マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
色々な悩みを持つ人が巡り合わせでお店を訪れるか行きつく。 その人の弱い所、悩んでいる所を見抜き、 さらにその人の弱った体を癒す 美味しくて心が温まる料理を出してくれる。 そして、時にははっとさせるような言葉を 投げかけてくれるシャール。 それが悩んでいる人の原動力になり、 その人を変えていく。 悩んだっていい。 前へ進もうとしている証拠だから。 この言葉に私自身も救われた。 料理も美味しそうだし、 こんな不思議なお店があるなら 私も行ってみたいなあと思った。 私の悩みも聞いて料理のアドバイスも欲しいな笑
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レストランやカフェと結んだ短編集が流行りなのかたくさんある中で、マカンマランが一番好きかも、と思った。短編だけど、シャールが中心になってくれているのがとても良くて、一つ一つの物語の心理描写もそれぞれの職業についての知識的な深度も良かった。 使われている語彙の豊富なところも好き。
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このブクログのブックリストなどでかなりたくさんの方がおススメされていたマカン・マランシリーズ。 これ、どうして文庫化されないんでしょうね? 待てど暮らせど文庫になる気配はないまま数年…近所の書店に4冊まとめて並んでいるのを発見。それでもかなりぐずぐず迷っている私を見かねて夫が買っ...
このブクログのブックリストなどでかなりたくさんの方がおススメされていたマカン・マランシリーズ。 これ、どうして文庫化されないんでしょうね? 待てど暮らせど文庫になる気配はないまま数年…近所の書店に4冊まとめて並んでいるのを発見。それでもかなりぐずぐず迷っている私を見かねて夫が買ってくれました。 そんなわけでやっと読むことができた待望の一冊。 誤解を恐れずに最もわかりやすい言葉で表現するとしたら、よくあるほのぼの物短編集。 だけど私はこういうお話が大好き。 短編は集中して読み切ることができるし、短いお話の中にもそれぞれの登場人物の個性や生き様がしっかり表現されているし。 私は結構そのお話の主役の人に憑依しながら読み進める傾向があるので、暗い展開が長く続いたりともすればそのまま終わってしまったりすると数日間日常生活に影響を及ぼすくらい落ち込んでしまったりするのですが、この物語はどれも終わり方は前向きで爽快。 毎日いろんなことで悩んで疲れている人、生き方のヒントを少しでも探してみたい人にはぴったりの一冊じゃないかなと思います。 このまま続編を読み進めていこうと思います。
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1年前くらいに見つけて読みたいなぁと思って、1年と少し経ってようやく読めた。 料理が出てくる短編って一番好きなタイプの話だし、真夜中のカフェというのもとても好きなので、家の近くにもあったらいいのになぁと思った。
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表紙を見るからに、苦手なほんわか系かなぁと思ったけど挑戦してみました。 そして読み始めたら、たっ短編! 短編は苦手なんだけど、気になりませんでした。 店主がドラッグクィーンなのがいいです。 そこ、好きです。 途中、アハハって笑ったし、 途中、カレーパンみたいな米パン出てきて、 ...
表紙を見るからに、苦手なほんわか系かなぁと思ったけど挑戦してみました。 そして読み始めたら、たっ短編! 短編は苦手なんだけど、気になりませんでした。 店主がドラッグクィーンなのがいいです。 そこ、好きです。 途中、アハハって笑ったし、 途中、カレーパンみたいな米パン出てきて、 あぁ、熱々食べたい!って思いました。 食べ物は何でも火傷しそうなくらい熱々が好きです。 仕事が休みやったもんで、一気読みしちゃいました。ほんわりしました。
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隠れ家のようなカフェの“マカンマラン”。ちょっと風変わりな主人が、迷える子羊達を料理で癒やす。美味そうな料理がたくさん出てきてお腹が鳴った。
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シャールさんが素敵すぎる。夜中に食べても胃に優しい夜食が美味しそう。 各話の主人公は、皆それぞれに悩みを抱えている。シャールさんは美味しい料理を提供し、彼らの背中を押す。彼らが自らの足で先に進めるように。 作中の音楽と香りが実際にあるといいなあと思いながら読んでいた。
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ブクログでの評価が高く、図書館でのおすすめだったため読んでみた本。 タイトルを見た時に「どう言う意味?」と思ったけど、読み進めるうちに分かり、不思議とストーリーの光景が目に浮かんできて、自分もお店の中にいるような気分になれた。私も少し疲れた体と心をシャールさんの美味しいお夜食を食...
ブクログでの評価が高く、図書館でのおすすめだったため読んでみた本。 タイトルを見た時に「どう言う意味?」と思ったけど、読み進めるうちに分かり、不思議とストーリーの光景が目に浮かんできて、自分もお店の中にいるような気分になれた。私も少し疲れた体と心をシャールさんの美味しいお夜食を食べながら癒してもらいたいと思った。 シリーズ全巻読んでみようかなぁ。
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マカン・マラン、どっかにあるなら是非行きたい。 優しいお料理食べたい。 昔からドラァグ・クイーンとお友達になりたかった。 …でも彼女たちとは上部だけで付き合っちゃいけないのかなとも思う。 地上げに関してはなんとなく想像できたけど、シャールさんのその後は⁉︎ そこは続編があるから、...
マカン・マラン、どっかにあるなら是非行きたい。 優しいお料理食べたい。 昔からドラァグ・クイーンとお友達になりたかった。 …でも彼女たちとは上部だけで付き合っちゃいけないのかなとも思う。 地上げに関してはなんとなく想像できたけど、シャールさんのその後は⁉︎ そこは続編があるから、大丈夫なのは分かるけど、だからなおさら続き読みたい!
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読んでみたいと思っていた作品なので、図書館にあったので借りました!! 深夜にしか営業しない不思議なお店「マカン・マラン」。シャールさんの美味しい料理と優しい言葉に心が温かくなります。 足りなければ、満たせばいい。 空っぽなら、埋めていけばいい。 苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠。 悩むことが大事な時期もある。 どんなに色々なものが足りなくたって、誰もが自分の人生の女王様。 第3話「世界で一番女王なサラダ」のシャールさんの言葉が印象的で、とても良かったです。
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