点とすることができます。一読に値する良書だと思います。

Posted byブクログ

2016/04/30

・経営戦略分野で世界ナンバーワンの学術雑誌 「ストラテジックマネジメントジャーナル」 ・経営学と実践的な経営は別 ・最新の経営学はmbaでは学べない ・経営学はあくまでも思考の軸でありツール ・最新の経営学はツール化してないことが多い ・自社の強みを磨く事で企業は安定して高いパフ...

・経営戦略分野で世界ナンバーワンの学術雑誌 「ストラテジックマネジメントジャーナル」 ・経営学と実践的な経営は別 ・最新の経営学はmbaでは学べない ・経営学はあくまでも思考の軸でありツール ・最新の経営学はツール化してないことが多い ・自社の強みを磨く事で企業は安定して高いパフォーマンスを発揮する ・ビジネスモデルのデザインやデザイン思考はまだ体系だった理論が成り立っていない。しかし、スタンフォード大学等ではデザイン×経営が進められている。これらはイノベーションの源泉になる ・

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2016/04/05

ビジネススクールという選択肢を考えている方は本書を一瞥いただきたい。基本的な経営論の紹介はもとより実務の経営と研究としての経営学という概念をハイブリッドで理解することでビジネススクールの活用がより豊かになるでしょう。 経営学は実務家と研究者が双方に説得を持つ分野であり、その点を本...

ビジネススクールという選択肢を考えている方は本書を一瞥いただきたい。基本的な経営論の紹介はもとより実務の経営と研究としての経営学という概念をハイブリッドで理解することでビジネススクールの活用がより豊かになるでしょう。 経営学は実務家と研究者が双方に説得を持つ分野であり、その点を本書は丁寧に説明してくれます。論文の引用が多いのに良心的な価格も好感です。

Posted byブクログ

2016/03/27

本文骨子のレビューとは違うけど・・・ 最終パートの「今、米国のビジネススクールの軸をインド人が支えているのがインド人。ビジネス界でもMSのナデラ、Googleのピチャイ、ノキアのスリ,SBのアローラ。しかしその後は中国人、韓国人。すでに米国に存在する彼らのインフォーマルな情報を把...

本文骨子のレビューとは違うけど・・・ 最終パートの「今、米国のビジネススクールの軸をインド人が支えているのがインド人。ビジネス界でもMSのナデラ、Googleのピチャイ、ノキアのスリ,SBのアローラ。しかしその後は中国人、韓国人。すでに米国に存在する彼らのインフォーマルな情報を把握するコミュニティ・・・」を読んでやれやれと思う。  今の日本は確かに優しくて住みやすい。けれども論議は海外から目を背け負け続ける。日本人社会では創造者ではなく、外を見ない、見えない人ばかりが跋扈する。国の栄華盛衰と言うことか。経営学が科学としての価値を少しわかった気持ちとともに現実を直視させられてクラークなりました。

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2016/03/18

経営学は急速に①国際化②科学化が進んでいる。 学問としての厳密さ、知的に新しい、役に立つはトリレンマの関係。 経営学に正解を求めないこと、経営学を「思考の軸」とする。 大寡占が進んでいるIO型業界ではSCP戦略。中間的なチェンバレン型ならRBV戦略、IT業界のような競争が激しい業...

経営学は急速に①国際化②科学化が進んでいる。 学問としての厳密さ、知的に新しい、役に立つはトリレンマの関係。 経営学に正解を求めないこと、経営学を「思考の軸」とする。 大寡占が進んでいるIO型業界ではSCP戦略。中間的なチェンバレン型ならRBV戦略、IT業界のような競争が激しい業界峻ペーター型ならリアルオプション戦略。 ○優れたビジネスモデルの4要件 効率、シナジー、ネットワーク効果、新規性。 このうち、効率性の高さは必ずしも企業価値を高めない。新規性が高いビジネスモデルは一貫して高い企業価値。新規性と効率性の両方が高いと企業価値は低下。 →イノベーティブでシンプルなモデルが最適。 差別化戦略は一貫して企業価値を高める。 知の探索と知の深化の両方ができること。 創造性とイノベーションは異なる。創造性は弱いつながりをたくさんもつ人が、既存の知の組み合わせでいいものを出す。でもそれを実現しイノベーションを起こすには強いつながりを持つ人たちが必要。 情報を全員で共有するのは無理。むしろだれがどんな情報を知っているかを知っていることが重要。そのためにはブレストが効果的。これはアイデアだしでは効果はないが、冒頭の目的にはOK. 最初は失敗体験を重ねて、成功体験を増やしていくのが良いやり方。 グローバル化といってもほんとに世界でまんべんなく活躍している企業はなかなかない。 今日ののような微妙にグローバル化している時代には、①集積すること、②それぞれの場所で柔軟に適応すること、③地域間の格差を利用することが大切。 ダイバージティには2つ。タスク型(能力)とデモグラフィー型(性別、年齢など)。前者に依る多様性ならOK. リーダーシップにも2種類 ①あめとムチタイプ。部下にきちんと報償し、問題が起きる前に注意したり、敢えて問題に遭わせて試していくような。 ②啓蒙的。①ビジョンを訴え、②部下のモチベーションを言葉で高め、③常に新しい風を吹き込んでやる気を持続させ、部下ひとりひとりと向き合いその成長を見守るタイプ。 やはり後者タイプで、かつ部下に報償をきちんと与えるリーダー(女性的な感じ)が良い。 ビジョンを訴求する時は五感に訴える言葉で。 CSR活動は企業にプラス。マイナスなことが起きてもダメージが少なくて済む。 経営学は科学なので、部分を厳密に論証しようとし全体が見えなくなることも。その埋めとして、デザイン思考が有望。

Posted byブクログ

2016/03/05

色々と最先端の経営学を教えてくれて、楽しんで読む事が出来た。感想だが、最先端の経営学は、新しい発見と厳密さを実用性より重視している、と言う割には新しいと思えたものは少なく、常識的な事を理論で証明する事に注力しているような印象を受けた。

Posted byブクログ

2016/02/25

現在の状況や今後の日本を考えると、悩める経営者に贈られた本ではないかと思いました。今までの定石だけでは、もうどうにもならないことが、よく理解できます。「MBAが会社を滅ぼす」と併せて、読みたくなりました。

Posted byブクログ