マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ の商品レビュー
沢山もがいているのに何も変わらない、もしくはさらに状況は悪くなるときがある。その時は沢山悩めんでいいのだと、もがいていいのだと教えてくれた一冊。シャールさんが失ってきたからこそみんなの止まり木になれて、またみんながにこやかに過ごしているのを見て、自分の救いになっていっている。その...
沢山もがいているのに何も変わらない、もしくはさらに状況は悪くなるときがある。その時は沢山悩めんでいいのだと、もがいていいのだと教えてくれた一冊。シャールさんが失ってきたからこそみんなの止まり木になれて、またみんながにこやかに過ごしているのを見て、自分の救いになっていっている。そのいい循環がこれからもずっと続きますように。
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※このレビューにはネタバレを含みます
悩むことが大切な時期だってある。 特に、 『世界で1番女王なサラダ』 年齢が近いためか、非常に共感できた。 大きく仕事を変えなくても、本を読んだりと小さなことから変えることで、世界は変わって行くと信じたいと思った。
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美味しくて滋養ある食べ物やお茶を味わえる 隠れ家カフェ「マカン・マラン」 その魅力はドラァグクイーンである店主のシャールさんそのもの。 自分は空っぽだと思うさくらに 「空っぽなら埋めていけばいいんじゃないかしら」 「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と...
美味しくて滋養ある食べ物やお茶を味わえる 隠れ家カフェ「マカン・マラン」 その魅力はドラァグクイーンである店主のシャールさんそのもの。 自分は空っぽだと思うさくらに 「空っぽなら埋めていけばいいんじゃないかしら」 「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」 だから、今は何も見えなくても、絶望する必要はない。 「悩むことが大切な時期だってあるのよ」 と語るシャール。 この言葉は悩めるすべての女性に向けた言葉かもしれない。 そんな言葉と一緒に美味しいお料理を食べさせてもらえたら、誰だって泣きたくなるくらい嬉しいし、ほんの少しでも笑顔になれるはずだ。 母として、毎日少しでも美味しい物を子ども達に食べさせてあげたいと思っているけれど、なかなかこんな優しい言葉までかけてあげられないのが現実… きっと、私自身にマカン・マランのようなお店が必要なのかもしれないな。 それとも、まだまだ試練が足りない? とにかく、忙しい毎日の疲れをお料理ではなく読書で癒してくれた古内一絵さんにも感謝。 続編ものんびりと読み進めたい。
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短編なので読みやすく、料理や店の情景が目に浮かぶ。多少登場人物達が当たり前のようにおかまとシャール達のことを呼ぶのがつい気になってしまうが、そこを除けば。ドラァグクイーンはゲイで、ニューハーフはトランスの仲間というイメージが元々あったけれど、この作品を見る限り違うのかもしれない。
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昔、心がボロボロだったときに読んだ本。 偶然図書館で再会して、少し成長した心で読み返してみた。 シャールの言葉と美味しそうなご飯が、限界までクタクタになった心にそっと寄り添ってくれる。 今にも本から美味しい匂いが漂ってきそうで、読んでいるうちについついお腹が減っちゃう。
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日々の生活とごはんは深く関わっていると再度認識できるお話。 カフェ マカン・マランのオーナーのような美味しい料理が作れる人になりたいと思いました。人柄も大事。
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疲れてぼろぼろになって、そんなときにそっとそばにいてくれる…あったかくておいしい料理を出してくれる。現実にはなかなかないけど、小説はそういう場所を運んできてくれる。 疲れてつらくなったときに、大丈夫って言ってくれる物語だった。
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疲れた心にそっと寄り添ってくれる小説。 ひとつひとつのお話が短いから、あっという間に読めるけど、ぐっとくる言葉が散りばめられていた。 「空っぽなら埋めればいいのよ」は特に心に刺さりました!
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図書館で借りました 久しぶりにヒット作! 早期退職の対象になった女性、 教頭試験ラストイヤーの男性、 「マカンマラン」を記事にしたい女性、 マカンマランを大事に守る主人の妹分… みんなの想いを伝えながら動いていく一冊 最初の3話は前を向けるし ラストの1話は感動しました。 ...
図書館で借りました 久しぶりにヒット作! 早期退職の対象になった女性、 教頭試験ラストイヤーの男性、 「マカンマラン」を記事にしたい女性、 マカンマランを大事に守る主人の妹分… みんなの想いを伝えながら動いていく一冊 最初の3話は前を向けるし ラストの1話は感動しました。 これは続編が気になる!
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