マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ の商品レビュー

古内一絵(著者)

2024/10/12

短編集？重厚感ある物語の集まり。

重すぎず軽すぎず美味しい料理と人間模様と。

これは…とてもよかったです！

2024/10/08

なんて優しい気持ちになれるお話しだったんだろう。
涙が出る程感動という事はなかったけど、読み終わって、家族に優しくありたいと思いました。

ドラァグクイーンのシェールが出す料理に、関わった人達の心が生き返るお話しでした。
シェールの温かさ、関わってきた人の温かさを感じます。

続編を期待する作品でした。

2024/10/07

食事のシーンと出てくる登場人物のリアルな心情が好き。最後に不動産屋の人も加わったみんなで正月を迎えるエンドが良かった

2024/10/05

夜食カフェマカンマラン
ドラァグクイーンが作るマクロビオティックな夜食が美味しそうで
こんな身体に良いものが食べたいなと思う

この話は
マカンマランに来るお客さんたちの視点で描かれた短編集で

このお店のオーナーのシャールは
かつては一流企業に勤めていた、体格が良く、人望も厚い男性だったらしいが
病気をきっかけにほんとうの自分を隠さず生きていきたいと思い
マカンマラン（昼間はダンス専門ドレスショップ、夜は身体に良い食事やお茶を飲めるカフェ）を開いた

この店に集まるドラァグクイーンたちも一般のお客さんたちも
世界で少しどこかからはみ出しているような人たち
そんな人たちに
シャールは誰に対しても変わらず
身体に良い美味しい飲食を提供する

料理は難易度高そうだけど、身体に良いハーブティーとか飲んでみようかなと思う

2024/10/04

この作品がシリーズで出ていると知った時の喜び。揃えて読むぞ！！

仕方ないわよ。この世界に、本当になにもかもから自由な人なんて、どこにもいないわ。誰でも、何某かの負荷を抱えて生きているものよーー。p60

2024/10/01

スミレのシルクフラワー…わたし、このひと知ってる！ってなった時テン上げでした。本当に？気になる人もいないの？気に障る男なら、いくらでもいるけど。というやりとりがいちばん好き。中学生くらいまでの男の子が主軸の話はやっぱりよい。刑事以外のおっさんが主人公の話はあまり読んだことがないけど、このおっさんのことはとても好きだ。

2024/09/15

面白くて、シリーズ全部揃えた。
人の温かみ、料理のぬくもり、色も湯気も匂いも湿度も音も伝わってくるような、五感があたたまるシリーズ。
通いたい！

2024/09/24

夜食専門の賄いカフェ、マカン・マラン。
ショッキングピンクのウイッグが印象的なドラァグクイーンのシャールが作る料理は、どれも体にいい優しいもので、美味しそうだった。本当に元気になるために食べなくてはいけないものは、体に染み渡る感じがするのかもしれない。

このお店に集まる人は、皆、シャールの料理で心身ともに癒されていった。その人のことを考えて料理を作ってくれる人の優しさが、そうさせるんだろうなと思った。

一見強そうに見えたり、うまくいっているように見えても、実は抱えているものがあるのが、普通なのではと思えた。。優しい人ほどなにかがあるから、人に優しくできるのではないか、といつも思うことも感じた。

後半、シャールが皆のことを思うのと同様に、皆がシャールのことを思う気持ちがすごく伝わってきた。マカン・マランがこれからどうなっていくのか、続編が気になる。いい方向にいくといいな、と思った。

2024/09/21

とても素敵なお話。
シャールさんの言葉がスって心に響く。
会ったことないのに、読んでいると登場人物が頭に浮かびやすくて、まるで、小説を読んでいるのにその人たちに会っている気持ちになれる。

2024/09/13

マカン・マランは、
* 昼の顔と夜の顔があって、
* ひっそりしているのに人が集まって、
* 店主は男で女で、
* 力強いけど病気で、
* 強くて優しい
陰と陽が混ざりあって均衡が取れる。